インターンに参加しようとしている学生がいると思います。
インターンとは、一般的に学生が企業で実際に働き、会社や業務内容について理解することを目的とする職業体験を指します。
インターンと一言でいっても、さまざまな種類がありますので、それぞれのインターンの特徴を見てみましょう。
まずは、短期インターンシップです。
短期インターンシップとは、1dayから2週間程度の短期間のインターンシップを指します。
短期インターンシップは、会社について理解を深めたり、社内の雰囲気を知ったりすることを目的として、会社見学やグループワークなどが行われます。
短期インターンシップでは、実務業務を担当することは少ないため、無給インターンであることが多いです。
次は、長期インターンシップです。
長期インターンとは、報酬を得ながら就業体験を行う学生向けの長期間のインターンを指します。
期間は、一般的に1ヶ月以上であり、学生も社員と同様の実務を任されます。
そして、その仕事が労働とみなされるため、企業から給与が支払われ、有給インターンであることがほとんどです。
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インターンに参加する人の多くは、授業やサークル、アルバイトなどの予定と両立すると思います。
しかし、インターンの勤務時間が分からないとスケジュールを組むのが難しいですよね。
そこで、ここからはインターンの勤務時間について見ていきます。
まず、短期インターンシップでは企業が勤務時間を含めたインターンプログラムを決めていることが多いです。
1dayインターンの場合は、午前中から夕方まで開催されることが多いため、授業のない日や休日に参加することがおすすめです。
続いて、1・2週間のインターンの場合は、企業の営業時間内で4~6時間程度働くことが多いです。
そのため、全休や休日だけでなく授業が半休の日を活用することができます。
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続いて、長期インターンの場合は、シフトによってインターンの開始時間が決まります。
長期インターンは企業の営業時間内に行われるものなので、9時~18時が一般的です。
したがって、授業やアルバイト、サークルなどの予定と調整して、週に3~5日間働くシフトを提出しましょう。
半日働く日や1日働く日などシフトで調整できるので、学業を疎かにしない働き方ができます。
【参考】【5分でわかる!】有給インターンのおすすめ勤務時間・期間・時期を一挙に解説!
インターンの開始時間や勤務時間については理解できたと思います。
しかし、急な予定やどうしても外せない予定があった時どうしたらいいか分かりませんよね。
そこで、ここでは自分のスケジュールとインターンの勤務時間が合わない時はどうすべきかについて解説していきます。
まず、短期インターンシップの場合は、企業が勤務時間を含めたインターンプログラムを決めていることがほとんどです。
そのため、個人単位で勤務時間を変更してもらうことは難しいでしょう。
また、複数日程の短期インターンシップは基本的に全日程参加することが前提となっているため、全日程参加できるスケジュールを組みましょう。
どうしても、スケジュールが合わない場合は、調整可能かどうか連絡してみてください。
続いて、長期インターンの場合は、シフトで勤務時間を決めるため、個人の予定と調整できることが多いです。
まず、授業やサークルなどの事前に分かっている予定は、長期インターンの雇用時に企業側に相談するようにしましょう。
学業が第一優先なので、授業や学校行事の予定を優先して、シフトを調整してくれることがほとんどです。
次に、長期インターン契約後に、シフト調整が必要な場合は、上司に相談しましょう。
ゼミの合宿や個人的な予定など、雇用時には分かっていなかったスケジュールは、早めに相談することでシフトを調整してもらうことができます。
ギリギリの予定だとシフト調整が難しかったり、仕事の引継ぎが上手くいかなかったりするので、余裕を持って上司に勤務時間の調整が可能か聞いてください。
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インターンの勤務時間と個人的なスケジュールの調整については分かりましたか。
学業を優先して、インターンに参加するにはスケジュール管理が重要になります。
その点、長期インターンは短期インターンに比べて働き方もさまざまであり、個人の予定と調整しやすいです。
そこで、ここからは長期インターンのさまざまな働き方を3つご紹介します。
1つ目は、リモート勤務です。
リモート勤務とは、会社に出社することなく業務を行う働き方です。
新型コロナウイルスの影響によって、リモート勤務を採用する会社が増えているため、リモート勤務の長期インターン求人も多くなっています。
リモート勤務であれば、地方の学生も首都圏の企業で長期インターンをすることが可能であり、大学や自宅だけでなくカフェなど好きな場所で働くことができます。
【参考】オンライン・リモート可の有給インターンのメリットとデメリットを解説!
2つ目は、土日に出勤する働き方です。
長期インターンは一般的に企業の営業時間内に実施されますが、授業のある学生のために土日に出勤できる長期インターンもあります。
平日に授業がたくさんあり、半休や全休を作ることが難しく、長期インターンへの参加を諦めてしまっている人は、土日出勤可能なインターンを探してみてください。
3つ目は、時短勤務についてです。
時短勤務とは、7・8時間のフルタイムで働くのではなく、3~6時間程度の短時間働くことを指します。
時短勤務であれば、半休の日や空きコマを活用して働くことが可能です。
授業が忙しい人やまとまった時間を確保しづらい人は、時短勤務可能なインターンを検討してみましょう。
今回は、インターンの勤務時間が何時からであるかについて解説しました。
インターンに初めて参加する人は、何時からインターンが始まるのか、どのくらい働くのかがイメージしづらいと思います。
そのため、この記事を参考にして、授業や個人の予定などを調整可能かどうか考えてみてください。
学生は学業が第一優先なので、授業に支障がないようにインターンの勤務時間を調整しましょう。