海外長期インターンを検討している方の中には、日系企業で始めるか、非日系企業で始めるか悩む方も多いのではないでしょうか。
今回は、そもそも海外長期インターンを始める前にかんがるべきことから、違いについてまで解説していきます。
海外長期インターンに参加してみたいと考えている方も多いと思います。
しかし、初めての海外長期インターンだと不安がありますよね。
そこで、海外長期インターンを始めるまえに取り組んでおくとよいことについて解説していきます。
いきなり海外長期インターンを始めるのと、事前準備をしてから始めるのでは、その後の成果が変わってくるので、きちんと準備を行いましょう。
まずはじめに、海外長期インターンを始める際は、目的を定めるようにしましょう。
なぜ海外長期インターンを参加するのか、どんなことを学びたいのか、なぜその企業なのか、などについて自分の考えをまとめます。
それから、海外長期インターンにおける目的を明確にしていきましょう。
仮に目的がないままもしくは、あいまいなまま海外長期インターンに参加すると、辛いことがあった場合、途中で辞めたくなってしまいます。
しかし、目的を持っているとそのゴールに向かって踏ん張ることができます。
海外長期インターンを継続するためにも、目的を持つことをおすすめします。
続いて、海外長期インターンを始める前には、勤務時間をきちんと確保しましょう。
せっかく海外長期インターンを始めても、勤務時間が取れないと途中で辞めることになってしまいます。
また、海外長期インターンを優先して、本業の学業が疎かになるおそれもあります。
なので、応募する際は勤務時間を確認し、働ける時間があるのかを検討しましょう。
海外長期インターンに参加する方の多くは、長期休暇を利用するか、休学期間に参加すると思います。
まとまった時間を取って、充実した海外長期インターン生活を送れるように準備しましょう。
最後に、海外長期インターンに参加する際は、事前に語学力を高めておきましょう。
もちろん、現地で長期インターンに参加する中で語学力は身に付きます。
しかし、渡航や日常生活の際にも、語学力は欠かせません。
従って、安心して生活をするためにも、ある程度の語学力は身に着けておく必要があります。
また、語学力が高いほど任される仕事も多くなったり、休暇に観光を楽しめたりもします。
海外長期インターンを存分に経験するためにも、語学力を向上しておいて損はありません。
海外長期インターンに参加する際、国は決まっても企業が決まらないことがあるでしょう。
日系企業か非日系企業かによって、働く環境や仕事が異なります。
自分に合った海外長期インターンに参加するためにも、まずは日系企業と非日系企業の違いについて理解しましょう。
まず、日系企業とは日本の外資系企業のことを指します。
具体的には、日本の企業が海外に拠点を置いている企業です。
なので、会社には日本人の方がいることが多いでしょう。
また、会社によっては社内のコミュニケーションが日本語である場合もあります。
従って、英語やその他の言語を身に着けたい方は、社内で使われている言語についても調べてみましょう。
初めての海外で心配な方、語学力に自信がない方は、日系企業での長期インターンがおすすめです。
続いて、非日系企業とは現地の企業か、日系以外の外資企業のことを指します。
多くの場合は、長期インターン先の国の企業です。
社員は現地の人が多いので、社内でのコミュニケーションも現地の公用語か英語である場合が大半でしょう。
また、日系以外の外資系企業の場合は、その企業の国の方が働いていることが多いです。
社員の出身国も様々であることが多いため、英語を話すことが一般的でしょう。
従って、語学力を高めたい、さまざまな人種の方と働きたいと思う方は、非日系企業で長期インターンをしてみましょう。
日系企業と非日系企業の違いがおおまかに理解できたと思います。
しかし、長期インターンをするうえでの違いをもっと知りたいですよね。
長期インターンで目的を達成するためにも、より自分に合った長期インターン先を選ぶことが重要です。
そこで、最後に長期インターンにおける日系企業と非日系企業の違いを解説していきます。
まず最初に、社内文化の面から見ていきましょう。
日系企業の特徴としては、長期インターン生の教育に熱心であることが挙げられます。
長期間働いてくれて、貢献してくれる学生をインターン生に求めている日系企業では、人材育成に力を入れています。
具体的には、手厚い新人研修や、OJT制度などがあります。
また、分からないことは上司が丁寧に教えてくれる文化があるのが、日系企業です。
もう一つの特徴として、日系企業は残業が多いです。
社員が企業に対して愛が強く、仕事への責任感も大きいため、残業する人が多くなっています。
なので、上司が残業しているからという理由で、退社するのを遠慮してしまうなんてこともあるでしょう。
その一方で、非日系企業の特徴としては、仕事とプライベートを区別することが多いです。
いわゆるワークライフバランスが良いと言われています。
また、企業側も協調性ではなく、個人の実績を求めているので、結果さえ出せれば残業をしなくても問題ありませんし、フレキシブルに働くことができます。
しかし、非日系企業は、実力主義であることが多いので、結果が評価対象です。
従って、企業の利益を上げることを日系企業よりも求められます。
さらに、即戦力になる人が仕事ができる人と考えられているため、結果が出ないとクビになってしまうケースもあります。
続いて、日系企業の社内では、日常会話レベルの語学力があれば大きな問題はありません。
社内に日本人がいることが多いため、日本語が通用します。
しかし、非日系企業の場合は中~上級者レベルの語学力が求められます。
自分以外に日本人がいないこともあり得るため、語学力は必須です。
また、非日系企業は実力主義であるため、語学力が足りず即戦力にならないとクビになってしまう可能性があります。
最後に、インターン生の仕事内容について見ていきます。
日系企業では、日本語を使う仕事もあります。
そのため、営業やマーケティング、事務まで任される仕事の幅が広いです。
また、研修もしっかりしているため、より自分に合った仕事を見つけることができます。
その一方で、非日系企業では、語学力のレベルによって任される仕事が変わります。
語学力が高ければ高いほど、任される仕事の幅が広がります。
しかし、語学力が足りていない場合はできる仕事の幅も限られており、雑務を任されることもあります。
海外長期インターンに参加したい方は、まずなぜ海外長期インターンに参加するのかを明確にしましょう。
そして、海外長期インターンでの目的を定め、その目的を達成できる長期インターン先を見つけてください。
日系企業と非日系企業に関して、どちらを選ぶと良いなどの正解はありません。
自分の目的に合った企業を選ぶことが重要です。
同じ国、同じ分野、同じ職種であっても、企業の特色によって経験できることは大きく異なります。
長期間同じ企業で働くことになるので、海外長期インターン先は慎重に検討しましょう。