有給インターンとは、学生が企業でビジネススキルを学びながら、実務経験を積むことができる学生向けのインターンを指します。
有給インターンでは学生も社員と同様の仕事を任されます。
そして、その仕事が労働とみなされることで、学生も企業から給与をもらうことができます。
実務を担当するためのスキルを習得するためには、最低3ヶ月以上の継続が必要であり、半年以上の継続が推奨されています。
有給インターンに参加したい人の多くは、給料がもらえることに魅力を感じていると思います。
未経験の学生でありながら、給料をもらって企業で働けるのは貴重な機会ですよね。
そこで、ここからは有給インターンでもらえる給料の相場を見ていきます。
有給インターンの給料は、アルバイトと同等かそれ以上もらえることが一般的です。
しかし、給料の相場は企業によって異なります。
なぜなら、有給インターンと一言でいっても、さまざまな職種や業務内容があるからです。
また、時給制や日給制、成果報酬制などの給与形態によって相場はさまざまです。
さらに、地域によっても差があります。
首都圏の企業と地方の企業の正社員の給料にも差があるように、有給インターンでも地域によって給料が変わります。
有給インターンの給料は職種によっても相場が異なります。
営業やマーケティング、人事などの一般的な職種と、デザイナーやエンジニアなどの専門職で分類されることが多いです。
また、成果報酬制やインセンティブがある場合もあります。
時給制の営業職・企画職・人事の給与相場は、1100~1500円です。
そして、時給制のデザイナーやエンジニア、編集の給与相場は、1500~2000円であり、成果報酬制の場合は、1契約3000~6000円となっています。
有給インターンでもらえる給料には、交通費が含まれていることが多いです。
自宅や大学などからインターン先に出勤する場合、電車やバスなどの交通費がかかりますよね。
それらの費用は、業務にかかるいわゆる経費に該当するため、企業から支給されることが一般的です。
交通費を支給してもらう際は、かかった交通費が証明できる領収書などが必要になります。
有給インターンに参加する理由はさまざまですが、お金を稼ぐことを1つの目的にしている人もいると思います。
せっかく時間を確保して働くのであれば、たくさん給料をもらいたいですよね。
しかし、入社する前の交渉はあまりおすすめできません。
なぜなら、入社前だと仕事の出来や成果が示せていないため、給料を上げる判断が難しいからです。
そのため、給料を交渉したい人はできる仕事が増え、結果を出してからにしましょう。
有給インターンの求人を調べていると、気になるものがいくつか出てくると思います。そんなときに何を基準にして選んだらいいか悩みますよね。
志望先を決める軸には、給料や業務内容、社風などさまざまなものがあります。
そこで、ここでは有給インターンを選ぶときは給料よりも仕事内容を優先すべきなのかについて見ていきます。
給料が高くても、仕事内容が自分に合っていないと有給インターンを続けることは難しいですよね。
しかし、給料はそっちのけで仕事内容を優先すればいいというわけでもありません。
なぜなら、納得の行く給料がもらえているとモチベーションを保つことができるからです。
また、もらっている給料に応じて責任感も変わり、自己評価も変動します。
仕事内容だけでなく、自分が担当する業務に対して支払われる給与もキャリアに影響していることを理解しておきましょう。
有給インターンを探すときは、何を学びたいか、どんなスキルを身に着けたいか考えますよね。
この有給インターンに参加する理由や目的が明確になるほど、仕事内容を重視し、給与は二の次になるかもしれません。
しかし、仕事の対価である給与はモチベーションや自己評価につながるものであれるため、仕事をするうえでとても大事な指標になります。
複数の求人で迷っている人は、業務内容だけにこだわらず、比較検討し、なるべく広い視野を持って考えられるようにしましょう。
自分に合った有給インターンを見つけられるか心配な人もいるでしょう。
有給インターンの求人はさまざまな方法で探せるため、いろいろな方法を試してみることがおすすめです。
たとえば、志望業界や職種が定まっていない人は、キャリアセンターやエージェントを活用し、自分に向いていそうな企業を紹介してもらう方法があります。
また、有給インターンに求める条件が決まっている人は、求人掲載サイトや企業のHPを見て複数の求人に目を通してみましょう。
気になる企業がいくつかある人は、実際にインターンに参加した人の口コミやSNSの情報から具体的な情報を得ることもおすすめですよ。
今回は、有給インターンの給料相場について解説しました。
有給インターンの給料は、アルバイトと同等かそれ以上が一般的です。
しかし、職種や担当する業務、地域によって差があります。
給料は、モチベーションや自己評価につながるため、仕事をするうえで意外と大事なものです。
学びたいことや身に着けたいものがあると、業務内容に目がいきがちですが、給料も確認したうえで求人に応募しましょう。