インターンシップとは、学生が企業などで実際に働いたり、訪問したりする職業体験のことです。目的としては、実際の業務や働く環境の体験を通じて、業務内容や働くことの理解を深めます。
種類は主に3点あります。
1点目は【1Dayインターン】
期間:1日 内容:企業理解
2点目は【短期インターン】
期間:数日~2週間 内容:企業から用意された課題に対してグループワークで取り組み、企業に対して調査報告を行なう
3点目は【長期インターン】
期間:6カ月~数年 内容:実際に企業で就業経験を積み、社員と同じ働き方をする
違いは主に3点あります。
1点目は【目的】
インターンシップは、仕事の内容理解・適正理解を目的とし、自分の働きが企業から評価され、その働きに対してお金が支払われます。
一方、アルバイトは、労働と時間の対価として収入を得ることが目的です。
2点目は【得られるスキル】
アルバイトは、細かなルールやマニュアルが設けられ、責務のある仕事はすべて社員が請け負います。
一方で、インターンシップで求められている人材は「マニュアル通りに動く人材」ではなく、「自分の頭で考えて動ける」力を持った人です。
個の力をつけることで社会に通ずるスキルを身につけます。
3点目は【就職活動に有利】アルバイトは社員とバイトで任せられる責任が異なるため、社会人としての実務経験を積みにくいです。
一方、インターンシップは社員同様の働き方をするため、実務経験を積みやすいです。
そのため、インターンシップ経験者は働いたときの再現性や働く意欲が高いと見られ、内定に直結しやすい場合もあります。
海外長期インターンをしたい方もいると思いますが、行ったことのない国だと不安も多いですよね。
そこで、今回はカンボジアでの長期インターンについて解説していきます。
それでは、まずはじめにカンボジアがどんな国かについて見ていきましょう。
まずは、カンボジアの政治や経済に関して見ていきます。
カンボジアはシアヌーク国王の存在によって安定しており、国王は国民から尊敬されています。
また、新憲法には「国王は君臨すれども統治せず」とありますが、国王の意向に反してまで何かを起こそうとする政治家もいません。
そのため、以前と比較してデモ活動も少なくなり、銃声も聞こえない安定した国家になっています。
続いて、カンボジアの治安について見ていきましょう。
1999年、反政府ゲリラ組織クメール・ルージュの武力闘争が終息したことで、プノンペン近郊での武力衝突やテロなどが発生する可能性は低くなりました。
しかし、その他の反政府組織や武装強盗団による事件が散発しているのが、現状です。
カンボジア内務省の発表によると、2017年の犯罪総件数は2773件であり、強盗や窃盗などの重犯罪が特に増加傾向にあり、さらに詐欺や傷害などの犯罪も以前と多くなっています。
最後に、カンボジアの物価を見ていきます。
結論、カンボジアの物価は日本の約3分の1ほどであり、安いと言えます。
物やサービスによって多少異なりますが、輸入品は高い傾向にあります。
また、外国人が集まる観光エリアや都市部では観光客物価が存在しているため、場所や店舗によっては日本の物価を上回ることもあります。
海外長期インターン先のなかでも東南アジアの人気が高まっており、カンボジアも注目が集まっている国です。
しかし、なぜいまカンボジアが長期インターンで熱いのでしょうか。
はじめにカンボジアが長期インターン先として人気が高い理由を見ていきます。
まず第一に、教育が見直されている点に価値があるからです。
カンボジアでは、家事や農業の手伝い、出稼ぎのために高校を退学する子どもが多いです。
そのため、教育の価値もそれほど理解されず、優先順位が低くなっています。
また、小学校卒業レベルでは、識字がままならず、知識も身についていないため、職に就いてもそれなりの給与をもらうことも困難です。
その結果、農業を仕事にすることになり、彼らの子どもはまた貧困のサイクルから抜け出せなくなります。
さらに、国際的な会議に招かれても、英語が話せないことを理由に発言力が弱いのです。
これらを背景に、現在カンボジアは子どものうちから充実した教育を施そうと動いています。
続いて、目覚ましい雇用創出を測っていることも理由に挙げられます。
発展途中であるカンボジアは、働き手が不足しています。
そのため、実際に教育を見直していく過程で、語学学校でのインターンの需要が高まっています。
教育面に携わりたい方は、ぜひカンボジアでの長期インターンを検討してみましょう。
さて、海外長期インターンをしたいと思っていても、初めての長期インターンだと心配事がたくさんありますよね。
特に海外だと、日本で長期インターンをするよりも不安が募ると思います。
しかし、事前準備をしっかりしていれば、現地で大きな心配はいりません。
そこで、カンボジアで長期インターンをする前にやっておくべきことを3つ解説していきます。
