就活の面接は、なかなか慣れず、緊張しますよね。
しかし、そんな場を乗り越えて、志望企業の選考に受かりたいと熱意ある人が多いはずです。
そこで、まずは就活生が知るべき面接を成功させる秘訣のポイントを解説していきます。
面接では、すごい経歴や成果ではなく面接官とのコミュニケーションが重要です。
どれだけ優秀な人であっても、面接官が聞きたい回答が話せなければそれは伝わりません。
周りの就活生を差別化を図るには、ありきたりな表現ではなく自分の言葉で話すことを大切にしましょう。
準備や対策を通して、お手本のような例文を見ると思いますが、それらを丸暗記するのではなく、面接官の質問の意図を自分の頭で汲み取って話すことがポイントです。
面接に苦手意識を持っている人は、初対面の人と話すことや、怖そうな人だったらどうしようという不安があると思います。
面接は堅い雰囲気でおこなわれることも多いので、普段優しい人でも怖く見えてしまいがちです。
しかし、面接官に委縮していては、良好なコミュニケーションは取れません。
アピールポイントを正確に伝えるためにも、相槌を打って話を聞き、質問の意図をおさえて回答をしましょう。
質問の意味が掴めなかったり、回答に困ったりした時は、あいまいにするのではなく素直に聞き返し、確認することが大切です。
面接対策というと自分の言葉で回答を考えておくことだと思う人が多いでしょう。
しかし、面接では受け答えだけでなく、マナー面も見られています。
素晴らしい回答なのに、面接中の態度に問題があるとならないよう、守るべきマナーをきちんとおさえておきましょう。
面接でよく見られているのが、姿勢と視線です。
程よい緊張をしていれば、背筋が伸びて、シャキッと座っていると思います。
しかし、足が揃ってなかったり、手がだらしなかったりすると姿勢や態度が悪いという印象になってしまいます。
また、求められている回答ができたとしても、視線が下や他の場所を見ていると自信がないのかなと思われてしまう恐れがあります。
さらに、視線がキョロキョロ動く人は、集中していない、この選考を大事だと思っていないと捉えられてしまうかもしれません。
面接では、話す内容以外も見られており、評価対象となってしまいます。
言い換えると、話すことが苦手でも、話す場面以外でアピールできる場があるということです。
たとえば、ドアを開ける、椅子に座る、書類を渡すなどの動作を相手を思って丁寧にしていれば、誠実さが伝わります。
また、面接が始まる前から、受付の人やすれ違った社員に挨拶をしていれば、礼儀正しい人だと思われるかもしれません。
このように、面接中以外でも積極性や礼儀正しさをアピールする場はたくさんあるので、すべて見られていると思って、気を抜かないようにしましょう。
面接対策はしても、やっぱり話すのは心配だという人がいるでしょう。
回答は頭の中にあっても、想定外の聞かれ方だと混乱しますよね。
そこで、ここからは面接のコミュニケーションの極意をお伝えします。
まずは、話し方のコツです。
面接で質問に対して答える時は、結論から述べることが重要なポイントです。
結論を先に提示することで、これからどんな話をするのかがイメージでき、内容が入ってきやすくなります。
そして、この結論で聞き手の面接官を惹きつけるには、周りの就活生と違った表現が求められます。
たとえば、強みとして柔軟性を伝えたい場合、「柔軟性があることです」というよりも「間反対の考えも面白いなと受け入れられます」と言った方が具体的で被りづらいです。
ありきたりなワードにならないよう、自分ならではの表現で話すことを心がけましょう。
面接では、よく聞かれる質問以外も聞かれます。
そのため、予想外の質問に戸惑い、回答に困る場合があるでしょう。
そんな時は、失敗したと焦るのではなく、質問の意味を確認するようにしましょう。
たとえば、「自社の製品が大量に売れ残ったらどうしますか」などです。
このような質問は企業独自の質問なので、事前準備が難しいこともあります。
回答のポイントが掴めない場合は、詳細や条件を聞き返しましょう。
例は、「何か加えて再販売できますか」などです。
自分が質問をどこまで理解していて、どのポイントでつまづいているかが伝われば、補足情報がもらえますよ。
面接官は、何百、何千人もの学生と話しているため、よく聞く質問は回答をだいたい予想できます。
そのため、よく聞く回答だと新鮮味がなく、惹きつけるのは難しいです。
そこで、おすすめな話し方が、体言止めや身振り手振りを使った話し方です。
基本的に、敬語で話しますが、体言止めを入れることにより、その文章が強調され、頭に残ります。
そして、ポーズやジェスチャーを加えることにより、視覚的情報が増えるため、記憶に留まりやすくなるのです。
面接で手応えを感じるには、面接官の反応が基準になります。
うまく回答できたとしても、面接官のリアクションがないと不安になりますよね。
そのため、面接の手応えを図るには、面接官のボディランゲージを読み解く必要があります。
たとえば、手で表現しながら話している場合、あなたの回答を理解するために、解釈を確認していたり、もっと情報がほしいと思っていたりすることが多いです。
また、ボディランゲージだけでなく、視線や態度も面接官の気持ちを読み解くヒントになります。
よく目が合い、頷きが大きい場合、その話に納得しているということになります。
面接対策をしても不安が残るのは、面接官が当日までわからないこともあると思います。
偉い人や怖そうな人が面接官だと余計緊張しますよね。
