ほとんどの就活選考で聞かれると言っても過言ではないのが、自己PRです。
ES準備をしている学生も自己PRはマストで書くと思います。
自己PRはその名の通り自分をPRするものなので、自分を周りよりも際立たせることがポイントです。
まずは、自己PRの基本的な構成と書く時のポイントをおさえましょう。
自己PRを書く時は、最初に基本的な構成を理解しましょう。
以下の構成に当てはめて書いていけば、わかりやすい文章が書けますよ。
いきなりきれいな文章を書かなくていいので、上記の構成に沿って、それぞれ内容を書き出し、文章化してみてください。
そして、それぞれの項目がうまくつながるように接続部分を考えていきましょう。
自己PRで周りより際立つPRをするには、強みの言い換えと仕事での再現性が大事です。
たとえば、単に「柔軟性」というよりも「文化の違いも面白いと受け入れられる」と言い換えた方が、あなたの考えや価値観がより伝わるオリジナルな表現になります。
以下に例文でも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
(例文)
私の強みは「文化の違いも面白いなと受け入れられる」ことです。
大学1年の夏休みにフィリピンの小中学校で教育ボランティア活動に参加しました。
現地の学生が生活している施設で一緒に2週間暮らしたのですが、日本の暮らしとは異なり、不便なことが多かったです。
しかし、めったにない経験だと思い、冷水でのシャワーや電気が十分にない暮らしも楽しみました。
その結果、早く学生と馴染むことができ、朝から学生とともに家畜の世話をしたり、作物を収穫したりといろいろな作業に連れて行ってもらうことができました。
この経験から私は社会人になってからも、バックボーンが違う人、文化が違う人とのコミュニケーションも楽しめると考えています。
頻出質問である自己PRは、ほとんどの学生が用意しているため、ここだけで内定を得るのは難しいと思っている人もいるでしょう。
しかし、ほとんどの学生が答える自己PRだからこそ、表現を工夫することで内定を勝ち取れるチャンスがあります。
ここでは、自己PRで伝えるべき内容と、面接官を惹きつけるようなコツについてお伝えしていきます。
自己PRで絶対に伝えるべき内容は、強みがどんな経験で活かせたかです。
単に、企業が求める人物像に沿って強みをアピールしたところで、説得力のある経験をしていなければ信ぴょう性に欠けます。
したがって、どんな経験のどの場面で強みが活きたのか根拠となるエピソードを伝えましょう。
また、その強みを今後は仕事においてどのように活かせそうかまで述べてください。
他の就活生と被りがちな自己PRで面接官を惹きつけるには、強みの表現の仕方がカギになります。
あなたの強みはあなたが経験したことからしか生まれない唯一のものです。
そのため、「忍耐力」「行動力」「リーダーシップ」などといったありきたりな表現にまとめるのではなく、自分の言葉に言い換えましょう。
強みの内容を具体化、詳細化していくことがポイントです。
ESを書く段階で、多くの学生が自己PRを用意すると思います。
しかし、最初は何から準備し、書き始めたらいいか悩みますよね。
そこで、ここでは自己PRを作るときの準備リストと、避けるべき失敗例をお伝えします。
自己PRを準備するときは、以下の流れに沿って進めていきましょう。
準備段階でのポイントは、成功体験を全部書き出すことです。
書き出すことで、どのエピソードが志望企業とマッチしていそうか見えてきます。
仕事で活かせる強みやスキルを持っていたとしても、それが企業が求めているものでないとアピールは刺さりません。
そのため、企業が求める人物像をよく理解したうえで、強みとエピソードを選びましょう。
また、同じエピソードでも切り口を変えることで強みを言い換えることができるため、エピソードがないときは視点を変えてみてください。
選考を突破できる自己PRを書くには、それなりのテクニックが必要です。
せっかく時間をかけて準備するからには、完成度の高い自己PRを書きたいですよね。
そこで、ここからは効果的な自己PRを作るための方法を解説します。
1つ目のテクニックは、ストーリーテリング。つまり、物語性のある文章です。
自己PRは過去の経験に基づきながら強みを提示します。
この過去のエピソードを伝えるときに、物語性を取り入れましょう。
絵本を読んでいくときのように、次が気になる話にすることで面接官の興味をひくことができますよ。
誰かのセリフ(言われたこと)や情景を入れられると面接官もそのエピソードを頭の中でイメージしやすくなります。
2つ目は、あなたの価値を伝えることです。
強みやスキルはあなたが提供できる価値になります。
そのため、自分がその企業に入社したらこんな価値があるということを伝えましょう。
企業の課題や今後の動向に触れられると、入社後活躍してくれそうだなと思ってもらえますよ。
自己PRがどういうものかは理解できてきましたか?
