春インターンに興味を持っている学生がいると思います。
インターンにはさまざまな種類がありますが、春インターンがどんなインターンかは知っていますか。
まずは、春インターンとはそもそもどんなインターンなのか見ていきましょう。
春インターンは本選考が近づく春休みに実施されます。
なので、企業側が優秀な学生を本選考へ導こうと学生のスキルや適性を測ることが目的となっています。
また、プログラム内容も他の短期インターンシップとは異なり、春インターンでは学生のスキルや適性を測るための課題解決型ワークが多いです。
サマーインターンシップは春インターンと同様に短期インターンシップが基本ですが、企業のことをじっくり知ってもらうために1~2週間の期間で開催されることが多いです。
しかし、春インターンは優秀な学生をインターンで確保したいという企業の思いから1dayインターンがたくさん開催されます。
また、会社見学や説明会がメインであるサマーインターンシップと比べて、春インターンでは学生のスキルを測れる企業独自の課題解決グループワークがメインプログラムとなっています。
春インターンは、ベンチャー企業や外資系企業、コンサル業界で開催されることが多いです。
なぜなら、これらの企業は経団連に加入していない企業が多く、就活の選考ルールに従わなくてもよいからです。
春インターンは本選考に近い時期に開催されるため、春インターンへの参加が選考へのステップになっている場合もあります。
なので、「春インターンに参加していないから選考に進めない」なんてことがないよう、気になる企業が春インターンを実施している場合は積極的に参加することをおすすめします。
春インターンの基本は短期インターンシップであり、1日~3週間程度の期間で開催されます。
それから、多くの就活生と関わって優秀な学生を見つけたいと企業は思っているため、他のインターンシップに比べて1dayインターンシップの開催が多いです。
春インターンを実施することが多いベンチャー企業では、長期インターンを実施していることも多く、長期インターンであれば通年募集があります。
長期インターンには春インターンにないメリットがたくさんあるので、春インターンに参加しようとしている人は、ぜひ長期インターンへの参加も検討してみてください。
春インターンは、全学年を募集対象としていることが多いです。
反対に、サマーインターンシップは就活生を対象としている場合が多いので、この場合は1・2年生は参加できません。
なので、インターンシップを探している1・2年生は春インターンを狙ってみましょう。
就活が本格的に始まる前からインターンに参加することで、仕事への向き不向きや自分の強みを理解することができ、仕事や働き方に対する考えを持つきっかけになりますよ。
【参考】日本女子大学_インターンシップ
春インターンに参加したいと思っている人はどんな目的を持っていますか。
せっかく春インターンに参加するからには、何か得たいものがあると思います。
そこで、ここからは春インターンに参加するメリットを解説していきます。
春インターンのメリットを理解して、インターンへの参加目的を考えてみてください。
春インターンは春休みに開催されるので、普段授業やテストなどの予定でインターンへの参加を諦めていた人でも参加できるインターンです。
また、春インターンは1dayのものが多いので、まとまった時間を確保しなくても参加することができます。
なので、長い休みである春休みにはぜひ複数の企業の春インターンに参加してみてください。
春インターンへの参加が選考の1ステップになるチャンスかもしれませんよ。
本選考が始まる前に春インターンに参加することで、企業の特徴や強みとなるスキルなどを理解できるきっかけが得られます。
多くの学生は社会に出て働いた経験がないため、志望動機や自己PRで仕事に対する考えを話すことが難しいです。
しかし、春インターンに参加して実体験から将来を考えることで、説得力のある話ができるようになります。
企業は「優秀な学生を本選考に進めたい」と思って春インターンを実施しています。
そのため、春インターンで企業の課題を解決するために成果を上げられると、早期選考や特別選考に進める可能性があります。
一般的な選考ルートよりも先に内定がもらえるチャンスもあるので、企業に合ったスキルや適性を見てもらえるよう、企業の求める人物像を理解しましょう。
春インターンは低学年も参加しやすいインターンシップです。
なので、早いうちから春インターンに参加しようとしている1・2年生も多いと思います。
そこで、ここでは低学年が春インターンに参加するメリットを解説していきます。
春インターンは1dayインターンが多いので、授業やサークルなどの予定があり、インターンに参加する時間が確保しづらい低学年でも参加しやすいインターンです。
また、複数の企業の春インターンに参加することができるので、さまざまな業界や職種のインターンを経験できます。
低学年の人は多くの業界や職種の春インターンに参加して、ぜひ幅広い企業研究をしてみてください。
これまで見てこなかった業界や職種に興味を持つきっかけになるかもしれませんよ。
就活生になる前からインターンに参加することで、早いうちから実体験をもとにした将来設計ができます。
就活選考で聞かれる志望動機や自己PRでは、仕事に対する考えや業務で活かしたいスキルなどを話しますが、実体験がないと具体的な話をすることは難しいです。
なので、低学年のうちから春インターンに参加して、どんな働き方が合っているのか、強みを活かせる職種は何かなど自分の適性を理解しましょう。
多くの1・2年生はまだ就活や将来の仕事を具体的には考えていないと思います。
しかし、就活や就職では低学年も含めた大学時代の経験を問われます。
そのため、低学年のうちから春インターンを経験することで、残りの学生生活をどう過ごそうか考えることがおすすめです。
また、就活だけでなく人生設計をして、今やっておくべきことが分かるので、今後の見通しを立てることにもつながります。
