長期インターンを始めようと思っていても、もう遅いかなと思う人もいると思います。
しかし、長期インターンを始めるのに遅いなんてことはありません。
もちろん、早めに始めた分だけ継続できる期間が長かったり、複数の長期インターンを経験できたりするというメリットはあります。
ですが、長期インターンを始めたいという想いがあるのなら、たとえ遅かったとしても始めるべきです。
そこで、今回は大学3年生の秋から長期インターンを始めるべき理由を解説していきます。
まず1つ目の理由は、働くことへの再現性が湧きやすいという理由が挙げられます。
働くことへの再現性とは、自分が働いている姿がイメージできるということです。
長期インターンをすることで、外部からは見れなかった企業の取り組みを知ることができます。
具体的には、事業の立ち上げの様子や、リリースまでの仕事内容、部署ごとの連携など企業の内部にいるからこそ分かることです。
社会で働いている人を間近で見れることで、自分が働く姿も具体的に思い描けます。
そのため、働くとはどういうことか、どんな働き方をしたいのかが理解できていない人はぜひ長期インターンを始めることをおすすめします。
続いて、2つ目の理由は理想のロールモデルが見つかることがあるということです。
社会で働いたことのない学生にとって、働く姿はイメージでしかありません。
イメージで志望動機を考えたり、興味のある職種を考えるにはやはり限界があります。
また、働くことをより鮮明にするために、お手本となる人が必要です。
長期インターンでは働く姿を隣で見れるだけでなく、「将来こうなりたいな」と思う人とも出会える可能性があります。
いわゆるロールモデルが存在すると、自分の将来像も描きやすくなり、キャリアが鮮明化されます。
なので、志望動機や理想の働き方が具体的になっていない方は、ぜひ理想像を描くためにも、ロールモデルに出会える可能性が高い長期インターンに参加してみてください。
最後3つ目の理由は、キャリア選択の一助となることが挙げられます。
働いたことのない学生にとって、自分に向いている仕事が何かは分かり兼ねますよね。
しかし、長期インターンで一足先に働くことを経験していると、自分の適性が見えてきます。
長期インターンの職種や業界が自分と合っているのか否かが理解できると、その後のキャリア選択において大きなヒントになります。
なので、なりたい職業や志望業界が定まっていなくても、向き不向きが分かると、志望の範囲が絞れます。
キャリア形成が上手くできていない方は、ぜひ長期インターンで自分の適性を見極めてみましょう。
続いて、長期インターンを始める時はいくつか注意すべきことがあります。
しかし、初めての長期インターンだと何から取り組めばいいのか悩みますよね。
そこで、最後に長期インターンを始める前に注意しておきたいことを3つ解説します。
どんな準備をしておくべきか、事前確認しておくべきことは何かが分からない学生は、ぜひ参考にしてみてください。
まず最初に、長期インターンを始める際は時間の使い方を見直しましょう。
長期インターンを始めると、学業の次に長期インターンを優先することになります。
なので、これまで時間を割いていたアルバイトや遊びは長期インターンよりも優先度が低くなるのです。
長期インターンを継続するためは、何よりも時間の確保が重要なので、そもそも長期インターンをできる時間があるのかを確認しましょう。
また、長期インターに時間を割きたい場合は、これまでの予定に長期インターンが加わることになるので、より一層スケジュール管理が重要です。
途中で計画倒れしないためにもどの予定に何時間割くのかをあらかじめ設定しておくことをおすすめします。
続いて、長期インターンを始める前には目的意識を明確にしておきましょう。
長期インターンでは、何を目的に参加しているのかが重要です。
目的が定まっていると、その達成に向けて取り組むことができ、継続もしやすくなります。
しかし、目的がないとなぜ長期インターンをしているのかが分からなくなり、途中で辛いことがあった時に辞めたくなってしまいます。
そのため、長期インターンを始める前には、「なぜ長期インターンをするのか」「なぜこの企業の長期インターンなのか」を自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。
また、長期インターン後の姿をイメージし、「こうなっていたい」というゴール設定もやっておくと良いでしょう。
最後に、就職活動目的での長期インターンなのか否かをはっきりさせましょう。
結論、就職活動を目的として始める長期インターンは継続できない可能性が高いです。
なぜなら、就職活動だけが目的だと、長期インターンに対する熱意が少なく、スキル向上もなかなか進まないからです。
もちろん、長期インターンをする目的に就職活動が有利になるからという理由があっても問題ありません。
しかし、長期インターンを継続し、何かしらのスキルを習得して胸を張ってアピールできる経験にするためには、他の目的が必要になります。
つまり、就職活動だけを目的にしていると、結果就職活動で話せる経験にならない恐れがあるという事です。
なので、就職活動を有利に進めるために、長期インターンを経験したいという方は、周りと差を着けるためにも、ぜひ長期インターンで達成したいことを見つけましょう。