長期インターン選考の面接に受かるためにどうやって話すべきか悩んでいる人がいると思います。
長期インターン選考は他のインターン選考と比べて倍率が高いので、不安も大きいですよね。
また、自信がなかったり、他の学生と差をつけたいと思ったりして話を盛ろうと思っている人もいるでしょう。
このような考えから、長期インターン選考の面接ではなぜか嘘をつきたくなってしまいます。
そして、面接で聞かれそうなことに対する回答を準備している人ほど、自分を大きく見せたいという嘘が思い浮かんでしまうのです。
長期インターンの面接で嘘をつきたくなる心理は理解できましたか。
ただ嘘をつくだけでなく他の学生よりも印象を持ってもらおうと話を盛ることも嘘に該当します。
それでは、長期インターンの面接ではどのような嘘のつき方があるのでしょうか。
ここでは、長期インターンの面接での嘘のつき方を3タイプ解説します。
1つ目は、話を盛るタイプです。
話を盛るとは、実際に体験したエピソードをより凄く見せようと事実よりも大げさなことを言ってしまうことを指します。
具体的には、TOEICの点数を数十点高くしたり、部活の成果をあげたりすることです。
話を盛るタイプの嘘は事実を大きくしているので、事実の部分が含まれています。
しかし、話が矛盾したり、大げさすぎたりすると疑われてしまうポイントになります。
2つ目は、ないものをあうようにしてしまうタイプです。
このタイプは、実際に経験したことのないエピソードを話すので、事実がなく嘘の話になってしまいます。
たとえば、取得していない資格の話や、参加したことのないインターンの話などです。
長期インターンの面接の対策をしていると、よくある回答を目にする機会が多く、そのエピソードをパクッてしまう人もいるのでしょう。
なので、経験していないことを話すと深掘りされた時に回答できず、嘘をついていることが丸わかりになってしまいます。
3つ目は、あるものをなくしてしまうタイプです。
このタイプは、長期インターンの面接で良い印象を持ってもらうために、マイナスの印象に繋がる経験はしていないと話をします。
例としては、「約束の時間に遅れたことはない」「インターンでミスをしたことはない」など失敗の話が多いです。
しかし、さまざまな経験をしていると失敗をしていない完璧な人はいません。
なので、自分をよく見せようとして経験したことをなかったことにするのではなく、失敗をした後どうやって持ち直したのかを話すことが大切です。
倍率の高い長期インターン選考に合格するために、すごいと思ってもらえるよう嘘を考えている人もいるかもしれません。
また、話を盛るタイプだと大きな嘘には見えないのでバレないのではと思っている人もいると思います。
そこで、ここでは長期インターンの面接で嘘をつくとバレてしまうのかどうか解説していきます。
結論ですが、長期インターンの面接でついた嘘がバレるかどうかは内容によります。
たとえば、経験していないことをあたかも自分が経験したように嘘をついてしまうと、深掘りされたときに詳しいことを話せずに矛盾が発生してバレやすいです。
しかし、インパクトを持ってもらうために部活の成果や試験の点数などを盛る嘘だと事実がベースにあるのでバレにくい話もあります。
長期インターンの面接で自分を良く見せようと思って嘘を考える人は多いです。
しかし、バレるかバレないかに関わらず、そもそも面接で嘘をつくことにメリットはありません。
なぜなら、嘘がバレたらもちろん面接の評価に直結しますが、バレなくても嘘の内容が本当だと思われたまま長期インターンが始まるからです。
なので、できないことをできると嘘をついた場合、できることを前提として長期インターンが進むため、教えてもらいたいことを教えてもらうチャンスがなくなる可能性があります。
このように、長期インターンの面接で嘘をつくことは、嘘がバレて不合格になるか、バレずに合格になるかに関わらず、嘘をつくこと自体にメリットがないのです。
長期インターンの面接で嘘がバレるかどうかは内容によります。
ですが、自分をよく見せたいという思いからついた嘘がバレたら怖いですよね。
そこで、ここからは長期インターンの面接で嘘がバレたらどうなるのかを解説していきます。
まず、面接中に嘘をついているとバレたら、ほとんどの場合でその面接は不合格となります。
なぜなら、たとえ企業が求めている人物像に合っていたとしても、嘘をつく人とはこれから一緒に働きたいと思わないからです。
一度嘘を付いたという印象を持たれると、「この人はその後も嘘をつくかもしれない」と思われてしまいます。
また、会社の利益に繋がる重要な話や、ミスしたことに嘘をつかれると会社に損失が発生してしまう可能性もあるからです。
続いて、選考中に嘘がバレず、合格をもらったとしても、その後に嘘がバレてしまう場合があります。
この場合は、一度合格をもらっていたとしても合格を取り消される可能性が高いです。
その理由は、先ほどと同様に社員と同様の仕事を任されるため、重要な仕事のことで嘘をつかれたら会社に不利益が生じてしまうからです。
以上のことから、長期インターンの面接では「自分をよく見せて合格したい」という想いがあっても嘘はつかない方が自分のためですよ。
ここまでの解説で、長期インターンの面接で嘘をつくメリットはないことが分かったと思います。
しかし、自分をよく見せて合格するためにはいい話をしたいですよね。
そこで、最後に長期インターンの面接で嘘をつかないために今からできる対処法を解説します。
まず、長期インターンの面接で嘘をつかずに失敗の話をする方法です。
これまでの経験で得たことや考えたことを面接で話したくても、すべての経験で成功を得ているわけではありませんよね。
頑張って努力したのに失敗したエピソードもあると思います。
長期インターンの面接でこのようなエピソードを話す場合は、単に結果は失敗だったというのではなく、失敗したから得た考えや気づいたことを話すことが大切です。
たとえば、そのとき足りなかったことは何か、どのような力があれば成功できていたのかなどです。
失敗から学んだことを話すことで、「この人は失敗しても次成功するためにまた頑張れる人だ」と思ってもらえます。
次に、長期インターンの面接ではインパクトのある話をした方がいいと思っている人が多いと思います。
もちろん面接官に「すごい、そんなことしてたの」と思ってもらえると印象には残ります。
しかし、中身のない大きな経験よりも、小さなことを継続してきた話の方がおすすめです。
なぜなら、小さなことでも継続できることはそれだけ想いがあったり、続けようと努力したりした経験があるからです。
継続は力なりという言葉がある通り、やってみることよりも継続することの方が難しいので、企業は継続力のある学生を求めていますよ。
最後に、長期インターンの面接で嘘をつかないで話すには、何かをやり遂げる経験をすることがおすすめです。
経験したもののインパクトではなく、掲げた目標に向かって最後までやり遂げたということが重要になります。
目標とは、たとえば「県大会に出場するために○○をできるようになる」「アルバイトで○○のポジションに就く」などです。
何かを始めるときは目標や達成したいゴールを設定して、それに向かって最後までやり遂げるようにしましょう。
自分で掲げたゴールに向けて頑張った経験は、エピソードのインパクトがなくても面接で自信を持って話せる経験になりますよ。
今回は、長期インターンの面接での嘘について解説しました。
面接に合格するために、「自分を良く見せたい」「インパクトのある話をしたい」と思うのは当然です。
しかし、経験していないことや盛ったことを話すとその場ではバレなくてもいずれバレてしまい、自分に嘘をついた代償が返ってきます。
なので、長期インターンの面接では嘘をつかずに、失敗したことでもそこから学んだことや、大きな経験でなくても継続したエピソードを話しましょう。