長期インターンとは、学生が企業でビジネススキルを身に付けながら、実務経験を積めるインターンを指します。
長期インターンは基本的に勤務期間が3ヶ月以上であり、社員と同様の仕事を任されます。
そして、その仕事が労働とみなされることにより、学生も給与をもらうことができます。
そのため、長期インターンは有給インターンと呼ばれる場合もあります。
長期インターン経験が就活に有利になると聞いたことがある人はいませんか。
就活のためには絶対に参加しなくてはいけないのかと疑問に思っている人もいるでしょう。
そこで、ここからは長期インターンに行かない選択肢はあるのかについて解説していきます。
長期インターンに行くか行かないかは、参加目的によります。
たとえば、漠然と新しいことをしたい、何かに打ち込みたいなど、なんとなくの目的である場合は、必ずしも長期インターンに参加することがベストだとは言えません。
なぜなら、長期インターンでは楽しいことだけでなく、時には困難なことや辛いこともあり、参加目的がないと中途半端で辞める可能性が高いからです。
そのため、長期インターンに行くか迷っている人は、なぜ長期インターンをやりたいのか目的をよく考えましょう。
長期インターンへ行くべきかどうかは、参加目的によると述べました。
しかし、長期インターンの経験は就活準備や入社前の学びとしておすすめであるため、迷っているのであれば参加すべきです。
長期インターンは早ければ早いほど、継続できる期間が長くなり、学べることも多くなります。
参加目的は定まっているけれど、いつから始めようか迷っている人はなるべく早めにスタートすることをおすすめします。
長期インターンで学びたいことや得たいスキルは決まっていますか。
せっかく長期インターンに行くなら何かメリットを得たいですよね。
そこで、ここでは長期インターンに行くメリットを5つ紹介します。
1つ目は、就活準備ができることです。
長期インターンに参加するためには、選考を受けなければなりません。
選考では、なぜ長期インターンに参加したいのか、なぜその企業を選んだのかなど志望動機を伝えます。
そのため、就活の前に選考とはどういうものかを知ることができます。
また、実際に仕事を経験することで、自分に向いている仕事や職場環境などもわかるため、自己分析も深められますよ。
2つ目は、早期内定を獲得できる場合があることです。
長期インターンを継続し、企業にとって即戦力となる人材になれると、早期選考を受けられるチャンスがあります。
早期選考は、通常の選考スケジュールよりも早く開催されるもので、インターン生などの特別枠と言えます。
企業は、自社を理解して、社員や職場と相性の良い人材を確保したいと考えているため、長期インターン生は早期内定を獲得できる可能性が高いですよ。
3つ目は、キャリアを考える上での指針が得られることです。
長期インターンで実務経験を積むと、スキルを活かせる業務や将来のビジョンを考えるきっかけが得られます。
また、社員と一緒に仕事をすることで、社会人のさまざまな働き方を知ることができ、ロールモデルとなる人にも出会えるかもしれません。
長期インターンは、これからどんな道を進んでいきたいのかを考えられる機会になるでしょう。
4つ目は、お金をもらいながら様々なことが学べることです。
これは長期インターンならではの大きな魅力です。
一般的に、働いてお金をもらうのであれば、学びやスキル習得は難しいです。
しかし、長期インターンであれば、学びながら給与をもらうことができるため、貴重な機会と言えます。
学びたいことがあるけれど、お金も稼ぎたい人は長期インターンを検討してみましょう。
5つ目は、専門職の場合はスキルアップが見込めることです。
長期インターンでは、基礎的なビジネススキルだけでなく、専門的なスキルも磨くことができます。
専門的な職種に就いた場合、実務経験を積みながら専門的なスキルを向上できるのです。
また、ポートフォリオなども作ることができるので、長期インターンでの経験が就職や次の行動に大きくつながりますよ。
長期インターンに行かないと就活がうまくいかないと考えている人はいませんか。
周りが長期インターンに行っていると焦ってしまいますよね。
しかし、学生は絶対に長期インターンに注力しなければならないわけではありません。
ここでは、注力すべきことが長期インターンでなくても良い人について解説していきます。
まずは、既に個人でプロジェクトや活動に打ち込んでいる人です。
長期インターンではない別の場所で、個人的な活動に打ち込んでいる人は、その活動から基礎的なビジネススキルを得られる可能性が高いです。
また、活動を続けていく中で、自分に向いている環境や苦手なことなども理解できます。
さらに、個人的な活動であれば、前進するためには自主的な姿勢が欠かせないので、主体性も身に付くでしょう。
続いては、研究などが忙しくなかなか時間が割けない人です。
長期インターンに参加すると、平日の日中に働くことになり、授業以外の時間は長期インターンを優先することになります。
しかし、研究や授業が忙しく平日の日中に時間が取れない人は、シフトに入れる日が少ないため、長期インターンを続けることが厳しいです。
したがって、学業の予定が長期インターンの勤務条件と合わない人は、無理に参加しないよう注意しましょう。
最後は、自分で考えて行動し、問題解決をした経験がある人です。
個人的な課外活動はもちろん、アルバイトやサークルなどで自分で行動を起こした経験がある人は、問題解決の方法がわかっていると思います。
また、課題解決を強制されていない環境で、自主的に動ける人は社会に出ても主体的に仕事できる人が多いです。
しかし、自分で考えて課題解決したことがある人でも、長期インターンに参加することで、よりスキルアップできる可能性があるので、興味がある人はぜひ参加してみましょう。