長期インターンとは、学生が企業で社員と同様に働き、実務経験を得られるインターンシップのことを指します。
社員と同様の仕事を任される長期インターンでは、その仕事が労働とみなされます。そのため、学生でも給与をもらうことができ、長期インターンは有給インターンと呼ばれる場合があります。
理系学生で文系就職を考えている人がいると思います。理系から文系に変わる人は、就職前に仕事の理解を深めておきたいですよね。
実際に、理系学生が文系就職をする場合は、長期インターンに参加することがおすすめです。ここでは、文系就職したい理系学生こそ長期インターンに参加すべき理由を解説します。
第一に、長期インターンに参加することで仕事の適性を確かめることができます。文系就職をしたいと考えていても、いざ仕事をしてみたらやっぱり理系の方がよかったなんて場合があるからです。
就職してからやっと適性に気づくようでは、せっかく就職したのにすぐに転職を考えなくてはいけない可能性があります。
そのため、理系から文系に変わろうとしている人は、まずは長期インターンで働き、実体験から仕事の適性を理解することが大切です。
次に、長期インターンで実務を経験すると視野を広げることができます。
責任のある業務を通して、業界ならではの視点や職種ごとの特徴などを掴むことができるからです。理系から文系に就職したい方は、文系ならではの視野を知るためにも長期インターンに参加してみてください。イメージでは捉えられなかった物事が見えてくるはずですよ。
最後に、長期インターンに参加するといろんな面で役立つスキルが習得できます。
特に、社会人として最低限必要となるビジネススキルはどの職種に就職したとしても活かせる基礎的なスキルです。
また、職種ごとの専門的なスキルを身に着けることもでき、スキルアップしていくとできる仕事も増えていきます。やりたい仕事や挑戦したいことがある人は、スキルを身に着けていき、任せてもらえる仕事の幅を広げていきましょう。
理系から文系就職をしたくても、長期インターンに参加する時間を取るのが難しい人がいると思います。
授業や卒業研究などがあると、まとまった時間を確保しづらいですよね。
そこで、忙しく長期インターンに参加することができないときの対処法を解説していきます。理系から文系就職のためのインターンに参加したいけれど、悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
まずは、授業や部活動のない土日に参加できるインターンを探しましょう。
長期インターンを実施している企業は、平日出勤が基本なため、授業が忙しい学生は参加しづらいです。しかし、土日に出勤できる企業であれば、授業の予定を気にすることなく、参加することができます。
学業と両立したい、授業の予定がずらせない人は土日に出勤のインターンがおすすめです。
続いては、時短勤務ができるインターンを探すこともおすすめです。
授業で忙しいことが理由で長期インターンを諦めている人は、勤務時間が少ないインターンを探してみましょう。
時短で勤務できるインターンであれば、授業が終わってからや授業前に参加することができますよ。
また、勤務時間に融通が利く企業であれば空きコマを有効活用できる場合もあります。
最後に、長期インターンにはリモートワークという勤務形態もあります。
リモート勤務ができるインターンであれば、勤務時間を自分で決めることができる場合があり、空いた時間で働くことができます。
また、出勤の必要がないため、大学や自宅で働くことも可能です。
結論、基本的に理系学生が文系職に応募することはできます。
反対に、文系学生が理系職に応募するには、スキルや資格の条件があり、厳しい場合が多いです。
そのため、理系学生で文系職に就こうと思っている人は、理系の知識をアピールポイントにすることが大切です。
したがって、セールスエンジニアなど理系特有の知識を活かせる営業職などを狙ってみてもいいかもしれません。また、学生のうちに文系職である営業職を経験しておくのもおすすめですよ。
今回は、文系職に就職したい理系学生に長期インターンがおすすめな理由を解説しました。
理系学生が文系職に応募する際は、長期インターンで適性を判断したり、理解を深めたりすることが大切です。
思っていたのと全然違うなんてことがないように、インターンに参加してギャップを埋めておきましょう。