有給インターンに参加したいと考えている学生がいると思います。
気になる求人に応募するにあたって、履歴書やESなども準備をしているでしょう。
そこで、今回は有給インターンで履歴書は必要なのかどうかを解説します。
有給インターンとは、学生が企業でビジネススキルを学びながら、実務経験を積むことができるインターンを指します。
有給インターンでは、学生も社員と同様の仕事を任されます。
そして、その仕事が労働とみなされることで、企業から給与をもらって働くことができます。
一方で、任される仕事が社員と区別され、実務を担当しない場合は、給与は発生せず、無給インターンとなります。
有給インターンに応募する際、履歴書の提出が求められる場合があります。履歴書は学歴や職歴などを見る目的もありますが、志望動機や保持しているスキルなども合わせて見られているポイントになります。
最近は、手書きの履歴書だけでなくインターンシップ掲載サイト独自のフォーマットに記入し、オンラインで提出するタイプの履歴書もあります。
そのため、堅苦しいイメージがある履歴書ですが、個性のあるアピールもできるようになっていますよ。
有給インターンの応募に際して、履歴書が必要な人がいると思います。
しかし、いざ履歴書を書こうとしても、書いた経験がある学生は少ないと思うので、書き方に不安があるでしょう。
そこで、ここからは有給インターン向けの履歴書の書き方を解説していきます。
一般的な履歴書では、まず企業が知りたい基本的な情報から書き始めます。
基本的な項目とは、氏名や生年月日、住所などの個人情報を指します。
また、学歴や職歴などもこの基本的な項目に該当します。
これらは、履歴書の上段部分もしくは左側のページに記載します。
有給インターンの履歴書には、志望動機やガクチカなども記載します。
企業が求める人物像を理解して、魅力的なアピールをするためにも企業研究をおこなってから書き始めましょう。
志望動機を書くときは、他者と比較して魅力を感じているポイントや、何を学びたいかなど前向きな姿勢を表します。
ガクチカも同様に、仕事を活かしたい強みがアピールできるエピソードを選定し、企業がこの人と一緒に働きたいとイメージさせる内容を目指しましょう。
有給インターン用の履歴書には何を書くべきかイメージできましたか。
履歴書やESなどの書類は記入事項が決まっているため、他者と差別化を図ることが難しいです。
そこで、同じような書類でも採用担当者の目に留まりやすくなるような工夫を紹介します。
自分のアピールポイントを適切に伝えたいと思う人は、ぜひ参考にしてみてください。
履歴書には所有資格を記入する欄があります。
有給インターン先の業務で活かせそうな資格やスキルがある人は、漏れなくアピールしましょう。
たとえば、エンジニアやデザイナーなどの専門職であれば、経験のあるプログラミング言語や、ポートフォリオも記載することがおすすめです。
また、文系であっても簿記やTOEICなど語学関連の資格も記入できます。
有給インターンのほとんどの業務でPCを扱うことになるので、MSのオフィス系ソフトが使えるのであれば、その旨も記載できますよ。
履歴書の志望動機欄は記入欄が小さいことがあるので、簡潔にまとめることがポイントです。
企業が求める人物像に合わせて、アピールポイントを考えましょう。
熱意が伝わるように、学びたいことや身に着けたいことを具体化することも大切です。
特に、過去の経験を紐づけて、その企業の有給インターンに参加したいと思った理由を明確に伝えられるといいですね。
有給インターンを実施している会社は他にもいくつもあります。
そのため、いくつも選択肢がある中でその企業の有給インターンを志望した理由を伝えることが重要です。
企業研究や業界理解を深めるときは、同業他社の有給インターンプログラムも調べ、志望企業だからこそ経験できることを見つけましょう。
初めて有給インターンに応募する人は、何から書き始めればいいのか迷いますよね。
そんな人に向けて、例文を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
【志望動機】
私は多種多様な分野に対応できるマーケティングスキルを身に付けたいと考え、貴社の有給インターンに応募しました。
大学で経営学を学び、マーケティングが企業の軸であることを知ったことをきっかけに、将来マーケティング職に就きたいと考えています。
数ある企業の中でも業種を問わないマーケティングの実績がある貴社に魅力を感じました。
また、有給インターン生にも大きな裁量権があると聞いたため、持ち前の積極性を活かして、さまざまな挑戦をしていきます。
今後新しい仕事が増えていく中で、どの分野にも通ずるマーケティングを学び、貴社の事業の発展に貢献したいです。
【自己PR】
私の強みは自ら道を開いていける挑戦心です。
私は、大学生になったら海外に行ってみたいと思っていました。
学外の友人を作っていく中で、一人海外旅している仲間に出会い、さまざまな挑戦をしている同世代の姿に刺激を受けました。
そして、東南アジア一周をすることを目標とし、旅人として有名な方々に旅の極意を聞きにいきました。
その結果、不安要素が解消され、一人でも安全に注意すれば海外旅ができることがわかりました。
今では、1年生で経験した東南アジア旅をはじめとして、20カ国以上旅しています。
この経験から、自分には難しいと思っていることでも、前向きな姿勢は挑戦できる環境につながることを知ったため、有給インターンでもやりたい仕事に挑戦できるように主体的に動いていきます。
有給インターンの倍率は高いと言われているので、評価される履歴書を書きたいですよね。
魅力的な履歴書を作成するには、必要事項を書く以外にもやるべきことがあります。
ここでは、有給インターンに応募する前と提出後の注意点を解説します。
いきなり履歴書を書き始める人もいるでしょう。
しかし、企業に刺さるアピールをするには、まず企業研究をすることが重要です。
企業のことがわかっていないと、ただ強みやスキルをアピールするだけになってしまい、企業が求める人物像とは合わない可能性があります。
同業他社と比較したり、その企業でしか経験できないことを理解するためにも、業界・企業理解を深めましょう。
有給インターンで提出する履歴書は紙でなく、オンラインの場合もあります。
オンラインの場合、メールに添付することが多いですが、サイト経由などでの提出を指示されることもあります。
その場合は、提出して終わりではなく、提出が完了したことを伝えるメールも送りましょう。
せっかく提出したのに、サイトの不具合などがあって見られていなかったらいけませんよね。
また、履歴書で書ききれなかったことがあった人や見てもらいたいポートフォリオがある人はそのURLなども補足できます。
ただし、長文メールにならないように、あくまでも補足として簡潔に書きましょう。
今回は、有給インターン用の履歴書について解説しました。
最近は、紙の履歴書だけでなくオンラインでの提出も増えているので、注意事項をよく確認して、漏れのないように記入することが大切です。
また、志望動機や自己PRの欄が小さいこともあるので、要点を抑えつつ、簡潔にまとめることもポイントですよ。
履歴書には、所有資格やスキルを記入できる欄もあるので、アピールできるものは全力でアピールしましょう。