長期インターンとは、学生が企業でスキルを身に付けながら実務を経験できるインターンです。
長期インターンでは、学生も社員と同様の仕事を任され、仕事が労働とみなされます。その結果、学生も給与をもらうことができ、有給インターンと呼ばれることもあります。
また、参加期間が1ヶ月以上のものを長期インターンと指し、一般的には3ヶ月以上の継続が求められています。
長期インターンの選考では、学生から質問ができる逆質問が聞かれることが多いです。
企業は質問をすることで学生のことを知ろうとしていますが、なぜ逆質問を実施しているのでしょうか。
ここでは、企業が逆質問の時間を設ける理由を見ていきたいと思います。
企業は学生の意欲を知りたいと思って逆質問を聞いています。
長期インターン選考を受ける前、多くの人は企業研究をすると思います。
しかし、ホームページに載っていることや聞いたことだけではわからないことがありますよね。
また、志望企業の長期インターンに参加したいという思いがあるなら、気になることや知っておきたいことがあるはずです。
したがって、企業は逆質問を考えているかどうか見て、参加意欲を判断しています。
ほとんどの学生が長期インターンに参加するのは初めてですよね。
そのため、企業は安心して長期インターンに参加できるように、知らないことや心配事をできる限り解消してほしいと思っています。
したがって、長期インターン選考の逆質問は、学生の不安を取り除くために聞かれる質問でもあるのです。
わからないことや不安なことがある人は、直接社員に聞ける機会なので、質問を考えておきましょう。
逆質問からはコミュニケーションスキルも見られています。
面接官は当日になってみないとわからないため、面接官のポジジョンに合った質問をできるかどうかも見られているポイントです。
コミュニケーションスキルは、単なる話上手ではなく、相手を思って会話ができているかが大切なので、TPOや相手の立場を考えたうえで逆質問をしましょう。
長期インターン選考の逆質問は、学生から基本的に何でも質問していい時間です。
しかし、質問するのを避けた方が良い質問がいくつかあります。
印象を下げないためにも、聞いてはいけない質問を理解しておきましょう。
企業サイトに記載してある内容について質問するのは避けましょう。
なぜなら、企業研究ができていないと思われてしまい、事前準備力が足りていないと判断される恐れがあるからです。
しかし、企業サイトを見て気になることがある人もいると思います。そのようなときは、「企業サイトには○○と記載されていたのですが、○○という解釈で合っていますでしょうか」と企業研究をしたうえで詳しく知りたいという旨を伝えましょう。
長期インターンに参加する際は、給与や待遇面が気になると思います。
しかし、仕事の条件のみを聞いてしまうと、やる気がないと思われ、印象が下がってしまう可能性があります。
そのため、給与や待遇面ばかりを気にしていると思われないことが大切です。
したがって、他の質問をした流れで仕事の条件に関する質問をすると良いでしょう。
また、ドストレートに聞かないこともポイントですよ。
逆質問では基本的に何でも聞くことができますが、無意味と捉えられる質問は避けましょう。
たとえば、長期インターンに関係のない話であったり、面接官のプライベートを詮索する質問などです。
これらは、長期インターンに関する疑問や不安を解消するための質問ではないため、なぜ聞くのかを思われてしまいます。
逆質問があることを事前に教えてもらうことは少ないですが、ほとんどの面接で逆質問が設けられています。
そのため、質問をしないと「事前準備ができていない」「志望度が高くない」と思われてしまう恐れがあります。
逆質問で質問をしないことは、面接官に失礼な質問をすると同様なくらいNGな行為です。
したがって、3~5つは質問を準備していきましょう。
また、準備ができていなくても、当日聞いたことを詳しく教えてもらうなど最低でも1つは質問するようにしてください。
長期インターンの面接での逆質問では、聞かない方がいい質問がありましたね。
それでは、どのようなことを質問すればいいのでしょうか。
ここでは、長期インターンの面接でおすすめの逆質問を紹介します。
逆質問を考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
逆質問では、長期インターンに参加したい意欲や熱意の伝わる質問をするのがおすすめです。
企業が求める人物像と自分の強みやスキルがマッチしていることもアピールできるといいですね。
長期インターンを深く理解するためには、任される業務について知っておく必要があります。
不安なく業務に取り組むためにも仕事内容に関する質問を聞いてみましょう。
長期インターン先が自分に合っているかどうか判断するためには、面接官の経験談や社員との交流について知っておくことがおすすめです。
逆質問では、企業研究からはあまりわからない社員や面接官に関することも聞いてみましょう。
長く働くには、自分の性格や理想の働き方に合っている企業を選ぶことが重要です。
そのため、逆質問では社風に関する質問がおすすめですよ。
今回は、長期インターンの面接で聞かれる逆質問について解説しました。
逆質問は、学生の不安を解消したり、参加意欲を図ったりするために実施されています。
そのため、事前に3~5つの質問を考えておき、質問をしないことは避けましょう。
強みやスキルをアピールしたり、社風を知れたりする質問ができるといいですね。