有給インターンとは、学生が企業でビジネススキルを学びながら実務経験を積むことができる学生向けの長期間インターンを指します。
有給インターンでは、学生も社員と同様の仕事を任され、その仕事が労働とみなされます。
そのため、学生にも企業から給料が支払われます。
その一方で、実務を担当しないインターンでは給料が発生しないため、無給インターンと呼ばれます。
有給インターンは就職を控えた3年生がやるものだと思い、参加を留まっている1・2年生はいませんか。
実は、就活まで時間のある1・2年生でも有給インターンに参加できるのです。
応募条件として学年が決められている求人もありますが、低学年が参加できるものもあるので、ここからは大学2年生が有給インターンをやるメリットを見ていきましょう。
有給インターンでは、学生も実務を担当するため、社会人としてのスキルやマナーが求められます。
また、社員と同様の仕事を任されるため、責任感や能動性を持って働かなければなりません。
このように、学生が責任のある実務を担当し、一人の社会人として働ける機会はあまりないですよね。
大学2年生からの有給インターン経験は、仕事について考えるきっかけになることはもちろん、将来の選択肢を広げられるスキルを身に着けられる時間になりますよ。
有給インターンでは、さまざまな仕事を経験できます。
そのため、自分にとって向き不向きな仕事を理解でき、業務を通して活かせるスキルや強みもわかります。
また、多くの人とコミュニケーションを取る中で、チーム内でのポジションや自分に求められる役割も知れます。
このように有給インターンでは、じっくりと時間をかけて自分と向き合えるため、自己理解を深められますよ。
大学2年生から有給インターンに参加していると、将来を考える時間がたくさん持てます。
就活開始ギリギリで動き始める人と比べると時間の余裕が全然違いますよね。
早いうちから有給インターンを始めると、1社目の有給インターンで経験したことをもとに、2社目のインターンにも挑戦できます。
また、企業探しにも時間をかけれるため、より自分に合う企業を見つけられる可能性も大きくなりますよ。
早速有給インターンに参加しようと求人を探している人はいませんか。
スマホで簡単に求人が調べられる反面、自分に合う企業がどれか迷っている人もいるでしょう。
そこで、ここからは有給インターンの探し方を解説します。
求人を探す方法はたくさんあるため、自分に合う方法を試してみましょう。
複数の求人を比較検討したい人には、エージェントや求人掲載サイトで探す方法がおすすめです。
エージェントサイトでは、面談を通してあなたに合った企業を紹介してもらえます。
また、選考のアドバイスをもらえる場合もあります。
求人掲載サイトでは、有給インターンに求める条件を絞ったうえで求人を検索できるため、より自分に合う求人を見つけることに役立ちます。
有給インターンの求人がどんなものか知りたい人には、大学のキャリアセンターを活用することをおすすめします。
大学のキャリアセンターには、大学とつながりがある企業の有給インターン求人情報があります。
初めて求人探しをするという方は、キャリアセンターにある求人に目を通してみましょう。
OBOGがいる場合、会社の雰囲気を聞いてみたり、選考のポイントを教えてもらえたりする可能性もありますよ。
会社の雰囲気を知ってから応募を決めたいという人には、ネットワーキングイベントへの参加がおすすめです。
ネットワーキングイベントでは、有給インターンを実施している企業の社員から直接話を聞くことができます。
そのため、疑問に思ったことや不安をその場で解消できるため、安心して気になる求人に応募できるというメリットがあります。
また、話をしてくれる社員から会社の雰囲気を知れるので、業務内容以外でも自分に合っているかどうか確認できるでしょう。
気になる企業がある人は、その企業のサイトから求人を調べることがおすすめです。
有給インターンを実施している場合、企業の採用サイトに求人情報が掲載されています。
企業のサイトを調べることで求人を見つけることに加えて、同時に企業研究も進めることができます。
社員インタビューなどにも目を通せると、企業への理解度が高まるでしょう。
よく知らない企業で働くのは不安という人は、友人からの紹介がおすすめです。
有給インターンを経験した友人がいる人は、その人の有給インターン先を紹介してもらいましょう。
友人からどんな業務を任されていたのか、社風はどんな感じなのかリアルな話を聞けることもメリットです。
また、選考のポイントを教えてもらいやすいので、選考対策も立てやすくなりますよ。
有給インターンで次につながる経験を得るためには、自分に合う企業で働くことが重要です。
しかし、初めて参加する大学2年生が自分に合う企業を見つけることは簡単なことではありません。
そこで、ここでは大学2年生が自分に合った有給インターンを選ぶ方法を3つ紹介します。
これから有給インターンに応募する大学2年生はぜひ参考にしてみてください。
有給インターンに応募する際は、まず有給インターンに参加したい理由を明確にしましょう。
「友達が有給インターンを始めたから」「経験した方が就活に有利そうだから」など曖昧な理由では、有給インターン中に困難な壁にぶつかったときにすぐに辞めたくなってしまいます。
しかし、明確な理由を持って参加していると、目的や目標のために困難な場面を乗り越えようとすることができますよ。
有給インターンをやりたい理由が上手く考えられない人は、有給インターンを終えたときになっていたい自分の姿を想像してみてください。
自分に合う有給インターン先を見つけるには、自分のことを理解することが大切です。
特に、仕事を探すときは興味のあることややってみたいことを理解しましょう。
自己分析をしたり、過去の経験を振り返ったりすることで、何が楽しいと思うのか、どんなことが得意なのかがわかってきますよ。
主観的に理解することが難しいときは、異業種交流会や就活イベントなどでいろいろな人の話を聞いてみて、交友の幅を広げることもおすすめです。
自分に合う有給インターン先を探すには、選択肢を狭めないことも大切になります。
興味や関心から志望業界や職種を絞りすぎてしまうと、目を通す求人が限られてしまいます。
これまでは見てこなかった業界や職種の求人でも、自分に合う企業があるかもしれないので、視野を広げていろいろな企業を調べてみましょう。
気になる企業の記事を読んで、どんな人が何の仕事をしているのか、その企業で活躍している人はどのような人かを調べてみると自分が働くイメージがしやすくなりますよ。
有給インターンは早いうちから参加することで、将来のキャリアにつながる経験となります。
特に、大学に慣れた大学2年生から始めると、就活まで余裕を持って将来を考えられます。
また、どの企業に就職したとしても必要となる仕事の進め方や考え方、資料作成を学生のうちに身に着けておくことは、社会人になったときにとても役立つ経験です。
さらに、学生のうちに社会人として必要なスキルを習得することは、就活で他の学生と差をつけるだけでなく、就職後も活躍のチャンスを広げることにもなります。
今回は、大学2年生が有給インターンに参加するときに知ってもらいたいことを解説しました。
大学2年生から有給インターンに参加することには、早くから将来を考えられる、就活まで余裕を持てるなどのメリットがあります。
しかし、次につながる経験を得るためには自分に合った企業で働くことが大切です。
1人で求人を探すのが大変な人は、エージェントサイトやイベントなどを活用し、客観的な意見も取り入れてみることをおすすめします。