長期インターンを始めようか迷っている人がいると思います。
学生が参加できるインターンはいろんな種類があるため、長期インターンの特徴が気になりますよね。
また、給料がもらえるインターンかどうかも知りたいポイントだと思います。
結論、長期インターンのほとんどが有給インターンであるため、学生も会社から給料がもらえます。
長期インターンでは社会経験がない学生も社員と同様の仕事を任されます。そして、その仕事が労働とみなされるため、会社に給料を支払う義務が発生します。
しかし、長期インターンの中には社員と同様の仕事は任されず、雑務などの簡単な仕事しか担当できないインターンもあります。
この場合は、任された仕事が実務とされないことがあり、無給の長期インターンになります。
また、実務を任されているにも関わらず、無給で働いている場合は違法インターンである可能性があるので、注意してください。
有給長期インターンの場合、給与がもらえるという点においてアルバイトと類似しています。
大学生の多くはアルバイトをしているため、長期インターンとアルバイトどちらで稼ごうか悩んでいる人もいるでしょう。
ここでは、長期インターンとアルバイトの違いを解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
アルバイトでは、マニュアルに沿った業務を遂行することが一般的です。
また、アルバイト勢が担当する業務と社員が担当する業務は区別されており、責任の重い仕事は社員が担当します。
一方で、長期インターンでは学生も社員と同様の実務を担当するため、社員と学生で業務の区別はありません。
たとえば、営業職の長期インターンの場合、学生であっても顧客に営業に行ったり、重要な契約の電話にも対応したりします。
大学生が経験するアルバイトは、飲食店やアパレルなどの接客業務が多いです。
そのため、アルバイトでは対人スキルを身に着けることができます。
お客様とのコミュニケーション力やトラブルへの対応力が養えるでしょう。
また、お客様の要望を先に察知したり、アルバイト同士の連携力も身に着けられます。
しかし、アルバイトでは任される業務が限られているため、得られるスキルは長期インターンよりも少ないです。
長期インターンでは、どの会社のどんなビジネスシーンでも必要となる基礎的なビジネススキルを習得できます。
ここでいう基礎的なビジネススキルとは、電話やメール対応、資料作成、プレゼンスキルなどを指します。
また、長期インターンでは学生にも主体性が求められており、会議に出席して意見を述べる場面もあります。
組織目線で課題を捉え、実現可能な解決策や利益向上のためのアイデアを議論しなければなりません。
したがって、長期インターンでは基礎的なビジネススキルに加えて、主体性や課題解決力、論理性などのスキルも養えます。
参考記事:https://voil-intern.com/articles/143
アルバイトではなく長期インターンでお金を稼ごうと考えている
人もいると思います。
せっかく時間を確保して長期インターンに参加するからには、たくさん稼ぎたいですよね。
ここでは、長期インターンの給料の相場を見ていきます。
まず、長期インターンの給料形態は主に3つに分類されます。
時給制・日給制・成果報酬制であり、職種や勤務形態によって異なります。
時給制の場合は、働いた時間1時間あたりに対する給料が支払われます。
時給制の長期インターンの給料相場は、1100〜1600円ほどです。
アルバイトと同等かそれ以上と考えていいでしょう。
アルバイトが時給制の場合は、その形態と同様です。
時給制だと働いた分だけ稼げるので、給料の調整がしやすくなります。
日給制は、働いた日数に対して給料が支払われる形態です。
日給制の長期インターンの給料相場は、5000〜10000円と幅が広いです。
1日にどのくらい働くことが想定されているのかにより、大きく異なります。
多くの場合、1日あたり5〜8時間ほどの勤務になるため、時給制で5〜8時間働く場合と大差はありません。
日給制の長期インターンの中には、1日何時間働いても給与は増えないという違法インターンがあるため、参加する前に1日何時間働く想定か確認しておきましょう。
成果報酬制は、時給制や日給制のように働いた分に対して給与が決まっているものではなく、仕事の成果に応じて対価が支払われる給与形態を指します。
成果報酬制の場合、仕事内容だけでなく出した成果によって報酬が変わるため、相場を出すことは難しいです。
そのため、アルバイトと同等程度稼げると断言もできません。
しかし、すでにスキルを有していたり、実力主義が向いていたりする人におすすめの給与形態と言えます。
たとえば、営業職では1契約につき3000円の成果報酬、エンジニア職では新規プログラム1つにつき10000円などが平均です。
私は成果報酬制の長期インターンに参加していました。
最初は覚えることがいっぱいで時給制に換算するとアルバイトより稼げていませんでしたが、業務に慣れてくると効率も上がり、勤務時間あたりの報酬は増えていきます。
営業の長期インターンをしていた友人も、目標契約数を達成したり、好成績が続くとインセンティブ(追加報酬)があったと言っていたので、実力主義や限界なく働きたい人には成果報酬制がおすすめです。
長期インターンを始める時は給料形態を確認し、1ヵ月あたりに稼げる給与を計算しておきましょう。
今回は、長期インターンでもらえるお金について解説しました。
社員と同様の仕事を任されるインターンである場合、任される仕事が労働とみなされるため、給与が発生します。
仕事内容や職種、保持スキルによってもらえる給与は異なりますが、時給制の長期インターンの場合は、アルバイトと同等かそれ以上稼げる相場となっています。