多くの大学生はアルバイトで初めて社会経験を得ると思います。
しかし、アルバイトではバイトが任される業務と社員が担当する業務が区別されており、責任が大きい仕事は社員が担うことが多いです。
また、大学生がアルバイトで経験できる業種は限られており、接客などサービス業が中心となっています。
そのため、アルバイト経験のみで大学3年時くらいから就活を進めるとなると社会構造や自分の将来像への理解度が不足してしまいます。
社会経験の少ない大学生にとって就活で有効になるのが長期インターン経験です。
長期インターンでは社会経験がなくスキルを持っていない学生でも、社員と同様に実務を担当することができます。
もちろん最初は基本的なビジネススキルを身に着けることから始まりますが、1人である程度の仕事ができるようになると裁量権も与えられ、自主的な働きが経験できます。
実際に企業の内部で働くことにより、企業や業界への理解が深まったり、自身の将来について考えるきっかけを得られたります。
また、長期インターンでは接客業などサービス業種だけでなく、マーケティングやエンジニアなどの仕事も経験可能です。
就職する前に実体験から自身の適性を知ることにより、就活でより自分に合う企業を探すことが可能になります。
参考記事:https://voil-intern.com/articles/180
長期インターンは就活を控えている大学生にとって貴重な機会だと述べました。
大学生のうちに長期インターンを経験しておくことがおすすめですが、長期インターンを実施している企業の中にはブラック企業が存在するため、注意が必要です。
長期インターン先を探す際は、ブラック企業がどんな企業なのか理解し、避けられるようにすることがポイントになります。
ここでは、ブラック企業やブラックな長期インターンの特徴をお伝えするので、しっかりおさえておきましょう。
長期インターンでは学生も実務を担当するため、労働者と扱われます。
企業は労働者として扱っている者が仕事を遂行したら、給与を支払う義務を負います。
そのため、実務を担当しているにも関わらず、無給で働いていたり、給与はもらっているものの最低賃金以下だったりする長期インターンは違法なブラック長期インターンに該当します。
長期インターンを始めると長期インターンが優先事項となるため、プライベートな時間が減ってしまいます。
しかし、学生の本分は学業なので、いくら長期インターンが優先だからといっても学業を疎かにすることはできません。
授業やテストの予定があるにも関わらず、シフトが調整できない場合は、学生思いでないブラックな長期インターンである可能性が高いです。
長期インターンでは実務を担当するため、学生も主体性が求められています。
とはいっても、最初はわからないことばかりなので、基礎的な教育が必要です。
また、ある程度仕事ができるようになっても、周りのサポートや上司からのフィードバックは必要不可欠です。
裁量権が大きいからと言って、教育制度がなかったり、フィードバックがもらえなかったりする長期インターンは学生自身に学ばせるという名目で働かされている恐れがあるので、注意しましょう。
せっかく長期インターンを探そうと思ったのにブラックな長期インターンが存在していることを知ると、怖くなりますよね。
また、参加してみたら思った長期インターンと違うというのも不安だと思います。
ここでは、ブラックな長期インターンを見抜く方法をまとめるので、ぜひ参考にしてみてください。
まず、長期インターン探しが初めてで自分では見抜けないけど、ブラックな長期インターンを避けたい人はエージェントの活用がおすすめです。
自分1人でいろいろな求人を検索して探す方法もありますが、ブラックな長期インターンであることを一発で見抜くことはなかなか大変です。
しかし、経験者の口コミや企業の評判から求人を選定しているエージェントを活用すれば、ブラックな長期インターンを避けることができます。
また、エージェントを通すと選考対策も合わせてすることができるので、一石二鳥です。
いくつかの長期インターンを見てきたからエージェントはなくても大丈夫という人は、求人内容を細部まで読みましょう。
ブラックな長期インターンは給与額をはっきり記載していなかったり、勤務時間やシフトの調整について書かれていなかったりします。
求人内容が希薄だなと感じたときはブラックな長期インターンである恐れがあるので、口コミや面接の質問時間によく確認しましょう。
長期インターンにはブラックなものもあれば、ホワイトなものも存在します。
せっかく時間を割いて参加するならホワイトな企業で働きたいですよね。
ホワイトな長期インターンを実施している企業の特徴は、大きく2つあります。
1つ目は離職率が低いことです。
長期インターン生のみならず、新卒や中途採用などの正社員の離職率が低い企業はホワイトである可能性が高いです。
また、離職率に関する文言が細かく企業HPに記載されている場合も、後ろめたいことを隠さないホワイトな会社の1つのポイントです。
2つ目は求人がすぐに埋まることです。
長期インターンの求人はほかのインターンに比べて求人が少なく、参加期間が長いことからポストが空きにくいという特徴があります。
応募期間満了を待たずに求人が埋まってしまう企業は学生からの人気が高く、信頼されている会社と言えます。
私は大学3年から長期インターンを始めました。
周りで長期インターンをしている人が少なかったこともあり、長期インターンにブラックとホワイトが存在していることをあまり意識していませんでした。
しかし、社会人になっていろいろな長期インターンを見ていると、教育やサポート体制が少ない企業や、雑務しか任せてもらえない企業はブラックなイメージがあります。
反対に、学業優先で柔軟にシフト調整ができ、ノルマがない長期インターンはだいぶホワイトな企業と捉えます。
ブラックやホワイトと感じる基準は人それぞれですが、勤務時間や給与形態は明らかにブラックかどうか図れるポイントなので、慎重に確認してください。
今回は、ブラックな長期インターンの特徴と見抜く方法を解説しました。
学業が最優先であるにも関わらず、シフト調整ができなかったり、無給で働かされたりする企業はブラックな長期インターンです。
ブラックな長期インターンを避けたい人は、長期インターン求人紹介をおこなっているエージェントを活用して、安心して長期インターン探しをしましょう。