長期インターンとは、学生が企業で実務を経験を積むことができる長期間インターンシップのことを指します。具体的には、長期インターンは実務を担当するために必要となるスキルを習得しなければならないため、最低3ヶ月以上の勤続が求められます。それから、専門的スキルを身に着けたり、幅広い業務を担当するためには、半年以上の継続が推奨されています。
また、長期インターンでは、アルバイトとは違い学生でも社員と同様の仕事が任されます。アルバイトでは責任のある仕事は社員が行うため、学生でも責任の高い仕事をできる点は長期インターンの魅力と言えますね。そして、その仕事が労働とみなされることで、企業から給与をもらうことができます。
長期インターンに参加するときに知っておきたい心得1つ目は、「やりたいことをやらせてもらえる」わけではないことです。
長期インターンに参加する際は、志望動機として就きたい職種ややりたい仕事を話します。しかし、その志望動機で選考に合格したからといって、やりたいことをすべて経験できるわけではありません。
もちろんあなたの仕事の適性もありますが、企業の利益を上げるための仕事が重視されます。したがって、採用担当者や上司に伝えた希望通りの仕事ができると思いこまないように注意しましょう。
長期インターンに参加する際に知っておくべき心得2つ目は、企業があなたの成長にコミットするわけではないということです。
長期インターン生は企業にとって、お客様ではありません。
そのため、学生が業務を通して成長することをサポートはしてくれますが、成長できるかどうかはあなたの頑張り次第です。なので、長期インターンで達成したい目標がある人は、分からないことや知りたいことを自分から聞くようにしましょう。
上司やメンターからの指示を待っていては、興味のある仕事や身に着けたいスキルを得ることはできませんよ。
長期インターンに参加するときに知っておくべき心得3つ目は、目的や目標がないと気づいたら終わっているということです。
長期インターンに応募する前に、大半の学生は参加目的や達成したい目標を考えます。なぜなら、長期インターン経験を次の行動に繋がられるものにするためです。
したがって、目的や目標を持たないまま長期インターンに参加すると、途中で辞めたくなったり、なんとなく業務を進めたりするだけになってしまいます。その結果、次の行動に活かせるようなスキルや強みを得ることができず、実りある経験とはほど遠くなってしまうのです。
長期インターンに参加するときに理解しておくべき心得4つ目は、すぐに成果を出すことは難しいということです。
長期インターンに参加すれば、ビジネススキルが身に付き、社員と同様の仕事を任せてもらえると思っている人もいると思います。
たしかに、長期インターンでは学生も社員と同様の業務を担当しますが、参加してすぐに何でもできるわけではありません。
実務を遂行するためには、基礎的なビジネススキルはもちろん、職種ごとに専門スキルが必須になります。そのため、基礎的な土台ができて応用までできるようになるには、想定よりも時間がかかります。したがって、すぐに成果が出ないからといって焦ったり、辞めたりする必要はないのです。
長期インターンに参加時に知っておきたい心得5つ目は、知ったかぶりをせずに素直になることです。
最初は、基本的なビジネススキルを身に着けるために、これまでに学んだことのある当たり前のことを教わります。そのため、すでに知っていることもあるかもしれません。しかし、基本的なビジネススキルやマナーをきちんと学ばず、知ったかぶりをして仕事を進めるとミスや失敗のもとになってしまいます。また、知ったかぶりは新たな学びやあなたに必要な情報を得る機会を損失する恐れもあります。
したがって、当然だと思っていることでも業務を遂行するうえで重要なことなので、知ったかぶりをせずに教えてもらいましょう。
今回は、長期インターンに参加するときに知っておくべき心得えを5つ解説しました。
参加する前に思っていたことと違うと感じたことが原因で、長期インターンを辞めてしまわないように、5つの心得を理解しておくことが大切です。
そして、長期インターンに参加する時は明確的な目的を考え、その目的がすぐに達成できなくても焦らないようにしましょう。やりたい仕事を任せてもらうためには、基本的なことを着実にこなし、自発的に行動することが重要ですよ。