そこで、ここからは圧迫面接だったとしても、冷静でいられる心理戦術をお伝えしていきます。
圧迫面接は対策をしていても、動揺してしまうものです。
しかし、せっかく対策をしてきたのに、それが発揮できないのは悔しいですよね。
たとえ、圧迫面接だったとしても、聞かれたことの意図を汲み取って、頭の中にある考えを自分の言葉で話すことを一番に意識しましょう。
そして、雰囲気に飲まれず、冷静さを保てるよう、面接官に対するイメージは考えすぎず、これまでの面接官だと思って話すのがコツです。
圧迫面接に委縮しすぎると、面接が怖いものだと認識してしてしまい、ストレスになるので、そこに意識を向けないことがポイントですよ。
圧迫面接だと、回答が難しいような質問を聞かれる場合があります。
質問の意味がわかったうえで、回答に困る時は、質問を聞き返し、考える時間を作ったり、「少し考える時間をいただけますか」と素直に申し出ましょう。
また、質問の意図がわからない場合は、詳細を掴めるように「○○はこういうことでしょうか」と確認したり、条件を説明してもらったりしましょう。
それでも、回答に困る場合は、素直にすぐに答えることは難しいと述べることも一つの手です。
面接まで進んだ選考は、内定までたどり着きたいと思う人がほとんどのはずです。
せっかく入念な準備をしてきたからには、印象を残したいですよね。
そこで、ここでは積極的な姿勢と回答が印象を残すのに重要であることを解説していきます。
まずは、自己PRについてです。
自己PRでは、自分の強みやスキルが活きたエピソードをもとに、仕事での再現性を述べ、志望企業へのマッチ度をアピールします。
その際に大事になるのが、企業が求める人物像を理解していることを示すことです。
優秀な強みやスキルを持っていたとしても、企業が求めるものに該当していなければ採用にはつながりません。
そのため、自己PRを話すときは、企業が求める人物像に触れ、自分の強みやスキルがそれに該当していることをアピールしましょう。
そして、その強みやスキルが具体的にどのような業務で活かせそうかまで話すことがポイントです。
面接では最後に逆質問できる場合があります。
逆質問とは、学生側から企業に質問できる時間であり、気になることやわからないことを教えてもらうことができます。
この逆質問で印象を残すには、企業に興味があることを示すのが大切です。
たとえば、「○○の業務に挑戦してみたいのですが、どのようなスキルを磨けば、経験できますか」「5年後○○を目指しているのですが、実現するためのキャリアステップを教えてください」などです。
志望企業でどんな仕事がしたいのか、将来をどう考えているのかが伝わると、その企業で働きたい意思が伝えられます。
企業が求める回答を準備できたと安心している人はいませんか。
一通り対策できると満足しがちですよね。
しかし、周りの就活生に差をつけるには、ただ回答を考えるだけではいけません。
重要なのは、卓越した回答で差別化を図ることです。
面接は基本的に面接官からの質問に学生が答えるという構図です。
しかし、それだけでは周りの就活生と差を付けることは難しいですよね。
そこで、おすすめなのが学生側から話題を出し、面接官をリードすることです。
たとえば、志望動機を話した際、「○○は今後こうなっていくかと思いますが、○○さんはどのようにお考えでしょうか」のように、面接官個人の考えをその場で教えてもらいます。
逆質問の時間以外でも、学生側から新たな話題を出すことで、企業への興味があることを示せますよ。
卓越した回答とは、すごい成果やスキルを持っていることではありません。
面接官がよく聞いているありきたりな表現ではない話を指します。
周りと差別化を図って独自性をアピールするには、言葉を言い換えることがポイントです。
たとえば、「忍耐力がある」ことをアピールする場合、「フルマラソンを完走できるくらい1つの物事に向き合えます」のように、面接官がどういうことだろうと興味を持ってもらうような表現です。
例文などでよく見る表現は避け、自分の言葉に置き換えて話せば、独自性につながりますよ。
準備をしっかりしても、当日なんらかのアクシデントが起きる可能性はあります。
そんな時、焦ってしまったり、不安になったりするとこれまでの成果を発揮できなくなってしまいます。
そのため、冷静に対応できるよう、最後にトラブルの対処法を理解しておきましょう。
まず、回答に詰まった時は、焦らず一旦落ち着くことが大切です。
慌ててしまうと頭の中もパニックになってしまい、回答が浮かびません。
そのため、「どうしよう」と思った時こそ、一呼吸つきましょう。
そして、落ち着いたうえで回答が出てこない場合は、「少し考えさせてください」と素直に述べることが大切です。
また、面接の最後に「○○の質問ですが、今回答させていただいてもよろしいでしょうか」と述べることもできます。
面接官から想定外のことを言われると焦ると思います。
特に、厳しい質問だと怖くなってしまいますよね。
たとえば、「○○の業務でスキルを活かしていきたいです」と回答した後、「そのスキルでは○○の業務は難しいよ」などと言われた時です。
このように厳しい指摘が入った時は、素直にそれを受け止め、どうすべきか聞きましょう。
例としては、「そうなんですね。では、具体的にどのようなスキルを身に着けるべきでしょうか」などです。
厳しいことを言われて落ち込むのではなく、それでも前を向くことで、そこで働きたい意思が伝えられます。