長期インターンとは、学生が企業で実務経験を積むことができるインターンシップのことを指します。
長期インターンは、参加期間が1ヶ月以上のものを指し、基本的には3ヶ月以上の継続が求められています。
また、社員と同様の仕事を任されるため、仕事が労働とみなされ、給与をもらうことができます。
そのため、長期インターンは有給インターンと呼ばれることもあります。
長期インターンに参加するには、面接選考を受けなくてはなりません。
しかし、学生にとって面接は不安で緊張してしまうものですよね。
ですが、面接のマナーを押さえていれば自信を持って臨むことができます。
そこで、ここからは面接の受付時に守るべきマナーについて解説していきます。
まず、長期インターンの面接選考の受付は2パターンに分けられます。
1つは、企業のオフィスがビルにあり、総合受付で名乗るパターンです。そして、もう1つは、企業の面接室で直接受付をするパターンです。
総合受付の場合は、面接を受けに来た旨を伝えて、面接室まで通してもらいます。そのため、企業名はもちろん採用担当者の氏名をしっかり覚えておきましょう。また、面接時間ギリギリに行くと開始が遅れてしまう恐れがあるので、早めに受付することをおすすめします。
そして、直接受付をするパターンでは、面接場所についたら電話やメールで連絡を取ります。ほとんどの場合で、採用担当者が出てきてくれたり、入室を促してくれますよ。
長期インターンの面接の受付をするときは、服装や身だしなみを整えましょう。
まだ本番の面接は始まっていませんが、受付時の様子は意外と見られています。そのため、受付をする前にトイレなどできちんと身だしなみを確認しておくことをおすすめします。
また、総合受付で面接を受ける企業ではない人とやり取りするときも、丁寧に礼儀正しく接しましょう。
長期インターンの面接選考は、多くの場合学生と社員が初めて対面する場面です。
そのため、お互いの第一印象となる重要な機会にもなります。
そこで、ここからは第一印象に繋がる挨拶について気を付けるポイントを解説していきます。
まず、面接室に入室する際は、はっきりとした声で以下のように挨拶し、大学名と氏名を伝えましょう。
「失礼いたします。〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。」
また、受付時や面接室までの移動時に社員に会った場合も、丁寧に挨拶しましょう。緊張すると思いますが、何も言わずに通るよりも笑顔で挨拶した方が印象がいいですよね。
面接選考は、学生と初めて対面する場面なので第一印象となります。
良い第一印象を持ってもらうためには、挨拶はもちろん相手の目を見て話すことが大切です。目線が動いていたり、下を向いていたりすると自信がないと思われてしまい、前向きな姿勢が伝わりづらくなってしまいます。
そのため、話を聞いてもらいたい人の目を見て会話しましょう。目を見て話すことで、話が伝わりやすくなり、解釈のミスなども防ぐことができますよ。
長期インターンの面接選考は、学生が面接官の質問に答えるのが一般的です。そのため、面接の回答が重視されていると思いがちです。
しかし、面接選考では話を聞く態度も意外と見られています。
なので、面接官の話に対する理解度を示すためにも、相槌を打ったり、分からないことがあったら質問したりしましょう。
また、無表情で話を聞いていると伝わっているのが分かりづらいので、表情にも注意するのがポイントですよ。
長期インターンの面接選考では、面接が始まる前に自己分析をすることが多いです。
しかし、いきなり自己分析してほしいと言われても、何を話したらいいか迷いますよね。
そこで、ここでは社会人を相手としたときの自己分析について解説していきます。
まず、大切なことは伝えたいことを簡潔にまとめて長々と話さないことです。
自己分析に制限時間があることは少ないですが、面接で質問されることを考えると全てを話す必要はありません。
そのため、アピールしたいことや知ってほしいことを長々と話すのは避けましょう。面接で深掘りしてもらいたいエピソードを1つ交えて話すのがおすすめです。
「おはようございます。
〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇と申します。
私は、大学では法学を学んでおり、現在は特に商法について研究しています。
また、中学時代に始めたバレーボールを大学でも部活動で続けており、来月の大会に向けて日々練習しています。目標に向かってコツコツ練習を積み上げていくことが好きなので、練習メニューを書いて個人練習にも取り組んでいます。
少し緊張しておりますが、本日はどうぞよろしくお願いいたします。」
今回は、長期インターンの面接時のマナーについて解説しました。
慣れない面接は、緊張や不安が大きいものです。
しかし、事前に守るべきマナーを理解しておくことで、余裕を持つことができ自信を持って臨むことにつながります。
特に、受付時のマナーは予習を忘れてしまうことが多いので、さまざまなパターンを想定して事前の確認を怠らないようにしましょう。