ここからは、志望企業の内定をゲットするために、身に着けておきたい自己表現術をご紹介します。
自分のアピールポイントをどのように伝えればいいかわかっていると、話しやすくなりますよ。
自己PRで話す強みは、過去の経験に基づくものです。
そして、それを根拠に仕事で自分ができることをアピールします。
したがって、強みが活きた経験を仕事に置き換えていくことがポイントです。
自分が得意なことを仕事のどんな場面で活かせそうか具体的に考えましょう。
面接官がその場面で活躍できるあなたをイメージできればgoodです。
面接官が聞いていて興味を持つ話をするには、プレゼン能力が必要になります。
自分の強みをうまくプレゼンするには、キーワードを作ることが大切です。
多くの学生は、強みを一単語にまとめがちですが、それだと差別化が難しいです。
したがって、自分の強みを自分なりの表現に言い換え、カギとなるキーワードを見つけましょう。
自己PRをキーに内定を獲得するには、面接官の印象に残ることがポイントです。
しかし、基本的な構成に沿って書いた自己PRだとなかなか周りと差をつけることは難しいですよね。
そこで、ここでは印象に残る自己PRを作るための方法を解説します。
印象に残りやすい話は、基本的な構成に沿ってわかりやすい文章でありつつ、オリジナリティがあるものです。
そのため、抽象的な言葉を具体的に落としていくことが重要です。
また、さまざまな出来事、場面を羅列するのではなく、1つに絞って特定の場面をイメージさせましょう。
自己PR=強みだと捉えている学生が多いですが、企業が知りたいのはその強みをどう仕事で活かすかです。
そのため、強みを発揮したエピソードの紹介だけで終わらないようにしましょう。
エピソードは根拠として述べつつ、仕事でどう活躍したいか、自分がいることで何ができるかを伝えてください。
記憶に残るような自己PRにするには、他にはない魅力を生み出すことがポイントです。
中でも、共感を得やすいようにエモーショナルな魅力がカギになります。
そのため、エピソードには客観的な情報だけでなく主観的な部分、感情面にも触れてください。
あなたがその出来事で何を感じて、どんな思考をしたのかがわかるかが重要ですよ。
ほとんどの面接で聞かれる自己PRは、内定を引き出す絶好のチャンスです。
したがって、自己PRが準備できていればいるほど、内定に近づくことができます。
ここでは、内定を引き寄せる自己PRの特徴をお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。
内定を引き寄せやすい自己PRは、成功体験を伝えているものです。
自分の強みが活きた結果、出来事が成功したエピソードを用いてみましょう。
たとえば、まとまらなかった意見を納得行く形でまとめたことによって、メンバーのモチベーションがあがり、例年より高い成果が得られたなどです。
成果や結果が伝わりやすいエピソードだとアピールポイントが輝きやすいですよ。
多くの学生が選考に進んでいる中で、内定を得るにはやはり周りにないものが必要です。
そのため、面接官の目を引くような自己PRを作成しなければなりません。
しかし、珍しい斬新なエピソードを求めているわけではなく、表現方法の工夫がカギになります。
同じエピソードでも、どんな表現、伝え方をするかで見え方が変わります。
きれいな文章にまとめすぎようとせず、自分の考え、思いが伝わるあなたならではの文章を考えましょう。
さて、ここまでの解説でどんな自己PRにしようかイメージはできてきましたか。
最後により内定に近づくために、効果的な自己PRの方法を解説します。
何に気を付けて、どこにポイントを置けばいいかわかると効果的な自己PRができますよ。
自己PRは基本的な構成に従いつつも、あなたの魅力が全面に伝えられるバランスが重要になります。
たとえば、エピソードがイメージしづらい場合、誤解を生まないように丁寧に説明しなければなりません。
反対に、感情面が伝わりにくい場合は、そこに重点を置く必要があります。
自分の強みが仕事で活きるんだということがどのような話であれば、伝わるのか試行錯誤してみてください。
自己PRはよく聞かれる質問であるかつ、面接官が深掘りしやすい質問です。
したがって、あらかじめ深掘りを予想して自己PRを作っておくのも一つの手です。
そうすることで、自分のイメージにそって話を展開しやすくなります。
たとえば、いくつかアピールポイントがある場合、羅列しすぎると伝わりづらくなるので、深掘りで話すのがベストです。