周りの友人がインターンに参加し始めると、「自分も参加しようかな」と考えますよね。
近年は、インターンに参加する学生が増えていますが、就活をするには絶対にインターンに参加しないといけないのでしょうか。
まずは、インターンには絶対に参加した方が良いのかどうか見ていきましょう。
結論ですが、インターンへの参加は絶対ではありません。
なぜなら、1つもインターンに参加していないからといって内定獲得ができないというわけではないからです。
しかし、社会で働いた経験がない学生がその状態で就活を進めると、仕事への適性や理想の働き方を考える際、イメージに頼ることになります。
なので、仕事に対する考えを具体的にしたり、他の学生の動き方を知ったりするためにも、就活序盤ではいろいろな企業のインターンに参加してみるのがおすすめです。
インターンに参加することで、面接や選考に慣れることができます。
本選考は、内定がもらえるかどうかが決まる選考なので、とても緊張するものです。
しかし、就活が本格的に始まる前にインターンの選考を経験しておくことで、面接の雰囲気を知ることができます。面接は場数を踏むことで慣れることができるものなので、緊張で本領発揮できない場合を避けるためにも、インターン選考を経験しておきましょう。
インターンシップには、短期だけでなく長期のものもあります。
なので、どのインターンに参加するかは、インターンに参加する目的によって決めることが大切です。
特に、以下のような目的を持っている人は、短期よりも長期インターンがおすすめです。
インターンに参加する明確な目的がある人は、ぜひ1ヶ月以上の長期インターンを検討してみてください。
気になる企業のインターンに複数社参加したい人には、短期インターンがおすすめです。
そして、短期インターンに参加する前には、どんなメリットがあるか知りたいですよね。
ここでは、1day~2週間の短期インターンに参加するメリットを解説していきます。
まずは、業界・企業研究に活かせることです。短期インターンは、就業体験をするよりも、会社や仕事について話を聞いて理解を深めることがメインのプログラムです。そのため、会社見学や社員の話を通して、業界の特徴や事業内容を詳しく知ることができます。
したがって、短期インターンは「この業界ではどんな仕事をしているのか」「この会社では何に力を入れているのか」などを知りたい人に、おすすめなインターンです。
続いて、短期インターンでは会社の雰囲気を肌で感じることができます。
短期インターンでは、オフィスや工場を見学したり、社員の方に質問をしたりする時間があります。そのため、会社の中に入って仕事をしている様子が見れるので、雰囲気を直接感じられます。
社内の雰囲気はインターネット上の情報からは分からないので、気になる企業がある人はインターンに参加して、自分に合いそうかどうか判断する経験にしてみましょう。
最後に、短期インターンに参加するとそのまま選考に進める場合があります。
短期インターンへの参加を選考の第一ステップとしている企業があるからです。
そのため、短期インターン参加者に絞った特別な選考ルートが存在する場合があります。志望企業がある人は、その企業が短期インターンを選考の一つにしていないか確認してみてください。
短期インターンが選考に直結しない場合でも、会社をよく理解するためにインターンに参加することはおすすめですよ。
インターンに参加する目的を持っている人には、長期インターンがおすすめです。
長期インターンを始めると、学業の次に長期インターンを優先することになるので、何かメリットを得たいと思っている人が多いはずです。
長期インターンに参加するメリットはたくさんありますが、ここでは特に大きい3つのメリットを解説します。
1つ目は、自己分析に活かせることです。
社会に出て仕事をした経験がない学生にとって、自分に向いている仕事や業務で活かせる強みを分析することは難しいです。
しかし、長期インターンに参加すると、実務を経験できるので、仕事への適性や気づいていなかった能力を知ることができます。
なので、やってみたい仕事や将来のキャリアが決まっていない人こそ長期インターンに参加するのがおすすめです。
2つ目は、基礎的な社会人スキルを身に着けられることです。
長期インターンでは、学生も社員と同様の実務を任されます。そのため、社会人として必要となる基礎的なスキルを習得する必要があります。
長期インターンでは、基礎的なスキルを学びながら、給与をもらって働くことができます。
なので、他の学生に差を付けたい人は、学生のうちに長期インターンで基礎的なスキルを身に着けておくことがおすすめです。
3つ目は、就活でのアピールになることです。
長期インターンに参加すると、社会人として必要な基礎的なスキルを身につけられるだけでなく、責任を持って何かやり遂げるという経験が得られます。
特に、困難な場合でも目標に向かって課題を解決する力は、仕事で求められる能力です。なので、学生のうちに企業で実務経験を積み、目標達成のために努力した経験は就活で評価されるものになりますよ。
気になる企業が複数社ある人は、どの企業のインターンに参加すべきか迷いますよね。
「何社のインターンに参加したらいいのかな」と悩んでいる人も多いと思います。
そこで、最後に実際インターンは何社参加すべきなのかについて解決していきます。
まず、行きたい業界が明確に決まっている人の場合は、1~2社参加するのがおすすめです。
なぜなら、業界が絞られている状態で、何十社も参加すると軸がブレてしまう可能性があるからです。
そのため、気になる業界のインターンを1~2社経験しましょう。
そして、その業界がピンと来ない場合は、別の業界に少しずつ広げていってください。
続いて、業界や職種がまだ決まっていない人の場合は、5~10社参加するのがベストです。
この5~10社は、職種や業界がバラバラのインターンを選んでみましょう。
なぜなら、実体験から向き不向きや新たな興味を知るきっかけになるからです。
複数社のインターンに参加した結果、志望が明確になったら、長期インターンに挑戦してみることもおすすめですよ。
今回は、インターンへの参加が0でも就活できるかどうかについて解説しました。
結論、インターンは就活のために絶対に参加しなければならないものではありません。
しかし、会社を深く理解したり、仕事の向き不向きを知ったりするには、インターンに参加し、実体験から考えることが大切です。
なので、志望業界や職種がまだ決まっていない人には、短期インターンを。
インターンに参加する目的が明確になっている人には、長期インターンをおすすめします。