長期インターンのスカウトは、大前提企業から直接アプローチを受ける学生であるという証になります。
そのため、スカウトを受けるかどうかは問わず、長期インターンが自分に合っていると判断されたということを理解しましょう。
他者よりもあなたのスキルや経験値、人柄が評価されたということであり、企業とのミスマッチを防ぐことにもつながります。
自社が求める人物像に当てはまっていない人はスカウトは送りませんよね。
また、スカウト経由で長期インターンを始める場合、選考の一部が免除されるなどスカウト優遇のルートが存在する場合があります。
選考対策をする時間がなく、長期インターンを見送っていた人は絶好の機会かもしれませんね。
長期インターンのスカウトを受けるのか、断るのかは学生自身の判断に委ねられており自由ですが、長期インターンを探しているのであれば説明会や面談など話を聞ける機会に進んでみるのがおすすめです。
参考記事:https://www.naceweb.org/internships
長期インターンのスカウトには3つほど種類があります。
企業があなたの履歴書やプロフィールを見て、関心を持った場合に送られるスカウトです。
ノーマルスカウトは、ノーマルというワード通り特別な選考ルートとかはなく、あなたの経験値やスキルに基づいたアプローチと言えます。
企業があなたの履歴書やプロフィールを見て、高い関心を持ったときに送られるスカウトです。
シルバースカウトは、特定のスキルや経験値が求められる企業で、求める人物像に適していると判断された場合に行われることが多いです。
3つの中で最も高い関心を持たれたときに送られるスカウトです。
企業は求める人物像にあなたがマッチしていると判断し、強い意志でスカウトを送っています。
スカウトが送られてきたときに、どのスカウトに該当するのか見極めるポイントがあります。
まずは、メッセージ内容をよく確認しましょう。
企業があなたのスキルや実績について言及しスカウトを送ってきている場合は、高い関心を持たれている可能性があります。
また、詳細な返信を求められているときは、企業側があなたのことをもっと知りたいと思っている証拠なので、本気度の高いスカウトとして受け取ることが可能です。
参考記事:https://www.naceweb.org/talent-acquisition/internships/15-best-practices-for-internship-programs/
スカウトメッセージに返信するときは、まず送信元が企業の採用担当者なのか、エージェントなのかを確認しましょう。
そして、メッセージの冒頭でスカウトをもらったことに対するお礼を述べます。
関心があるスカウトであればその旨を伝え、気になる質問や心配事を添えましょう。
そして、スカウトを前向きに検討していることを示し、説明会や面談の日程調整などを進めます。
最後に、再度お礼を述べ、署名を付けます。
スカウトを受けない場合は、志望企業ではないことや長期インターンに参加できる時間がない旨など事情を説明して、断りを入れましょう。
スカウトへの返信でポイントとなるのが、返信の早さです。
企業も返信が遅い学生と早い学生では、早い方が一緒に働きたいと感じます。
熱意があることを伝えるためにも、早めの返信を心がけてください。
また、選考に進む意思があるのであれば、返信時から自己PRを加えておくことをおすすめします。
自身の経験やスキルを簡潔にまとめておくことで、少しですがアピールにつながります。
件名:スカウトへのお礼(○○大学○○学部氏名)
株式会社○○採用担当○○様
はじめまして。
○○大学○○学部の氏名と申します。
この度は、長期インターンシップのスカウトのご連絡をいただき、ありがとうございます。
求人内容を確認し、○○なところに魅力を感じ、貴社の長期インターンシップに興味を持っております。
私は大学で○○を学び、課外活動では○○の経験を積みました。
これらの経験を長期インターンシップで活かすことができたら幸いです。
ぜひカジュアル面談に進みたいと思うため、
日程調整を進めさせていただきたいです。
希望日程は以下のとおりです。
〇月〇日(曜日)00:00~00:00
〇月〇日(曜日)00:00~00:00
〇月〇日(曜日)00:00~00:00
お忙しいところ恐れ入りますが、ご確認のほどよろしくお願い申し上げます。
署名
この度は、長期インターンシップのスカウトのご連絡をいただき、ありがとうございます。
貴重な機会といただいたにもかかわらず、大変申し訳ございませんが、
現在研究活動が忙しく、長期インターンに参加できる時間が確保できません。
そのため、スカウトはご遠慮させていただきます。
お声がけいただきましたことに感謝申し上げます。
署名
長期インターンのスカウトに返信する際は、メールを送る時間に注意してください。
企業の営業時間内に送ることが一般的なマナーとされています。
授業やアルバイトの関係で日中にメールを返信することが難しい学生もいると思います。
その場合は、メールの送信時間を設定し、9~18時の間で送信を予約しておくと安心です。
スカウトを断る場合はメールを送りづらいかもしれませんが、メッセージを確認したのであれば返信するのがマナーです。
企業もスカウトを断る場合があることは承知しているので、きちんと返信をしましょう。
私が長期インターンを始めたのはスカウトがきっかけではありませんが、スカウトアプリは入れていたので、スカウトメッセージは来ていました。
メッセージにプロフィールを読んでくれたんだろうなということがわかる言及があれば、本気度が高いと捉えてよいでしょう。
一括送信などでスカウトを送っている企業のメッセージには、個人に言及することがあまり書かれていないので、見極めることができると思います。
今すぐ長期インターンを始める気はないけど、気になる企業がある場合は、一旦説明会や面談に進んで、企業理解や自己分析を進めてみてください。
今回は、長期インターンのスカウトをもらったときの返信について解説しました。
スカウトアプリやサイトに登録していると、プロフィールを見た企業からスカウトが届きます。
スカウトを受ける場合、悩んでいる場合、わからないことがあって判断が付かない場合、断る場合、どんな場合でも返信することが一般的なマナーです。
難しいメールの文章は求められていないので、事情がわかる本文を記載し、早めに返信しましょう。