長期インターンは大学1・2年生の低学年から参加できるインターンです。そのため、就活を控えた学生はもちろん、
身に着けたいスキルややってみたいことがある学生が多く参加しています。
また、長期インターンでは学生も社員と同様の仕事を任されるため、学生も給料がもらえます。
このことから、アルバイトではなく長期インターンでお金を稼ぎたいと思っている学生も参加しています。
近年、長期インターンの知名度が上がってきており、参加する学生が増えてきていますが、全体的に見ると数%の学生しか参加していません。
したがって、長期インターンに参加して何か成し遂げた経験がある学生は周りと差別化を図れる傾向にあります。
参考記事:https://www.mext.go.jp/content/20200819-mxt_gaigakuc3-000008944_01.pdf
長期インターンでは、学生も裁量権を与えられることが多いため、自主的な行動が求められます。
そのため、自分から行動できない人、わからないことを質問できない人は長期インターンについていけない傾向があります。
長期インターンを実施している企業は大手企業よりも創業から間もないベンチャー企業やスタートアップ企業が多いです。
したがって、社員だけでなく学生にも即戦力を求めています。
参加当初は、できないこと・わからないことがあって当然です。
わからないことをそのままにせず、自分から聞きに行き、やりたいことに挑戦させてもらえるようスキルアップしていきましょう。
長期インターンについていけないことで悩んでいる学生がいると思います。
初めてのことだったり、責任のある業務を任されていたりすると、ついていけない自分に悔しくなりますよね。
そこで、ここでは長期インターンについていけない原因とその解決策をお伝えします。
1つ目は、業務内容が難しいことです。
ほとんどの長期インターンでは、未経験者を募集しているため、会社で働くことがはじめての人が参加しています。
しかし、できる仕事が増えていくとだんだんと責任が大きい、難しい仕事を任されます。
そうなると必要なスキルのレベルも高くなるため、ついていけない状況が発生しがちです。
こうなった場合は、素直に任された業務が自分にとってはまだ難しいことを上司に伝えましょう。
そして、わからないこと、困っていることを相談し、自分のスキルをかけ離れていない仕事を任せてもらってください。
ただし、任された仕事はあなたならできると期待されていることが多いため、早くから諦めるのは控えましょう。
2つ目は、人間関係がうまくいかないことです。
長期インターン先には、社員はもちろんのこと、ほかのインターン生や、業務委託の方、取引先の方などいろんな人がいます。
そのため、関わる人全員と気が合うとは限りません。
また、責任の大きい仕事をしていると、意見がぶつかることも多く、すぐに柔軟に対応できない場合もあります。
このような事態で人間関係で悩んでいる人は、相談しやすい上司やインターン生の友達に話を聞いてもらいましょう。
アドバイスをもらったり、どうしても解決できない時は業務を変えてもらったりなどの策を取ってください。
ただし、一方的な理不尽さが原因で人間関係に悩んでいて、改善が見込めないときは、無理に続けず、違うインターン先を探すことも選択肢の1つです。
3つ目は、業務量が多いことです。
できる仕事が増えてくると、仕事の難易度だけでなく量も増えます。
質とともにスピードも求められるようになるのです。
したがって、同じ勤務時間の中でこれまで以上の量をこなさないといけなくなるため、ついていけなくなる場合があります。
頑張っているのに、どうしてもやり遂げられないほどの量を任されているときは、上司に減らしてもらえないか相談しましょう。
また、仕事を早くさばくコツなども教えてもらえるといいですね。
4つ目は、職場の文化や雰囲気に馴染めないことです。
長期インターンをはじめて2・3ヶ月経つと、職場の雰囲気や特徴が掴め始めます。
そして、ちょうどコミュニケーションも取りやすくなってくる頃です。
しかし、自分の考えや性格と合っていない企業だと、上手く馴染むことができず、ストレスになってしまいます。
全部合わせる、馴染むことは難しいですが、あまりにも合わない場合は、無理に続ける必要はありません。
ストレスなく楽しく働ける環境の方が、スキルも身に付きやすく、モチベーションも高まるからです。
ただし、雰囲気や文化が合わないからといって、自分から何も行動を起こさずに辞めるのはもったいないため、自己開示したり、新しい提案を出したりなどできることはやってみましょう。
5つ目は、自己管理やモチベーションの低下です。
仕事に慣れてくると、だんだん変化が少なくなり、モチベーションが落ちてきます。
また、長期インターンに対する熱意も薄くなる傾向があり、自己管理も甘くなるでしょう。
そんなときは、まず長期インターンを始めた理由、目的を振り返りましょう。
何のために長期インターンをしているかを再確認できると、モチベーションも復活します。
さらに、学業や長期インターン、バイトなど今取り組んでいることの優先度を考え直してみてください。
やるべきことが明確になると、自己管理力も高まり、ミスや漏れを防げますよ。
結論、1人で溜め込まず、相談できる人に話すことが大切です。
長期インターン先で話せる人がいれば、抱え込まず相談しましょう。
メンターや直属の上司がベストですが、話しにくいこともあると思います。
そんなときは、同じインターン生や話しやすい人でも大丈夫です。
また、長期インターン先では話せないことは、大学の友人や家族に聞いてもらいましょう。
誰かに相談することで、アドバイスがもらえたり、気持ちが軽くなったりします。
そして、1人で改善できないことは、会社の協力が必要です。
相談したにもかかわらず、業務が改善されない場合は、無理に続けず、違うインターン先を探してみましょう。
参考記事:https://www.mext.go.jp/content/1355719_001_1.pdf
長期インターンでは、できる仕事が増えていくことが嬉しい一方で、責任が大きくなり、仕事量も多くなることに不安や心配が出てきます。
自分に向き合って答えを出すことはもちろん大切ですが、悩みすぎてモチベーションが下がってしまうのは避けたい事態です。
したがって、ある程度自分で考えたら、誰かに相談したり、会社に改善を求めましょう。
私自身は、任される仕事が増えて、こなしていくのが大変になったときは、上司に仕事量の調整を頼みました。
上司から見たら、これくらいできるだろうという期待がありますが、本人からしたら求められるレベルが高いということがあります。
毎日顔を合わす人でも、自分が思っていることを全部理解してくれているわけではないので、相違や勘違いが起きないように、思っていることを伝えることが重要です。
今回は、長期インターンについていけないという悩みについて解説しました。
人間関係や職場の雰囲気で悩んでいる学生が多いと思います。
長期インターンを始めたけれど、思っていたのと違うなんてことがありますよね。
すべてが合うことは難しいですが、相談したうえであまりにも改善が見られない場合は、違う選択をすることも時には大切です。
また、仕事量が多い、わからないことを任されているなど些細なことであっても、悩みがあるなら相談してアドバイスをもらいましょう。