長期インターンを探している人の中には初めて「マーケティング」という言葉を聞く人もいるのではないでしょうか。
今回は、そんな初めてマーケティング長期インターンをする方に、
・具体的にどのような業務をするのか
・必要なスキル・向いている人の特徴
を解説していきたいと思います。
皆さんは「マーケティングとは一言でなんですか?」と聞かれたときにどう回答するでしょうか?
実はマーケティングの定義にコレというものはありません。その中でも今回は有名なものと、学問としてのマーケティングと実践で使うマーケティングの違いについて解説します。
先程も説明したように、マーケティングの定義は曖昧です。
日本マーケティング協会によると、
“マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である”
また、経営の父と呼ばれているドラッカーによると、
「The aim of marketing is to know and understand the customer so well the product or service fits him and sells itself.」
(マーケティングの目的は顧客を理解することで、販売をしなくても売れる仕組みを作ることである)
と表現しています。
また、この他にもマーケティングの神様と呼ばれるフィリップ・コトラーやアメリカマーケティング協会では微妙に定義が違ってきます。
このように、定義や解釈は多岐にわたりますが、よく一言で表されるとしたら、「売れる仕組みを作ること」です。
大学でもマーケティングを学ぶ機会はあります。
しかし、長期インターンの業務でやるマーケティングと、大学の学問として学ぶマーケティングにはだいぶ乖離があるので、そこは理解しておいてください。
学問のマーケティングを知識として習得するのはとても大切です。しかし、仕事で求められているのはあくまでも結果なのでときにはフレームワーク等から離れて考えることも必要です。
長期インターンをやる際には、成果としてのアウトプットが大切であることを意識しましょう。
ここまで、マーケティングがどのようなものかを解説してきましたが、とはいえ曖昧で何をやるのか分からないという学生も多いのではないでしょうか。
そこで、ここからは長期インターンで実際にどのような業務を行うのか解説していきます。
1つ目は、メディア運用・SEOライティングになります。
普段Googleで検索しているときに、皆さんも基本的には上に出てくるページをクリックすると思います。
この、上位表示させるために、工夫を重ねることをSEO(サイトエンジン最適化)と言います。
また、企業によっては、自社のメディアを運用しているところがあります。
そのメディアを多くの人にみてもらうためにはどうしたらよいか、また何か商品を売りたいのであれば、そのメディアから賞品を売るためにはどうすればよいかといったことを考えて、メディアを設計します。
メディア設計をやる場合は最初から難易度は高いため、最初はライターから採用され、まずは記事の作成から始まり、徐々にメディア全体を見るというステップを重ねて行く場合もあるでしょう。
必要なスキルとしては、記事を読んでくれる人を想像する力、メディア設計の場合は、数値管理から外注マネジメントまで必要となる場合もあるでしょう。
次のご紹介するのが、SNSマーケティングの長期インターンです。
これは、企業が持っているSNSアカウントを運用する業務です。
TwitterやInstagram運用が主流ですが、最近ではTikTokマーケティングも台頭してきています。
具体的な仕事としては、日々の投稿と分析、メディア同様慣れてきたらSNSの全体設計なども任されるかもしれません。
この仕事に必要なスキルとしては、数値分析と仮説検証能力の2つです。
数値分析は、日々の投稿からインプレッションはどのくらいかやエンゲージメント率を追う必要あります。
また、その投稿の内容を日々改善し、どれがユーザーにとって刺さるかを日々検証していく仮説検証能力が必要です。
次にご紹介するのが、広告運用・クリエイティブ作成です。
こちらは検索エンジンやSNS等にでてくる広告を運用し、売上を上げる仕事です。
上記にご紹介した2つに比べ、売上に直結する部分を担うことが多いため、その分コストもかかるので責任が重大です。
つまり、難易度も高めです。
必要なスキルとしては、数値分析と仮説検証能力は必須になるでしょう。
また、広告に出すためのクリエイティブから作ることが求められる場合は、基本的なデザイン知識等も抑えておく必要があるでしょう。
即効性が高く、結果が測りやすいため、成果にモチベーションをされる方にはおすすめです。
最期にご紹介するのは、新規事業開発の長期インターンです。
事業の種を見つけ、顧客へのヒアリングを通して新たな解決策を提示するためのサービスやプロダクトを作るお仕事です。
上記で紹介した3つとは色が違いますが、必要なスキルは似通っていて、主に仮説検証能力、顧客理解が’重要です。
また、新しいサービスやプロダクトを実際に作成するとなると、周りを巻き込む力や数値管理等が加えて必要になってきます。
将来起業を志している方には特におすすめの長期インターンと言えるでしょう。
最期に、マーケティング長期インターンを通して成長したい学生に3つ教えるとしたら何があるかを考えてみます。
まず、本気で成長したいのであれば、目的から考えましょう。
つまり、この長期インターンを通して自分はどうなりたいのか。どのようなスキルを身につけたいのかということです。
例えば、就職したい企業があり、そこでマーケティングをやりたいのであれば、内定をもらえるために適切なガクチカを考えてみたりできます。
とはいえ、そんなのまだ分からないよという方もいると思います。
そういう場合は、自分が学びたいスキルを学んでみるのも良いでしょう。
2つ目に重要なのが、優秀な上司からのフィードバックがもらえる環境があるかどうかです。
入りたての頃は、どのように初めての業務でどのようにやればいけないことも多いと思います。
もちろん、自分で学ぶ姿勢も大事です。しかし、やはりマーケティングにも型があるものも多いので、優秀な上司のもとでそのような型を盗むのも大事でしょう。
また、スキルはもちろんですが、スタンスを学ぶことも大切です。
仕事で成果を出すためには、スキル以外の要素も必要となってきます。仕事で結果を出してきた人の特徴をよく観察し、真似しましょう。
最期に、売っているサービスやプロダクトを好きになれるかはとても大切です。
なぜなら、そのサービスの長所を理解していないと、買う人の気持ちが理解できないからです。
普段全くファッションに興味がない人が、アパレルの店員になっても何が良いかわからないから売れないですよね?
これはマーケティングの長期インターンに限った話ではないですが、志望している長期インターン先が展開しているサービスやプロダクトについて共感できたり好きかどうかは事前に確認しておきましょう。
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