長期インターンって実際どうなの？学生の本音とリアルな体験談

長期インターンって何をするの？

長期インターンに興味はあるものの実際何をするかわからず、参加を迷っている人がいると思います。

長期インターン経験者が周りにいないと何をするインターンなのかなかなか詳しくわかりませんよね。

そこで、まずは長期インターンとは何をするインターンなのか見ていきましょう。

①基礎的なビジネススキルの習得

長期インターンでは、学生も社員と同様の仕事を任されます。

そのため、どんな職種・業界の会社であっても仕事をするうえで必要となる基礎的なビジネススキルの習得が欠かせません。

ここでいうビジネススキルとは、電話やメール対応、資料作成、挨拶などのマナーを指します。

長期インターンに参加したらまずマナーや基礎的なスキルを身に着けることから始まります。

②任された業務の遂行

長期インターンでは学生も社員と同様の仕事を任されるため、任された仕事を期日までに遂行します。

未経験者の場合は研修から始まるため、いきなり難しい仕事を丸投げで任されることはありません。

基礎を抑えて、1人でできることが増えてきたら、期日を守って自分が立てたスケジュールに従って業務を進めましょう。

職種によって担当業務が異なるため、職種ごとの業務内容はのちほど解説します。

③組織や業界の理解

長期インターンでは任された仕事をこなすほかに、組織や業界への理解も学生がやるべきことです。

長期インターンに参加する目的の1つに、将来の仕事を考えるための情報収集があると思います。

仕事をしながら会社がどのように運営されているのか、組織で働くとはどういうことか、業界の特徴、他業界とのつながりはあるかなどを知っていきましょう。

学生のうちに多くの社会人と出会いさまざまな働き方を見ておくことで、将来を考える時のイメージが具体的かつ現実的にできますよ。

参考記事：https://career.vt.edu/experience/ceip/ceip-internship-coop.html

長期インターンとアルバイトの違いは？

長期インターンをしている学生は非常に少ないですが、お金を稼ぐという点で共通項のあるアルバイトはほとんどの学生が経験していると思います。

働いて給与をもらう点が同じである長期インターンとアルバイトはどんなところが違うのでしょうか。

アルバイトをしようか、長期インターンに参加してみようか悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

①勤務期間

アルバイトは倫理的な面で言えば、ある程度続ける方がよいですが、厳しく働く期間が決まっているわけではないので、すぐに辞めることもできますし、長く続けることもできます。

また、単発バイトであれば1日かぎりのアルバイトもあったりします。

その一方で、長期インターンは最低でも3ヶ月以上続けることが求められています。

なぜなら、基礎的なビジネススキルを習得し、職種ごとの業務をこなせるようになるためには3ヶ月以上の時間が必要だからです。

さらに、専門的なスキル習得を望んでいたり、即戦力のある人材となって内定獲得を狙っていたりする場合は、半年～1年以上の継続が求められます。

②給与

アルバイトの給与は時給・日給制が多く、時給制の場合1000〜1400円ほどが相場です。

長期インターンの給与は時給・日給制に加えて、成果報酬制の会社もあります。

成果報酬制とは、勤務時間や日数ではなく成果物に対して支払われる給与です。

また、長期インターンの給与の相場は時給制の場合、1000〜2000円とアルバイトと同等もしくはそれ以上となっています。

③責任

アルバイトでは社員とアルバイトが担当する業務が区別されている場合が多いです。

そのため、責任の大きな仕事は社員が担当するため、アルバイトが大きな責任を問われる場面は少ないでしょう。

その一方で、長期インターンでは未経験の学生であっても、社員と同様の仕事を任されるため、社員と同じくらいの責任があります。

また、主体的な姿勢も求められるため、自分の仕事に責任を持ち、会社のために自ら行動していくことが重要です。

参考記事：https://career.vt.edu/experience/ceip/ceip-internship-coop.html

長期インターンの内容と種類について

長期インターンでは、未経験でもスキルを身に着けながら、実務経験を積むことができます。

職種によって経験できる業務が異なるため、ここでは職種別に担当業務を解説していきます。

どの職種で働こうか迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

①営業

営業職では、まず先輩社員の営業に同行し、業務内容を勉強します。

そして、先輩社員同行のもとで営業実践を積んでいきます。

また、資料や営業リストの作成、戦略立案など営業全般に関わる業務を担当することもあります。

顧客のニーズに合わせて自社の商品やサービスを提案していくため、円滑なコミュニケーションスキルと考察力などが求められます。

そのため、人と話すことやプレゼンが得意な人に向いている職種です。

②マーケティング

マーケティングでは、商品やサービスの販路拡大に向けて、市場調査や消費者行動分析などをおこないます。

マーケティングはチーム業務が多く、複数人でチームを組む体制が特徴です。

また、最近ではSNSマーケティングやWEBマーケティングなどの新たな領域も拡大しています。

クリエイティブ力はもちろん、協調性やコミュニケーションスキルが求められるため、データ分析をしたり、斬新なアイデアを考えたりすることが好きな人におすすめの職種です。

③エンジニア

エンジニアは、製品やシステムの設計・開発・改善などをおこないます。

会社によっては部分的な業務だけでなく、要件定義から運用・改善まで一貫して任せてもらう場合もあります。

近年は、専門的なスキルがなかったり、文系学生であっても参加できる未経験者向けの長期インターンも増えています。

個人でプログラミングスキルを身に付けた人が長期インターンで実践を積むことも可能です。

保持スキルによって応募できる求人が異なるので、応募条件をよく確認してから申し込みましょう。

④デザイナー

デザイナーは、WEBサイトをデザインしたり、服や家具などの商品を考えたりすることが主な仕事です。

イラストなのか、WEB関係なのかによって求められるスキルが異なるため、デザイナーといってもさまざまな求人があります。

また、一定のスキルを持っていることが応募条件となっている場合もあるので、募集要項をよく確認して申し込みましょう。

長期インターンでは、WEBデザイナーやグラフィックデザイナーの求人が多いですよ。

長期インターンにおける著作者の経験

私は、大学3年の夏から海外でインターンを始めました。

現地で新規プロジェクトを1から立ち上げたため、プロジェクト初期段階の業務をすべて担当していました。

具体的には、市場調査・物資調達・現地スタッフの育成・クラウドファンディング・広報などです。

新規プロジェクトを立ち上げるにあたって、サンプル作成や情報収集なども行いました。

現場に出てスピード感のある仕事をしていたので、プロジェクトの進め方やぶつかる壁など総合的に経験できたと思います。

長期インターンをやるかどうか悩んでいる人は、学生のうちにどんな経験をしておきたいか、働くことで何を知りたいかなどを考えてみると長期インターンをやる意味・目的が見えてきますよ。

まとめ

今回は、長期インターンでは何をするのかについて解説しました。

長期インターンでやることのメインは任された業務の遂行です。

業務を効率よく進めるにあたって、基礎的なビジネススキルを最初に習得したり、会社全体や業界への理解を高めたりしていきます。

また、営業やマーケティングなど職種によって担当業務や身に着くものが異なるため、希望の職種の概要もきちんと調べておきましょう。