長期インターンとは、学生が企業で働き、実務経験を積むことができるインターンシップのことを指します。
長期インターンは一般的に3ヶ月以上の継続が求められており、専門的スキルを身に着けるためには半年以上の継続が推奨されています。
それから、長期インターンでは学生も社員と同様の仕事を任されるため、その仕事が労働とみなされます。その結果、学生も給与をもらうことができ、有給インターンと呼ばれることがあります。
スキルを持っていない自分が長期インターンに参加して大丈夫なのかと不安に思っている人がいると思います。
仕事ができなくて無能だと思われたらどうしようと考えてしまいますよね。
そこで、ここからは長期インターンで無能と思われてしまう人がどのような人なのか見ていきます。まずは、どのような人が無能だと思われてしまうのか理解しましょう。
何度も注意されたのに、同じミスをやってしまう人は無能だと思われてしまう可能性が高いです。
ほとんどの場合、長期インターン生は初心者なので、企業も最初から完璧に仕事ができるとは思っていません。
しかし、教えたことや注意したことを何度も間違えてしまうと、話を理解できていないのかなと思われてしまいます。また、メモを取ったり、質問したりしてミスを防ごうという姿勢がないと無能だと思われてしまう恐れがあります。
同じミスを繰り返す人と同様に、何度も同じことを質問する人も無能だと思われてしまいます。
なぜなら、分からないことを理解しよう、覚えようという姿勢が感じられないからです。
仕事ができるようになりたいと思っている人は、質問したことをメモを取って習得しようとします。なので、メモも取らずに同じ質問をしてしまう人は、仕事ができない人だなという印象につながってしまいます。
長期インターンは、最初はルールや基本的なスキルを身に着けるためにメンターや上司に教わることが多いです。
しかし、基礎ができると指示を待つのではなく、自分から行動を起こすことが求められます。
そのため、基礎を教わったのにも関わらず自主的に動けない、考えられない人は無能だと思われてしまう可能性が高いです。
分からないことがあって考えが進まず、動けないときは1人で抱え込むのではなく、自分の意見を持ったうえで相談や質問をしましょう。
長期インターンでは、社員と同様の仕事を任されるため、責任のある仕事をおこないます。そのため、上司やチームメンバーは仕事の進捗を把握しておく必要があります。
しかし、報連相がないとどのくらい仕事が進んでいるのか、納期に間に合いそうなのかを知ることができません。
最初のうちは報連相を促されることがありますが、仕事に慣れてくると自分から報連相をすることを求められるので、無能だと思われてしまわないよう自主的におこないましょう。
長期インターンを継続していくと、1人で仕事を任されることも増えます。
しかし、慣れていない仕事もあるため、ミスをしたり、気づかなかったりすることもあります。
自分に非があるにもかかわらず、このような場合に責任を感じない人は無能だと思われてしまいます。
たとえ長期インターン生であっても、社員と同様の仕事を任されていることを忘れずに、責任を持って行動することが大切です。また、知らなかったことや教わっていないことであっても、責任転嫁をするのは控えましょう。
長期インターンで無能だと思われてしまう人の特徴は理解できましたか。
初めての長期インターンだと無能だと思われてしまいそうだと考える人もいるでしょう。
しかし、以下のことを心がければ、無能だと思われてしまう恐れを防ぐことができますよ。
何をすべきか分かっていないと、報連相や自主的な行動ができません。
そのため、任された仕事やチームの現状を把握し、今やるべきことを理解することが大切です。
具体的には、以下のようなことを実践しましょう。
1人で仕事を任されることが増えると、何でも自己完結しないといけないと思いがちです。
しかし、できる仕事が増えたからと言ってすべてを1人で進めることはできません。
特に、一人で進めていると間違えに気づかなかったり、納期に間に合わなかったりといったミスにつながります。そのため、自分1人でできる業務であっても、上司の確認や周りの助言をもらうようにしましょう。
任された仕事を効率よく進めるには、優先順位をつけることが大切です。
優先順位をつけることで、今やるべきことや質問すべきことが見えてきます。
特に、自分の業務が終わった後誰かに受け継ぐ仕事は納期に余裕を持たせる必要があるので、優先順位の確認が必要不可欠です。
優先順位の付け方が分からない人は、メンターや上司に優先度の高さの基準を教えてもらいましょう。
長期インターンで新しいことに挑戦していくと、失敗することがもちろんあります。
しかし、失敗はいけないことではなく、振り返って次に活かすことが大切です。なので、なぜ失敗したのか、次は何に気を付けるべきなのかを考えましょう。失敗を分析することで、次の失敗を恐れることなく、次回の行動に繋げることができますよ。
長期インターンを次に活かせる経験にするためには、目標が重要です。
目標がないと、何のために長期インターンをしているのか分からなくなり、途中で辞めたくなってしまいます。
そのため、具体的な目標を設定して、それを達成するために何をすべきか考えましょう。
目標があることで、やるべきことが明確になったり、自主的な行動が取れるようになりますよ。
長期インターンを頑張ってきたけれど、やっぱり辞めたいと思う人がいるでしょう。
仕事がなかなか上達しなかったり、会社との相性が良くないなと思うと退職を考えると思います。
そこで、ここでは長期インターンを途中で辞めるときの対処法を解説していきます。
まずは、同期や家族、友人など相談できる人に辞めたいという思いを話してみてください。
誰かに話すことで、自分の考えを整理することができ、新たな気づきを得られる場合があります。
また、上司やメンターなどに相談する方法もあります。しかし、辞めることに戸惑いがある場合は、引き止められることが多いので、おすすめできません。上司やメンターに話す際は、辞める意思を固めるようにしましょう。
長期インターンを辞めることを決心したら、上司や人事に伝えます。
退職を切り出すのは勇気が必要ですが、考えをはっきりと伝えるためには、直接会って話すことが重要です。なので、業務が忙しくてもLINEや電話で報告するのは避けましょう。
いきなり話す時間を確保してもらうことが難しい場合もあるので、事前に空いている時間を聞いておくのがおすすめです。
長期インターンを辞めることはいつでも切り出すことができます。しかし、辞めるまでには業務の引き継ぎなどで時間が必要です。
そのため、辞めたい時期の最低でも1ヶ月以上前には報告しましょう。
時間に余裕を持って話すことで、退職準備も焦らずにすることができますよ。
長期インターンはいつでも辞めることができます。しかし、仕事をやりっぱなしで辞めるのはおすすめできません。なぜなら、上手く仕事ができなかったとしても、これまで働いた時間は無駄ではないからです。
築き上げた信頼関係ややり遂げる経験を無駄にしないためにも、やりっぱなしで終えるのは辞めましょう。
辞めることを決心した場合でも、長期インターンで学んだことや得たことを振り返るのが大切ですよ。
今回は、長期インターンで無能だと思われてしまう人について解説しました。
最初から完璧に働ける人はいませんが、何度も同じミスをしたり、学ぼうという姿勢がないと無能だと思われてしまいます。
その結果、途中で辞めたくなってしまう可能性があります。
なので、無能だと思われてしまわないように、自分から質問したり、目標を設定して前向きに進めるようにしましょう。