オンラインインターンとは、WEB会議システムやチャットなどを活用して参加する就業体験を指します。
1dayや1週間などの短期インターンであれば、動画で会社説明を受けたり、オンライン上でグループワークをしたりします。
また、出社しなくてもPCでできる業務の場合は、オンラインの長期インターンにも参加できます。
コロナウイルスの影響もあり、近年増えているオンラインインターン。
対面型のインターンだけでなくオンラインインターンに興味を持っている学生も多いでしょう。
そこで、ここからはオンラインインターンシップのメリットを見ていきます。
オンラインインターンはその名の通り、オンライン上で参加できるインターンなので、交通費や宿泊費をかけずに参加できます。
対面型のインターンであれば、インターン先企業まで行かなくてはいけませんよね。
そのため、インターン先から離れたところに住んでいる人は、参加するためにホテルなどに泊まらなくてはいけません。
しかし、オンラインインターンであれば出社する必要がないため、自宅から参加できますよ。
オンラインインターンは、ネットがつながる場所であればどこからでも参加できます。
そのため、地方に住んでいる学生でも首都圏の企業のインターンに参加可能です。
究極論ですが、勤務時間さえ合えば海外から参加することもできますよ。
住んでいる場所に捉われず、興味のある企業で働ける点はオンラインインターンならではの大きな魅力ですね。
オンラインインターンでは、基本的にコミュニケーションを取るのもオンライン上です。
対面型のインターンで直接会って話すのもコミュニケーションとして大切ですが、チャットなどでやり取りできるオンラインインターンではその分時間をかけずに作業を進めることができます。
そのため、1人で黙々と業務に集中したい人や、キリの良いタイミングでコミュニケーションを取りたい人は、効率的に仕事を進められますよ。
オンラインインターンに魅力を感じている学生も多いと思います。
しかし、オンラインインターンは最近始まったものなので、得られる情報が少なく不安なことがあるでしょう。
そこで、ここではオンラインインターンが実際にどのように実施されるのかを解説します。
オンラインインターンに参加するためには、PCが必要です。
多くの場合、PCやその他の電子機器などは会社から支給されます。
自分で持っているPCを使ってもいい場合は、仮想PCを導入することもあります。
また、ネット環境が整っていない場合は、ポケットWi-Fiを支給してもらえることもありますよ。
PCが支給されたら、いきなりインターンが始まるわけではありません。
まずは、どのような業務を任されるのかなどを説明してもらうオンボーディングに参加します。
オンボーディングは、新入社員説明会のようなもので、オンラインインターンの場合はWEB会議システムで開催されます。
オンラインインターンの流れを理解し、疑問がある場合は不安を残さないためにも積極的に質問しましょう。
インターンに参加してすぐに何でもできるわけではありませんよね。
対面型のインターン同様に、オンラインインターンでも業務内容を質問できるメンターや上司がいます。
オンボーディング後に、チームメンバーと顔合わせをすることが多いです。
この顔合わせでコミュニケーションをしっかり取ることで、わからないことを質問しやすい雰囲気を作ることができますよ。
入社のオリエンテーションが済んだら、実際の業務に進みます。
担当するプロジェクトや任される作業について教えてもらいます。
最初は、メンターから指示されたり、マニュアルに沿って業務を進めます。
仕事に慣れてくると受動的な姿勢でなく、能動的行動が求められるため、自分が担当する仕事をきちんと覚えて、広い視野を持てるようにしましょう。
オンラインインターンでは、直接顔を合わすことが少なく、交流の場があまりありません。
その代わりといってはなんですが、オンラインインターンならではのネットワーキングイベントが開かれる企業もあります。
イベントでは、社員と交流したり、他のインターン生とつながることができます。
普段1人で作業することが多いオンラインインターンでは、このような機会を活用して仲を深めておくことが業務を円滑に進めるきっかけにもなりますよ。
初めて企業で働くのに、1人で作業するのは心配なことが多いですよね。
わからないことやミスがあったときにどうしたらいいか悩むと思います。
そこで、ここではオンラインインターンで仕事をうまく進めるためのコツを3つ紹介します。
オンラインインターンで円滑に業務を進めるには、小さなことでも連絡することが大切です。
たとえば、「○○の資料はこのあたりまで作成しています」「次の会議は○日○時で間違いないでしょうか」などです。
細かなことでも、報告や確認をしておくことで、事前にミスを防ぐことができます。
また、仕事が完了するまでにアドバイスをもらうことができ、よりよい業務にすることも可能です。
コミュニケーションを取ることが少ないオンラインインターンだからこそ、報連相はよく取るように意識しましょう。
オンラインインターンでは、担当する業務もチャットなどで連絡されます。
文面はわかりやすいように、簡潔に書かれていることが多いです。
そのため、受け取り手によっては理解に差が生じることがあります。
また、経験したことがない業務だとそもそも進め方がわからないかもしれません。
誤解を防ぐためにも、指示されたことを自分の言葉に落とし込み、再確認することを心がけましょう。
対面型のインターンと違い、オンラインインターンでは、作業途中をメンターや上司に逐一見てもらうことが難しいです。
そのため、ミスを防いだり、アドバイスをもらったりするには自分からチェックを申し出る必要があります。
作業が終わってからの確認だと、修正がたくさん見つかる恐れがあり、期限に間に合わない場合も考えられます。
期限に遅れないためにも、任された作業は完成前に何度かメンターや上司のチェックを受けましょう。
コロナウイルスの影響をきっかけに増えたオンラインインターン。
今後はどうなっていくのか気になるところですよね。
インターンに限らず、オンラインでできる仕事が増えていますよね。
しかし、出社しなくてはいけない会社も増えてきているため、今後は二極化が予想できるでしょう。
オンラインインターンを探している人は、オンラインインターン専門のサイトも参考にしてみてくださいね。
今回は、オンラインインターンについて解説しました。
オンラインインターンは出社する必要がないため、住んでいる場所にかかわらず、気になる企業のインターンに参加することができます。
また、コミュニケーションもオンライン上で取るため、自分の時間を大切に作業を進められ、集中できる環境があります。
その一方で、作業途中をチェックしてもらったり、社員と交流したりする場が少ないです。
ミスを防ぎ、効率よく業務を進めるには、小さなことでも報連相することが大切ですよ。