長期インターンとは、学生が企業で働き、実務経験が積めるインターンシップのことを指します。
長期インターンでは、学生でも社員と同様の仕事を任されます。
そして、その仕事が労働とみなされることにより、学生にも給与が支払われます。
長期インターンの給与形態は、主に時給制、日給制、成果報酬制の3つです。
長期インターンの参加期間は3ヶ月以上が一般的であり、専門的なスキルを身に着けるには半年〜1年以上の継続が求められています。
長期インターンを実施している会社はベンチャー企業が多く、また首都圏の求人数が多いため、1ヵ月以上の長期インターンを経験している学生は東京圏に集中している傾向があります。
また、長期インターンの期間が長くなるほど、理系学生の参加割合が高いです。
参考記事:https://careers.umbc.edu/employers/internships/what-is-an-internship/
結論、長期インターンは通年で募集している企業が多いため、いつからでも始めることが可能です。
ただし、長期インターンをするからにはその経験を就活に活かしたいと思う人が多いため、就活前に始めるのが基本的と言えます。
長期インターンは企業の営業時間に開催されているインターンなので、平日の日中がメインの勤務時間です。
しかし、大学生であれば平日の日中は授業が入っているので、授業数が多い1・2年生だと勤務時間を確保することが難しいでしょう。
また、3年生〜4年生になる春休みには就活が本格化するため、単位を取り終わってからだと就活がメインとなり、長期インターンに時間を割きづらくなると思います。
したがって、大学に慣れてきた大学2年生〜就活が本格化する前の大学3年生冬あたりが基本的な開始時期となります。
とは言っても、長期インターンはいつからでも参加できるため、参加したいという気持ちが強いときに参加するのが1番です。
参考記事:https://jsite.mhlw.go.jp/hyogo-roudoukyoku/content/contents/001260876.pdf
「長期インターンはいつからでも始められるよ」と言われても、開始するタイミングに迷ってしまいますよね。
基本的な開始時期はありますが、どのタイミングでもメリット・デメリットがあります。
ここでは、学年別で長期インターンを始めるベストなタイミングをまとめていくので、ぜひ参考にしてみてください。
大学1年生は新しい環境になり、授業数もみっちり詰まっているため、長期インターンの時間を確保するのは難しい時期です。
しかし、就活が始まるまでに1番余裕がある時期でもあります。
授業に支障をもたらさず、勤務しやすい長期インターンがあればぜひ1年生のうちから参加してみてください。
早くから仕事や働くことについて考えることにより、ゆっくりキャリアを考えることができます。
また、卒業後の進路は就活だけでなく院進学や留学、起業などさまざまな選択肢があるため、そちらのステップに向けた準備時間も十分に確保できますよ。
大学2年生の後半になると授業数も落ち着いてくる頃かと思います。
授業が詰まっていると空きコマや半休が少なく、長期インターンに参加しづらいと思うので、授業数が減ってきた頃がベストタイミングです。
長期インターンに参加するときは時間割の組み方も重要なポイントです。
空きコマをまとめて半休を作ったり、全休日を確保したりと長期インターンに参加する時間を確保しましょう。
大学2年のうちに長期インターンをスタートすれば、就活まで余裕がありますし、新しく興味を持つものがあったときそれに挑戦する時間も十分ありますよ。
大学3年生になるとキャリア講座や説明会が始まり、いよいよ就活意識が高まってくると思います。
就活のために何か経験を積もうと長期インターンに興味を持つ人が増えてくる時期であり、人気な長期インターン求人は早く埋まってしまいます。
自分に合う企業で長期インターンをするためにもスタートダッシュが肝心な時期です。
また、サマーインターンに向けて動き出す学生が多いですが、サマーインターンは短期インターンなので実務経験を積むには長期インターンがおすすめです。
長期インターンに参加しながら、短期インターンに参加することも可能なので、就活が本格化する前をベストタイミングとして捉えてましょう。
大学4年生の春〜夏は就活の本選考真っ只中なので、長期インターンとの両立は少し難しいかもしれません。
そのため、大学4年生から長期インターンを始める場合は、内定先での長期インターンがおすすめです。
就活が終わり、授業数もほとんどない時期になると長期インターンに目一杯時間を取れるでしょう。
入社前に同期より一足先に長期インターンで仕事を覚えておくことで入社後早く成長できますよ。
参考記事:https://www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/intern/guidebook-katsuyo.pdf
長期インターンはいつからでも始められるので、自身のベストタイミングを探すのが1番です。
しかし、大学の授業やサークル、アルバイトなどほかの予定との兼ね合いで参加を悩んでいる人がいると思います。
ここでは、長期インターン開始時期を決める際に、確認しておいてほしいポイントをお伝えするので、チェックし、ベストタイミングを見つけましょう。
学業と両立できるか
時間割に半休や全休があるか
いつまで継続するか計画はあるか
長期インターンの参加目的は明確か
複数の求人を見比べたか
就活と両立できるか
上記がクリアできれいれば、今が長期インターンを始めるベストタイミングと言えるでしょう。
長期インターンに参加するときは、なぜ参加するのかという目的や目標とどれくらい続けるのかという参加時期も重要です。
また、慌てて長期インターン先を決めたり、就活に有利になるために忙しい中始めたりしないように計画を立てましょう。
長期インターンを始めるベストタイミングはイメージできましたか。
さっそく長期インターンに参加したいと思った人がいると思いますが、長期インターンは選考を受けないと参加できません。
ここでは、長期インターンに参加するまでに必要な準備とスケジュールを解説します。
長期インターン選考に向けて必要な準備は以下のとおりです。
自己分析
業界や企業研究
ES作成
面接練習
適性検査対策
多くの長期インターン選考ではESや履歴書などの書類選考と面接選考があります。
これらに合格するには、上記の準備が必要で、およそ1ヵ月〜2カ月の準備期間を確保しておくと安心です。
最短2週間程度でも可能ですが、準備不足で選考に落ちてしまっては苦い経験になってしまうので、準備を十分に行った状態で選考に臨めるように早めから取り掛かりましょう。
私は大学3年生の夏から長期インターンを始めました。
選考は書類とオンラインでの面談でした。
大学2年の秋ごろから自己分析や業界・企業研究をしていたため、慌てることはなかったですが、書類作成に時間がかかったことを覚えています。
自己分析である程度まとめていても、いざ決まった字数におさめるとなると修正に思ったよりも時間がかかりました。
なので、すでに就活情報に触れている人でも1ヵ月前から準備に手を付けておくことをおすすめします。
自己分析や業界企業研究が初めてという人は焦らないためにも1〜2ヶ月ほどの余裕を持った時間を取りましょう。
今回は、長期インターンはいつから始まるのがベストタイミングなのかについて解説しました。
長期インターンは通年採用の企業が多いので、いつからでも始められます。
しかし、長期インターンの経験は就活に活かしたい人が多いと思うので、大学1年の後半〜大学3年秋頃が開始するベストタイミングと言えるでしょう。
授業が落ち着き、就活までにまだ時間がある時期に参加してみてください。