長期インターンとは、学生が企業で働き、実務経験が積めるインターンシップのことを指します。
長期インターンでは、学生でも社員と同様の仕事を任されます。
そして、その仕事が労働とみなされることにより、学生にも給与が支払われます。
長期インターンの給与形態は、主に時給制、日給制、成果報酬制の3つです。
長期インターンの参加期間は3ヶ月以上が一般的であり、専門的なスキルを身に着けるには半年〜1年以上の継続が求められています。
長期インターンを実施している会社はベンチャー企業が多く、また首都圏の求人数が多いため、1ヵ月以上の長期インターンを経験している学生は東京圏に集中している傾向があります。
また、長期インターンの期間が長くなるほど、理系学生の参加割合が高いです。
参考記事:https://mtip.umbc.edu/resources/what/
結論、気になる企業が長期インターンを実施しているなら参加すべきです。
なぜなら、すべての企業が長期インターンを実施しているわけではなく、長期インターンに参加できる機会があるなら、就職する前に自分とのマッチ度を確かめておけると安心だからです。
また、長期インターンに学生のうちに参加しておくと一足早く企業のことを知ることができ、入社後に身に着ける基礎的なスキルも予め習得しておくことができます。
25卒以降はインターンシップの取り扱いが変わり、5daysや2週間以上など少し長めのインターンシップが増えてきました。
そのため、長期インターンという3ヶ月以上の長い期間が確保できなくても、ある程度長めのインターンシップに参加できるチャンスが多くなっています。
長期インターンが実施されている場合は、経験できることが1番多い長期インターンがおすすめですが、期間的に厳しい場合は5daysや2週間程度のインターンシップも検討してみましょう。
参考記事:https://dl.ndl.go.jp/view/prepareDownload?itemId=info%3Andljp%2Fpid%2F11340366&contentNo=3
参考記事:https://www.mhlw.go.jp/content/11800000/000986401.pdf
結論、目的や目標を持って取り組んだ長期インターンは就活に有利になると言えます。
反対に、目的や目標がなくなんとなく参加した長期インターンは参加しただけになってしまい、就活に有利な経験にならない場合もあります。
長期インターン経験を就活に活かすには、参加目的と長期インターン中の目標設定が重要です。
学生が参加できるインターンシップはいろいろな種類があるため、何のために参加しているのかが明確になっていないと、途中で辞めてしまう恐れがあります。
また、長期インターンでは自主的な行動が求められていることから、目標を設定して、達成のために率先した行動を取った経験がガクチカや自己PRになることが多いです。
せっかく長い期間かけて長期インターンに参加するからには、就活に活かしたいと思うので、就活で話せる経験を積んでいきましょう。
参考記事:https://camino.org/success-is-a-two-way-street-how-businesses-and-students-benefit-from-an-internship/
長期インターンにはほかのインターンシップにはない特徴がたくさんあり、参加するメリットも多いです。しかし、メリットだけでなくデメリットも存在します。
以下にメリット・デメリットをまとめるので、参加を迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
・ビジネススキルが身に着く
・業界理解が深まる
・自己分析になる
・ガクチカや自己PRのエピソードになる
・優遇ルートで選考が受けられる
・社会人との人脈ができる
・仕事の適性がわかる
・給与がもらえる
・学業との両立が大変
・アルバイトとの両立が大変
・プライベートな時間が減る
・通勤時間がかかる
・複数のインターンシップ参加することが難しい
長期インターンをやって思った1番のメリットは、学生のうちに実務を経験して自分の仕事への適性を知れたことです。
アルバイト以外で働いたことがない学生にとって、自分に合っている仕事は想像でしかありません。
しかし、長期インターンで社員と同様の仕事を経験すると仕事とはどういうものか、また自分への向き不向きが確認できます。
就職にあたってミスマッチを防ぐための判断材料ができるので、学生のうちに長期インターンはとてもおすすめです。
私は大学3年生の夏から長期インターンを始めました。
周りで長期インターンをやっている友人は少なかったので、やるつもりはあまりなかったのですが、もともとやっていた活動が長期インターンになったので、そのまま続けた次第です。
長期インターンでは学生も社会人と同じレベルを求められるので、自主性が必須です。
自主性がないとそもそも任される仕事がなく、自分が身に着けたいスキルもなかなか習得できません。
なので、やりたい仕事を伝えたり、わからないことはすぐに解決したりすることを意識していました。
就活では、ガクチカや自己PRで長期インターンのエピソードを出すことができたので、学生のうちに取り組んでおいてよかったなと思います。
また、就職後もすでに身に着けていた基礎的なビジネススキルがあったので、研修も大変ではなかったのを覚えています。
長期インターンを実施している企業は増えてきていますが、まだまだ少ないのと長期インターンを経験している学生も非常に少ないので、チャンスがある人はぜひ積極的に参加してみてください。
今回は、長期インターンには参加するべきかどうかについて解説しました。
就職するために必ず参加しなければならないものではありませんが、長期インターンに参加しておくと会社とのマッチ度や適性がわかるため、ミスマッチを防げます。
また、会社のことをよく理解し、経験を積めるので、もしそのまま就職したい場合は優遇ルートの選考に進める可能性が高いです。
気になる企業が長期インターンを実施しているなら、ぜひ参加してみましょう。