まずはじめに、シンガポールで長期インターンをする際は、インターンシップビザを取得しましょう。
観光旅行であれば、ビザは必要ありませんが、インターンとして長期滞在する場合はビザが必要です。
長期インターンとなれば、給料をもらって働く形になるので、インターンシップビザが必須になります。
ビザの発行はすぐにできるものではないので、時間に余裕をもって発行準備に取り掛かりましょう。
次に、日常会話レベル以上の語学スキルを身につけておきましょう。
長期インターン先での仕事上の会話はもちろん、現地で日常生活を送るためにも語学スキルが必要です。
日本人が長期インターン先にいれば安心できますが、いない場合もあるので、自分のことは1人でできるように語学スキルを高めておくことをおすすめします。
また、語学力が高いほど任せてもらえる仕事の幅も広がり、より充実した長期インターンになります。
長期インターンの休日に、観光や文化体験をする際にも語学力が高い方がコミュニケーションが取りやすいです。
最後に、海外長期インターンに参加する方は、緊急事態に備えて保険に加入しましょう。
カンボジアでは日本とは違った環境で生活することになるので、予期せぬトラブルが発生しやすいです。
さらに、滞在が長くなるほど、病気や怪我をしたり、貴重品が盗まれたりするリスクが高まります。
なので、携帯品損害や医療費の補償額が十分にある保険を選びましょう。
万が一の場面で、慌てずに済むようにあらゆるリスクをカバーできる保険に加入しておくと安心です。
日本と環境の違ったカンボジアで長期インターンする際は、気を付けるべきことがたくさんあります。
特に、初めての海外長期滞在であると、不安も大きいでしょう。
大きなリスクをなるべく背負わないように、長期インターンの際には、以下のことに注意してください。
まず、アンコール遺跡群を観光する際は、特にトラブルに遭わないようにしてください。
具体的には、遺跡からの転落事故や、スリ、ひったくりの被害が挙げられます。
観光中は気が抜けやすいので、常に危険と隣り合わせであることを意識しましょう。
また、遺跡の中には、急な階段があったり、傷みが酷いと崩落する危険もあります。
不慮の事故に遭わないよう、疲れを感じた時には休憩を取り、万全の状態で回れるようにしておきましょう。
続いて、いかさま賭博詐欺にも注意が必要です。
いかさま賭博詐欺は、日本人が被害に遭いやすい詐欺です。
具体的には、観光地などで片言の日本語もしくは英語で東南アジア系の男女が「日本人ですか」と声をかけてきます。
その後、「自宅で食事をごちそうしたい、日本に興味があるから家で話を聞きたい」を自宅に勧誘されます。
この誘いに乗り、彼らの自宅を訪れ、食事や談笑を楽しんだ後、しつこくカードゲームに誘われます。
最初はわざと日本人を勝たせて気を緩ませますが、最終的にあり金すべてを巻き上げたり、金品を要求してきます。
このようにいかさま賭博詐欺は、たくみにストーリーを作り上げ、相手を信じこませるようになっています。
この詐欺の防犯対策としては、見知らぬ人の誘いに乗らないこと、自宅を訪れないこと、不必要に連絡先を交換しないこと、さらに観光地で同行しないことが鉄則です。
最後に、カンボジアではぼったくりにも注意してください。
ナイトマーケットや市場などで買い物をする際、観光客には高額を提示されることが多いです。
商品に値札がついていないことも多いため、基本値段は交渉になります。
日本より物価が安いカンボジアですが、値切る際には良識の範囲を守りましょう。
また、トゥクトゥクのドライバーが客待ちをしていることが多いため、しつこく声をかけられることがあります。
料金はドライバーの言い値なので、乗車の際には事前に値段を聞き、相場と比較するようにしましょう。
カンボジアで長期インターンをしたいといっても、地域がたくさんあるため、場所に悩みますよね。
海外がはじめての方は、現地の雰囲気も分からず迷うと思います。
そこで、最後にカンボジアで長期インターンをするならここがおすすめという場所をご紹介します。
まずは、カンボジアの首都プノンペンがおすすめです。
プノンペンは観光地としても人気が高いため、サービス業が多くなっています。
さらに、NGOやNPOも多く存在するため、教育や貧困に関わる仕事も多いです。
休日は観光を楽しみつつ、都市部で長期インターン生活をしたい方は、ぜひプノンペンを検討してみましょう。
次に、シュムリアップもおすすめです。
シュムリアップもアンコールワットがあるため、観光地として人気が高いです。
そのため、ホテルやレストランなどのサービス業が多く存在します。
また、語学学校も多いため、教育関連の長期インターンも多いです。
カンボジアの観光地で働きたい方は、ぜひシュムリアップで長期インターンをしてみましょう。
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