初めて長期インターンに参加する人は、ちゃんと仕事ができるか不安だと思います。
社員の方が仕事でどのような点を見ているのかも気になりますよね。
そこで、ここからは長期インターンではどのようなことが見られているのかを解説していきます。
まず、大前提に最初から完璧に仕事ができるわけではないことを理解しておきましょう。
長期インターンを実施している企業の多くが、社会で働いた経験のない学生が参加することを前提としています。そのため、最初からできる人だと期待して、多くは求めていません。
教えてもらう前から仕事ができる人は少ないので、できないことが当たり前だと思って、気負いせずに仕事に慣れていくことが大切です。
続いて見られるポイントは、目的や目標までの過程です。
応募前に考えた参加目的や目標を達成するには、上司と企業が長期インターン生に求めていることとのすり合わせを行うことが大切です。上司に相談したうえで、どのような仕事を担当するのかが決まり、どうやって自発的に行動するのかが見られます。
したがって、挑戦したいことや興味関心をしっかり伝えておく、自主的に動くことでチャンスの可能性が高まりますよ。
最後は、投げ出さずにやり抜けるかどうかです。
長期インターンでは社員と同様の仕事を任されるため、仕事に対する責任も伴います。
そのため、任された仕事を最後までやり遂げられるかどうかが成果の判断ポイントとなるのです。難しい業務や困難な場面に当たったとしても、問題を解決しようとする姿勢を大切にしましょう。分からないことやできないことがあっても、解決に向かおうとする姿勢が評価されますよ。
長期インターンで「仕事が全然できなかったらどうしよう」と心配な方がいると思います。
せっかく参加した長期インターンで評価されなかったら悲しいですよね。
そこで、ここでは長期インターンで無能だと思われてしまう人の特徴を解説していきます。
長期インターンで無能だと思われる人は、当たり前のことができていない人です。長期インターンでは、難しい仕事をこなすよりも基本的なマナーやスキルの方が大切ですよ。
挨拶や返事ができていない人は、無能だと思われてしまいます。
なぜなら、挨拶や返事は長期インターンに限らず、どのような場面でも必要不可欠なマナーだからです。基本の基ができていない人には、責任ある仕事は任せられないですよね。
最初のうちはできないことがあって当然なので、難しいことを考えるよりも挨拶や返事は忘れないように意識しましょう。
周りが見えず、自分中心になっている人は無能だと思われる可能性が高いです。
長期インターンで任される仕事は自分1人で解決できる仕事ではありません。メンターや上司はもちろん、他部署の社員や取引先も関わる仕事です。
なので、周りが見えていない状態で自分勝手に仕事を進めると、仕事ができない人だなという印象になってしまいます。
自分1人のペースで進められる業務もありますが、進捗を報告して、連携を取り合うのが仕事のベースなので、周りに気を配るようにしましょう。
何度も同じミスを繰り返す人は、無能だと印象づけられてしまう可能性があります。
長期インターンではメンターや上司に教えてもらいながら、少しずつ仕事ができるようになります。そのため、最初からいきなり何でもできるわけではありません。社会に出て働いた経験がない学生が業務を担当するので、ミスや勘違いも起こります。企業も長期インターン生がすべて完璧にできるとは思っていないため、ミスは想定内のことです。しかし、一度注意されたミスを何度も繰り返していると「反省していないのかな」「気を付けていないのかな」と思われてしまいます。
無能な人だと思われないためには、注意されたことを振り返り、同じようなミスをしてしまわないように、メモやチェックリストを作っておきましょう。
知ったかぶりをして話を聞いていない人は、無能だと思われてしまいます。
長期インターンでは基礎的なマナーやスキルも教えてもらえるため、すでに知っている情報の場合があります。なので、「もう知ってるからいいや」と思う人もいるでしょう。
また、新しい仕事を教えてもらう際に、簡単にできそうだと思うこともあります。そのような時に、知ったかぶりをしてしっかり教えてもらう機会を失ってしまわないように注意してください。
知ったかぶりをすると、勘違いやミスに繋がってしまうので、本当に知っていても説明はしっかりと聞いておくべきですよ。
報連相ができない人は、無能だと思われてしまう可能性が高いです。
報連相とは「報告、連絡、相談」のことを指し、業務を進めていくうえで欠かせないものです。
任せた仕事がどのくらい進んでいるのか、困っていることはないかを上司が把握するためにも、自分から報連相をする必要があります。
なので、任された仕事を完結するまでに1度も報連相がないと、上手く仕事が進められない人だなという印象になってしまいます。
無能だと思われてしまわないように、1人でできる仕事だとしても報連相はおこないましょう。
長期インターンで無能だと思われる人は、基礎的な部分を疎かにしている人です。そのため、基本的なマナーやスキルをきちんとしていれば、難しい仕事ができなくても、無能だと思われる可能性は低くなります。
そこで、最後に長期インターンで無能だと思われないためにできることを解説します。これから長期インターンに参加する人は、以下のことを徹底しましょう。
まずは、人としての基礎を怠らないことです。
人としての基礎とは、挨拶や返事、お礼、気配りなどを指します。
これらはどの業務を担当する場合でも必ず必要となる最低限のマナーやスキルです。
なので、基礎的なマナーやスキルができていないと、仕事ができるかできないかという問題以前に人としての振る舞いができない人になってしまいます。長期インターンで目的を達成して、成果を上げるには基礎部分を怠らないようにしましょう。
次は、メモを取ることです。
長期インターンでは次々と新しい仕事を教えてもらえます。教えてもらったことを忘れないようにするためにメモは欠かせません。
また、同じ質問や同じミスを繰り返さないようにするためにもメモを残しておくのが大切です。
もし、メモできるものを持っていない時は、「携帯しか持っていないのですが、メモを取ってもよろしいでしょうか」と一言添えましょう。
相手への配慮が欠けていなければ、注意される心配も少なくなりますよ。
最後は、報連相の徹底です。
報連相はメンターや上司から問われたときにするものではなく、自らするものです。なので、簡単ですぐ終わる仕事であっても、報連相は欠かせずおこなってください。
それから、相談をするときは相手にすべて教えてもらうのではなく、自分の意見を持った状態でアドバイスをもらう、もしくは違う選択肢を教えてもらうようにしましょう。
報連相ができる人は、仕事を上手く進められる人だと思われるので、やりたい仕事を任せてもらうチャンスに繋がりますよ。
今回は、長期インターンで無能だと思われる人について解説しました。
結論、長期インターンでは任せられた仕事ができない人ではなく、基礎的なマナーやスキルができていない人が無能だと思われてしまいます。
なので、新しい仕事や大変な仕事ができなかったらと悩むのではなく、当たり前のことを怠らないようにしましょう。
基礎部分ができている人は、信頼も高まり、やりたい仕事を任せてもらえるチャンスになりますよ。