長期インターンとは、学生が企業で実務経験を積むことができるインターンを指します。
長期インターンは、一般的に期間が1ヶ月以上のものを指し、学生も社員と同様の仕事を任されます。
そして、その仕事が労働とみなされることで、企業は学生に給与を支払う義務が発生します。
その結果、学生も給与をもらうことができ、有給インターンと呼ばれることもあります。
学生が参加できるインターンにはさまざまな種類がありますが、長期インターンの特徴は理解できていますか。
ほかのインターンと比較して、有給であることが大きな特徴です。
また、長期インターンは給与がもらえるため、アルバイトと似ている点があります。
ここでは、長期インターンがアルバイトや短期インターンと違う点を解説していきます。
長期インターンの期間は一般的に3ヶ月以上とされており、専門的なスキルを身に付けたり、やりたい仕事に挑戦したりするには、半年~1年以上の継続が求められています。
一方で、短期インターンは1day~2週間程度のインターンを指しています。
また、アルバイトには一定の期間は定められていません。しかし、仕事を覚えて、業務ができるようになるにはある程度の期間が必要となります。
長期インターンでは、任された仕事が労働とみなされることで給与が発生します。給与形態は企業によって異なり、時給制や日給制、成果報酬型などがあります。
一般的に、長期インターンでもらえる給与はアルバイトと同等かそれ以上で、時給換算では1000~1500円が相場です。
反対に、短期インターンでは企業説明やグループワークがメインとなり、実務を経験することはあまりないため、給与は支払われません。
長期インターンでは社員と同様の仕事を任されるため、実務に必要となるビジネススキルを身に付けなくてはいけません。
それから、指示を待つのではなく自分から行動を起こすことが求められているため、目標を達成するには主体性が必要です。
その一方で、アルバイトでは社員とバイトが担当する仕事が区別されています。そのため、責任の重い仕事は少なく、任された仕事を遂行していれば、問題なく給与をもらうことができます。
さまざまなインターンがあるため、どのインターンを選んだらいいか迷いますよね。
インターンで目標を達成するには、自分に合うインターンに参加することが大切なので、参加目的を明確にしておく必要があります。
ここでは、学生が長期インターンに参加する理由を見ていきます。
長期インターンでは、スキルを身に付けながら、実務を経験することができます。そのため、就活前に仕事の適性を知りたいという理由で参加する人が多いです。
社会で働いたことがない学生が、自分に合う職種や企業を探すのは大変ですよね。しかし、長期インターンで仕事を経験していれば、得意なことや苦手なことはもちろん、仕事で活かせるスキルを実体験から理解することができますよ。
企業で実際に働いたことがある学生は少ないです。
そのため、新しいことに挑戦したいという気持ちから長期インターンに参加する人もいます。
多くの長期インターンでは未経験者を募集しているため、スキルがなくても幅広い業務を経験することができます。
特に、エンジニアやデザイナーなど専門的なスキルが必要な職種では、長期インターンでスキルを習得しつつ、実務経験を積むことができるため、学生にとってとても貴重な機会といえます。
就活で他の学生と差をつけることを目的とする人もいます。
長期インターンでは、学生も社員と同じ実務を担当し、ビジネススキルを身に付けられます。
また、仕事の進め方も理解でき、業界や職種への知識も習得できます。
その結果、実体験から志望動機や自己PRを話すことができることに加え、スキル面でも社会経験のない学生と差をつけられます。
基本的なスキルが身に付いていると、入社後も同期と比べて一足先に成長できるチャンスがありますよ。
長期インターンでは何をするのか気になりますよね。
長期インターンで経験できる職種は幅広く、職種によって何をするかが異なります。
ここでは、長期インターンで求人の多い職種の仕事内容を見ていきましょう。
営業では、自社の商品やサービスの魅力を顧客に伝えて、契約してもらうことが主な仕事です。
長期インターンでは、まず先輩社員の営業に同行して仕事を覚えることから始めます。
また、営業で必要な資料を作成したり、顧客リストをつくったりすることも営業の仕事です。
長期インターン先によっては、ノルマがある場合がありますが、自分のスキルを試したい人にはおすすめの職種ですよ。
企画やマーケティングでは、新商品を立案したり、販売経路を考えたりすることが主な仕事です。
企画やマーケティングは、さまざまな部署と連携し、チームで業務を進めていくことが多いです。
そのため、クリエイティブ力はもちろん、協調性やコミュニケーションスキルが求められます。
データ分析をしたり、斬新なアイデアを考えたりすることが好きな人におすすめの職種です。
ライターや編集では、企業のメディアで記事を書いたり、画像や動画を編集したりすることが主な仕事です。
メディアのターゲットに記事を読んでもらうには、事前にリサーチしたり、相手の立場になって考えたりするスキルが必要になります。
そのため、気配りができる人や表現することが好きな人に向いている職種と言えます。
また、専門的なスキルを身に着けたい人にもおすすめな職種なので、ぜひ長期インターンで挑戦してみましょう。
エンジニアは、アプリやWEBサービスなどを開発や修正をするのが主な仕事です。
長期インターンでは、文系学生や経験がない未経験者でもエンジニアに挑戦できます。
また、個人でプログラミングスキルを身に付けた人が実践を積むことも可能です。
身に付けているスキルによって応募する求人が異なるので、応募条件をよく確認してから申し込みましょう。
デザイナーは、WEBサイトをデザインしたり、服や家具などの商品を考えたりすることが主な仕事です。
イラストなのか、WEB関係なのかによって求められるスキルが異なるため、デザイナーといってもさまざまな求人があります。
また、一定のスキルを持っていることが応募条件となっている場合もあるので、保有しているスキルに応じて申し込みましょう。
長期インターンの求人探しで悩んでいる人がいると思います。
長期インターンを探す方法は、以下のようにたくさんあります。
中でも、長期インターン探しが初めての人はエージェントサイトを活用するのがおすすめです。
なぜなら、自分の特徴や条件に合っている企業を紹介してもらえるだけでなく、選考対策まで受けることができるからです。
したがって、これから求人探しをする人は、ぜひエージェントサイトを活用してみてください。
「Voil」では、キャリアアドバイザーとの面談を通して、あなたに会う企業をご提案します!ぜひ面談へのご応募お待ちしております!
今回は、長期インターンの特徴や仕事は何をするのかについて解説しました。
長期インターンはアルバイトとお金を稼げる点で似ていますが、任される仕事が違うため、経験できることが異なります。
そのため、実務経験を積んで他の学生と差をつけたい人や仕事の適性を知りたい人は、ぜひ長期インターンに参加してみましょう。
長期インターンではさまざまな職種を経験できるため、ビジネススキルはもちろん専門的なスキルを習得することができますよ。