インターンシップとは、学生が働くとはどういうことかを学ぶために企業で行う職業体験を指します。
学生が参加できるインターンシップにはさまざまな種類があり、参加期間やプログラム内容も企業によって異なります。
1dayや2週間の短期間のインターンシップでは、会社説明を受けたり、学生同士でグループワークをしたりすることがメインプログラムです。
一方で、3ヶ月以上の長期間のインターンシップでは、基礎的なスキルや知識を身に着け、社員と同様の業務を担当します。
オンラインインターンシップとは、その名の通りオンライン上で開催するインターンシップを指します。
オンラインインターンシップはコロナ禍の影響により、実施する企業が増えていましたが、最近は対面での開催が回復してきています。
オンラインで開催するため、対面と同じプログラムを実施することは難しいですが、住んでいる場所をとわず参加できるのが魅力です。
また、リモート業務ができるIT企業やベンチャー企業では、オンライン長期インターンを開催している企業もあります。
今度オンラインインターンに参加するけれど、何を着たらいいか悩んでいる人はいませんか。
対面だと服装の指示があることが多いですが、オンラインインターンだと自由な場合もあります。
家で参加できるとはいえ、インターンシップなので、適した服装で参加しましょう。
第一に、オンライン上では服装の乱れが意外と目立つことをおさえておきましょう。
オンラインコミュニケーションツールを使って参加する場合、画面上に映るのは上半身だけです。
しかし、映る範囲が狭いからこそ、服装や身だしなみの乱れが意外とわかります。
特に、襟が折れていたり、髪型が崩れていたりすると目立ってしまうので、細かな部分にも気を配りましょう。
また、身だしなみや表情をきちんと見せるためにも、照明の明るさも調整しておくことがポイントです。
オンラインインターンシップに参加するにあたって、服装に関する連絡がないときは、無難にオフィスカジュアルな服装を着用しましょう。
指定がない場合、自由ということになりますが、パーカーやTシャツなどラフすぎると浮いてしまうかもしれません。
また、スーツだと反対にかっちりしすぎて印象が異なってしまうからかもしれないです。
したがって、派手な色や柄物は避け、ブラウスやシャツ、スラックスなどのオフィスカジュアルで臨みましょう。
企業からスーツ指定の連絡があった場合は、ビジネススーツを着用します。
就活用のスーツで問題ないので、ある人はそちらを着ましょう。
また、就活用を買っていない人は、黒やネイビーなどの落ち着いた色を選べば大丈夫です。
入学式で着るような、フリルや装飾が付いているようなシャツは避け、白色のカッターシャツを着るのが無難と言えます。
オンラインインターンシップに参加する企業によっては、個性を出した方がいい場合もあります。
たとえば、アパレル業界やデザイン職などです。
これらの企業では、服装指定がない場合が多く、参加学生も個性ある服装で臨む人がいます。
どんな服装までOKなのか、不安な人はインターンシップ担当者に相談してみるといいでしょう。
オンラインインターンシップに参加しようと考えている学生がいると思います。
せっかく参加するのであれば、たくさんメリットを得たいですよね。
そこで、ここからはオンラインインターンシップならではのメリットについて解説していきます。
1つ目のメリットは、遠方の学生でも参加しやすい点です。
オンラインインターンシップは、オンライン上のコミュニケーションツールさえ使用できればどこからでも参加することができます。
そのため、首都圏の企業のインターンシップに参加したい地方学生でも、住んでいる場所にとらわれずに参加できるのです。
また、反対に首都圏の学生が地方の企業のインターンシップに参加することも可能です。
2つ目のメリットは、スケジュールが調整しやすいことです。
オンラインインターンシップは、出勤する必要がないため、出勤に時間が取られません。
そのため、平日の日中に授業がある学生でも有意義に時間を使うことができます。
さらに、IT企業やベンチャー企業などリモート業務を導入している企業では、勤務時間も調整しやすく、夕方~夜の時間帯に働けるインターンシップもあります。
3つ目のメリットは、交通費がかからないことです。
オンラインインターンシップは、出勤する必要がないため、会社に行くまでの交通費がかかりません。
多くのインターンシップでは、交通費は経費となり、個人負担ではないので、学生に対するメリットは少ないかもしれません。
しかし、企業にとっては交通費にかかるはずの費用を違うところに回せるので、福利厚生やその他の手当など、結果としてインターン生にメリットになる場合があります。
他のインターンにはないメリットがたくさんあることがわかったと思います。
しかし、学生が参加しやすいオンラインインターンシップにもデメリットは存在します。
参加してからギャップに悩まないように、デメリットもきちんと把握しておきましょう。
1つ目のデメリットは、学生との距離が縮めにくいことです。
オンラインインターンシップは、オンライン上でしかコミュニケーションが取れません。
そのことにより、相手の雰囲気や温度感を掴むのに時間がかかってしまいます。
また、頻繁にコミュニケーションを取らないと、仲が深まらず、気軽に話せないかもしれません。
オンラインインターンシップに参加する際は、普段よりも積極的なコミュニケーションを心がけましょう。
2つ目のデメリットは、企業の雰囲気が感じにくいことです。
出勤しないため、会社の雰囲気が感じる機会が少ないです。
また、自分の部署の社員とはコミュニケーションを取っても、他部署とは関わりがない場合があります。
このような場合、会社にどんな人がいるのか、他部署の業務はどんな感じかなどがわからないかもしれません。
3つ目のデメリットは、参加倍率が上がりやすいことです。
オンラインインターンシップは、住んでいる場所にとらわれずに参加できるため、対象学生が多くなります。
したがって、対面のインターンシップよりも応募社数が多くなります。
中でも、長期インターンは倍率が高いとされているので、入念な選考対策をしておきましょう。
今回は、オンラインインターンシップに参加する際の服装について解説しました。
企業から服装に関してお知らせがあった場合は、それに従った服装で臨みましょう。
服装が指定されていない場合は、オフィスカジュアルを着用するのが無難です。
オンラインインターンシップなら、画面上に上半身しか映らないからと身だしなみが適当だと、意外とバレてしまいます。
限られた情報の中から良い印象を持ってもらうためにも、服装や身だしなみはきちんとしておきましょう。