【参考】学年不問!!1・2年生(1・2回生)でも短期インターンに参加すべき!! 2017/05/04
3年生の皆さんは、就活について本格的に考えだしている頃だと思います。
周りがインターンを始めていたり、就活サイトに登録していたりすると焦りもあるでしょう。
そんな状況からインターンに参加してみようかなと思っている方はいませんか。
ここでは3年生が春インターンに参加するメリットを解説するので、ぜひメリットを知って春インターンに参加してみてください。
多くの3年生が就活を意識していますが、春休みの時点でインターンに参加している人は少ないです。
なぜなら、3年生が参加するインターンはサマーインターンシップがメインだからです。
なので、春休みに開催される春インターンに参加することで、周りよりも一足先に就活へのスタートダッシュを切ることができます。
春インターンは課題解決型のプログラムが多いので、春インターンに参加すると業界や職種についての理解が得られます。
また、自分の強みや活かせるスキルも知れるので、実体験をもとにした自己分析ができるようになります。
自己分析や企業研究は実体験がないとなかなか深みが出ないので、就活前の春インターンは就活を控えた3年生にとてもおすすめです。
3年生になると授業やテストなど学業の予定も減って、まとまった時間が確保しやすいと思います。
就活までにまだ余裕のあるこの時期には、春インターンだけでなく長期インターンへの参加もおすすめです。
長期インターンでは社員と同様の仕事を任され、実務に活かせるスキルを身に着けることができます。
また、実際に働いた経験から「将来どんな働き方をしたいのか」「強みが活かせて向いている仕事は何か」などを考えるきっかけにもなります。
長期インターン生として企業で働いた経験は説得力のある話をすることにもつながるので、就活にも活かせる経験となりますよ。
【参考】【有給インターンを始めようか迷っているあなたへ】有給インターンは3カ月から?いつから始めるのが最適?
4年生の皆さんはエントリーや本選考が始まり、就活真っ只中だと思います。
企業のことをよく理解してミスマッチを防ぐために、春インターンへの参加を検討している人も多いでしょう。
そこで、ここでは4年生が春インターンに参加するメリットを解説していきます。
4年生を募集対象とする春インターンの中には、内定直結型のインターンがあります。
内定直結型の春インターンとは、インターンのプログラムにおいて企業が求める成果を上げた人に対して内定を出すというものです。
なので、内定直結型の春インターンで内定を獲得するためには、企業が求める人物像を理解し、企業が抱えている課題を解決に導けるよう企業理解を深めておきましょう。
すでに就活を終えた4年生もいると思います。
学業の予定が少なく、残りの学生生活で新しいことをしてみたいと思っている方はいませんか。
そんな4年生におすすめなのが、長期インターンです。
長期インターンとは報酬を得ながら実務経験を積むことができる、学生向けの長期間インターンのことを指します。
長期インターンでは実務に活かせるビジネススキルを身に着けることができるので、春から新入社員になる4年生におすすめのインターンです。
長期インターンで同期より一歩先にスキルを身に着けて、入社後に成長のチャンスを掴めるように準備してみましょう。
ここまでの解説で、早速春インターンに参加したくなった方がいると思います。
しかし、インターンが初めての人は自分に合う春インターンの探し方が分からないでしょう。
膨大な企業の中から強みを活かせたり、理想の会社の雰囲気だったりする自分に合う企業を見つけるのはなかなか難しいです。
なので、初めて春インターンを探す人には、以下の探し方がおすすめです。
大学の就職支援室やキャリアセンターでは、インターンの求人情報を聞くことができます。
大学の就職支援室にある求人は、先輩たちがインターンに参加した企業や、OBOGがいる企業が多いです。
そのため、どんな企業なのか質問することができ、場合によっては選考のポイントなどを教えてもらえることもあります。
初めてのインターン探しで不安がある人は、まず大学の就職支援室を訪ねてみましょう。
春インターンの求人は企業のホームページから直接探すことができます。
春インターンを実施している企業は、自社のサイトに求人情報を掲載しています。
なので、気になる企業がある人はその企業のHPを検索してみてください。
募集中の求人がある場合、そのサイトから直接応募することができます。
人気なインターンは早く募集人数に達してしまい、応募できないという可能性もあるので、早めの応募がおすすめです。
春インターンに参加したいけれど気になる企業がまだ見つかっていない人もいると思います。
そんな方は、さまざまな業界の春インターン求人を探せる求人掲載サイトを活用しましょう。
求人掲載サイトでは、勤務場所や勤務時間、職種などの条件を絞って求人を検索することができます。
そのため、複数の企業の求人を比較検討しやすく、より自分に合った企業がどこか判断しやすいです。
インターン内容を比べて、興味のある業界や職種を知りたいと思っている人はぜひ掲載サイトで求人を探してみてください。
【参考】リクナビ2024
今回は、就活を控えて3年生に向けて春インターンについて解説しました。
春インターンは短期インターンシップですが、短期インターンシップの代表格であるサマーインターンシップと異なる点がたくさんあります。
特に、春インターンは会社見学や説明会がメインであるサマーインターンシップとは違い、企業の課題を解決するグループワークがメインプログラムとなります。
なので、春インターンは選考に直結するインターンシップに参加したいと思っている人におすすめのインターンです。
春インターンは1・2年生も参加できるものが多いので、将来について考えたり、仕事に対する考えを深めたりするためにもぜひ参加してみてください。