長期インターンとは、報酬を得ながら就業体験を行う学生向けの長期間インターンシップのことを指します。
長期インターンでは、学生も社員と同様の仕事を任されます。
そして、その仕事が労働とみなされることで、企業に報酬を支払う義務が発生し、学生は給与を得ることができます。
長期インターンをいつから始めようか悩んでいる人がいると思います。
結論、長期インターンはできるだけ早くから始めることがおすすめです。
なぜなら、早く始める分、継続できる期間が長くなりますし、スキルを身に着けられる時間も多くなります。
しかし、大学1・2年生だと授業も多く、長期インターンに割ける時間が少ないと思います。
低学年のうちから長期インターンに参加したい人は、授業を疎かにしないようにシフトを調整したり、長期インターンに集中するために休学したりなどの工夫を行いましょう。
▶参考:https://bau.edu/blog/internship-duration/
長期インターンに初めて参加する人は、どんな仕事を任されるのか心配だと思います。
長期インターンでは、未経験の学生でも社員と同様の実務を担当します。
仕事に慣れてできることが増えていくと、やりたい仕事を任せてもらえる可能性があります。
長期インターンでは、職種ごとにおもな業務内容が違うので、長期インターンで人気の職種について見ていきましょう。
営業職では、自社のサービスや商品の魅力を伝えて、新規顧客を獲得することが仕事になります。先輩社員に同行して営業をしたり、営業のサポート業務を行ったりします。
マーケティング職では、自社のサービスや商品を販売していくために、消費者行動を分析したり、市場調査をしたりします。マーケティングはチームで業務を進めていくことが多いです。
エンジニア職では、システムの設計や開発、修理などを行います。エンジニア職もチーム業務が多く、一人ひとりが役割を担って1つの制作を行います。
長期インターンに初めて参加する人は、知らないことばかりで不安だと思います。
そこで、ここからは長期インターンに参加する人には、知っていてもらいたい基礎知識を解説していきます。
まずは、長期インターンの給与についてです。
長期インターンでは、社員と同様に実務を任されるので、その仕事が労働とみなされ、学生も給与をもらうことができます。
給与は、時給制や成果報酬制などの形態があり、時給制の場合は1100~1500円が相場となっています。
続いて、長期インターンで働く期間についてです。
長期インターンは、実務を担当できるようになるためのスキルを習得するために、3ヶ月以上の継続が一般的になっています。
そして、やりたいことを任せてもらえたり、複数のスキルを身に着けたりするためには、半年以上の継続が推奨されています。
最後に、長期インターンのシフトについてです。
長期インターンで働く日や時間は、決まっていることもありますが、シフトを出して調整することが多いです。
授業や学校行事などの予定と調整して、学業を疎かにしないシフトを組みましょう。
また、長期インターンに参加しやすいように、半休や全休のある時間割を作ることがおすすめです。
ここまでの解説で、長期インターンへの参加意欲が高まった方もいると思います。
しかし、どうやって自分に合った長期インターン先を見つけるのかわからないですよね。
そこで、ここでは長期インターンの失敗しない探し方をご紹介します。
まずは、大学のキャリアセンターを活用する方法です。
大学のキャリアセンターには、大学と繋がりがあったり、OBOGがいたりする企業の長期インターン求人情報があります。
どうやって求人を探し始めたらいいのか分からない人は、キャリアセンターで求人がないか聞いてみましょう。
次は、長期インターンに参加した友人に紹介してもらう方法です。
長期インターン経験者が周りにいる場合は、その長期インターン先を紹介してもらいましょう。
経験者がいると、会社の雰囲気や実際の仕事について聞くことができ、選考のアドバイスをもらえたりもします。
最後に、エージェントサイトを活用する方法です。
エージェントサイトでは、面談を通して一人ひとりに合った企業の求人を教えてもらえます。
また、複数の求人を比較検討したり、条件を絞って求人を探したりもできます。
自分に合った企業を見つけて、ミスマッチを防ぐためにもエージェントサイトはおすすめです。
長期インターンについて、まだまだ知りたいことや心配なことがあると思います。
そこで、最後に長期インターンのよくある質問に答えていきます。
A1.有給の長期インターンでは基本的に交通費が支給されます。
そのため、出勤するのにかかった交通費の領収書の提出が求められます。
電車やバスを使う人は、定期の領収書をもらっておきましょう。
A2.長期インターンは1・2年生からも参加できます。
応募条件に3年生以上などの条件がない限り、低学年でも参加できるので、ぜひ早いうちから始めましょう。
継続できる期間が長いと、スキルをたくさん身につけられたり、2社目の長期インターンに参加できたりします。
A3.アルバイトとの両立は簡単ではありません。
長期インターンに参加するためには、まとまった時間を確保しなければならず、その上で学業を最優先しなくてはいけません。
そのため、学業>長期インターン>アルバイトといった優先順位になります。
アルバイトとの両立を考えている人は、シフトを柔軟に調整してもらったり、半休や全休の日を作ったりしましょう。
A4.長期インターンは初心者であることが前提のため、スキルがなくても問題ありません。
ただし、専門職の長期インターンでは応募時に一定のスキルが必須になっている場合があります。
初心者で長期インターンに参加する人は、企業や仕事について意欲的に学び、スキルや知識を習得していきましょう。
A5.長期インターンの経験が就活に有利になるかどうかは人によります。
目的も特になく、周りが始めたからと長期インターンに参加した人は、何も得るものがないでしょう。
しかし、身に着けたいスキルや学びたいことなどの目的を持って、仕事や将来について考えるきっかけを得られた人は長期インターンの経験を就活に繋げていけます。
▶参考:https://ung.edu/career-services/online-career-resources/internships/faqs-about-internships.php
▶こちらも合わせてご覧ください:長期インターンはいつから?迷ったら今すぐ始めるべき理由を徹底解説!!
今回は、長期インターンはいつから始めるべきか、失敗しない探し方などについて解説しました。
長期インターンは、参加したいと思ったら早いうちから始めることがおすすめです。
1・2年生であっても長期インターンに参加できるので、将来について実体験から考えていくためにも、早めから参加して見てください。
そして、初めての長期インターン探しで悩んでいる人は、ぜひ「Voil」を活用して自分に合った求人を見つけましょう。