有給インターンとは、学生が企業でビジネススキルを身に付けながら、実務経験を積むことができるインターンを指します。
有給インターンでは、学生も社員と同様の仕事を任されます。
そして、その仕事が労働とみなされることにより、学生も企業から給与をもらえます。
結論、大学の授業の方が優先です。
なぜなら、学生も本分は学業だからです。
有給インターンに参加した場合、他の予定よりも有給インターンを優先することになりますが、その場合でも授業の方が最優先になります。
そのため、有給インターンに集中しすぎて、学業を疎かにしてしまわないように注意しましょう。
もし、大学の授業よりも有給インターンに力を入れたい人は、休学という選択肢を考えてみてください。
大学の授業を優先しつつ、有給インターンに参加することは決して簡単なことではありません。
特に、授業の予定が多い低学年のうちは、有給インターンのためのまとまった時間を取ることが難しいでしょう。
そこで、ここからは有給インターンがだいがくと被らないようにするためにできることを解説していきます。
時間割を決めるときは、できる限り全休や半休の日を作るようにしてみてください。
なぜなら、1・2時間の空きコマを作るよりも、全休や半休を作った方が有給インターンに出勤しやすくなるからです。
また、学業と有給インターンの区切りも付けやすく、気持ちも切り替えもしやすくなります。
半休を作る際は、午前休よりも午後休の方が有給インターンで勤務できる時間が長くなるので、おすすめですよ。
授業の予定を理由に有給インターンの時間が取れなくて悩んでいる人は、焦って参加するのではなく、学業に余裕が出てきてからのスタートをおすすめします。
有給インターンは低学年から始めることができ、継続期間が長いほど、やりたい仕事や身に付けたいスキルを身に付けられるチャンスがあります。
しかし、学業が忙しいのに有給インターンに参加してしまうと、どちらも中途半端になってしまう恐れがあるので、そうなるよりも時間に余裕ができてからの方が集中できる可能性が高いですよ。
授業と被ることを理由になかなか有給インターンに参加できない人は、フルリモート勤務の有給インターンも検討してみましょう。
フルリモートであれば、空きコマの数時間や夜の時間でも勤務できる場合が多いです。
そのため、授業の予定が多くても、隙間時間を活用することができ、時間に融通が効きます。
また、出勤する必要がないため、出勤時間もかからないので、その分の時間を有給インターンに割けますよ。
授業の予定でまとまった時間が確保できないけれど、どうしても今有給インターンに参加したい人には、休学がおすすめです。
休学とは、その名の通り大学を一旦休むことを意味し、半年もしくは1年単位で休学することができます。
休学であれば、授業を気にすることなく有給インターンに参加できるので、有給インターンに全時間を割けるようになりますよ。
ただし、半年もしくは1年遅れることになるため、取れない授業が出てきたり、卒業年度が変わったりすることには注意が必要です。
平日は授業の予定でいっぱいいっぱいの人でも、土日ならという人がいると思います。
そんな方は、土日で勤務できる有給インターンを探してみましょう。
土日に営業していることが多いサービス業や、リモート業務の多いIT企業、ベンチャー企業がおすすめです。
休日がなくなってしまうリスクはありますが、授業に支障が出ない点では土日勤務は学生に向いていると思います。
いつもは授業の予定がないときでも、補講やテストなどで急に授業の予定が入る場合がありますよね。
そんなとき、有給インターンの勤務はどうしたらいいのでしょうか。
急に有給インターンと学業の予定が被ったときの対処法を解説していきます。
まずは、学業の予定がわかった時点で早いうちにインターン先に連絡しましょう。
早めに連絡しておくことで、代わりの人を探してもらって、業務を代わってもらうことができます。
また、休むことになった分の出勤日を違う日にズラしてもらう必要もあるため、シフトを組み直すうえでも早めの相談が大切です。
急に休むことになった場合、その日の業務を誰かに担ってもらわなければなりません。
そのため、その日にやるべきだった業務の引継ぎをおこないましょう。
次の出勤日でも大丈夫な業務もあると思うので、優先順位をつけて引継ぎすることが大切ですよ。
また、誰が担当することになっても大丈夫なように普段からマニュアルを更新しておくこともおすすめです。
誰かに引継ぎをおこなった場合は、その次の出勤時に引継ぎを受けます。
業務の進み具合はもちろんのこと、他部署や取引先からの連絡についても確認してください。
また、業務を代わってもらった人に対して、お礼を言うことも忘れないようにしましょう。
大学の授業と被ることが懸念点で有給インターンに参加できていない人がいるでしょう。
学生の本文は学業なので、学業を疎かにはできませんよね。
しかし、大学によってはインターンでの勤務を単位に変換できる場合があります。
学生課などに相談し、インターンが単位になるのかどうか確認してみてください。
もし、インターン経験で単位がもらえるのであれば、本来は授業の時間を有給インターンに割けることになりますよ。
今回は、大学の授業と有給インターンが被ることについて解説しました。
有給インターンに参加しているとしても、学生が最優先すべきことは学業です。
そのため、有給インターンに集中しすぎて、授業が疎かにならないように注意してください。
補講やテストなどで急に授業の予定が変わったときは、予定がわかった時点で速やかにインターン先に連絡し、業務の引継ぎや出勤日の調整をおこないましょう。