長期インターンとは、学生が企業でビジネススキルを身に付けながら実務経験を積むインターンを指します。
長期インターンでは、学生も社員と同様の仕事を担当します。
そして、その仕事が労働とみなされ、学生も企業から給与をもらうことができます。
そのため、長期インターンは有給インターンと呼ばれることがあります。
長期インターン先に初めて出勤するとき、どのように入ればいいか緊張しますよね。
特に、「何と言って」ドアを開けたらいいのか考えると思います。
そこで、ここからは長期インターンに参加するときに抑えておくべき挨拶のマナーを解説していきます。
まず、挨拶で大切なことは相手に届くようにハキハキと大きな声で話すことです。
きちんと挨拶をしていても、相手に聞こえていなければ意味がありませんよね。
ハキハキと大きな声で気持ちの良い挨拶ができていれば、それだけで印象が上がりますよ。
緊張したり、不安になったりすると思いますが、大きな声を出しましょう。
挨拶をするときは、相手の目をしっかり見ることが大きなポイントです。
大きな声で挨拶していても、目線が下を向いていたら、相手には気持ちよく届きませんよね。
大勢の社員の方を前にすると緊張してしまいますが、挨拶する相手の目を見ましょう。
目を見て挨拶すると気持ちがこもっていることが伝わりますよ。
長期インターンに出勤するときの挨拶は、基本的に「おはようございます」と「お疲れ様です」です。
自分が出勤したタイミングでは、「おはようございます」と挨拶しましょう。
社内で社員とすれ違うときなどは、「お疲れ様です」が一般的です。
会社によってルールが決まっている場合もあるので、メンターや上司に確認しておくと安心でしょう。
長期インターンに初出勤するときは、自己紹介を求められることが多いです。
多くの社員の前での自己紹介は、身構えてしまいますよね。
そこで、ここでは長期インターン先での自己紹介で話すべきことについて見ていきましょう。
まず、理解しておかなければならないことは、自己紹介は自慢話をする場ではないということです。
自己紹介ではアピールできる実績やすごい経験は求められていません。
自分の基本的な情報を簡潔に伝えるのが自己紹介です。
そのため、「大学名・氏名・専攻分野・部活動」などを話しましょう。
相手が聞いていて気持ちの良い自己紹介は、要点を抑えた簡潔な話です。
したがって、自分を知ってもらうために聞いてほしい話がたくさんあっても、全体の自己紹介の場では、長々と話すのは避けましょう。
基本情報を要点を絞って話すことがポイントです。
「おはようございます。
本日から長期インターンに参加させていただきます、○○大学○○学部○○年の(氏名)と申します。
大学では、○○を専攻しており、現在は○○について研究しています。
WEBマーケティングスキルを身に着けたいと考え、今回長期インターンに参加させていただくことになりました。
早く仕事を覚え、少しでも御社に貢献できるよう努めてまいります。
緊張しておりますが、どうぞよろしくお願いいたします。」
初めて長期インターンに参加する人は、どんなことに気を付けて働けばいいのか知りたいでしょう。
そこで、最後に長期インターン勤務中に守るべきマナーを解説します。
これから長期インターンで働く人は、失礼のないよう以下のマナーを抑えておきましょう。
長期インターンでは、基本的に長期インターン生である自分が一番下の立場になります。
そのため、社員をはじめ他の長期インターン生が目上の方であることを忘れないようにしましょう。
たとえば、自分が院生である場合、新卒社員や長期インターン生が年下である可能性があります。
しかし、社会に出ると年齢ではなく社会人歴によって先輩後輩が決まるため、年下や同い年だからと言ってタメ口を使うのは避けるのが一般的です。
長期インターン勤務中は、原則私用携帯の使用は禁止されています。
休憩時間や昼食時間では、私用携帯を使えますが、勤務中は通知が鳴らないようにしておきましょう。
勤務中に関係のないことをしていると思われないよう、もし家族や大学などから大事な連絡があるときは、私用携帯の使用についてメンターや上司に相談しておくことがベストですよ。
お菓子を食べながら勤務できると思っている学生がいるかもしれません。
しかし、基本的には勤務中に何かを食べることはできません。
休憩時間以外ではお菓子を食べるのは控えましょう。
企業によっては、フリスクなどデスクを汚さない食べ物については許可していることもあるため、会社の規則を確認してみてください。
長期インターンの最初の方は、基礎的な仕事についてメンターや上司から教わることがほとんどです。
そのため、教えてもらったことを忘れないよう話を聞くときはメモを取るようにしましょう。
スマホやPCなどでメモを取る人も多いと思いますが、仕事中は手帳やノートに書く方がよいです。
また、メモが追いつかないときは聞きそびれないように一旦待ってもらえるよう一言伝えましょう。
長期インターン勤務中にわからないことがあった場合は、自分1人で判断せずメンターや上司に素直に質問しましょう。
「こんな簡単なことを聞いてもいいのか」と思ってしまうかもしれませんが、勝手な判断でミスをするより素直に確認した方がよいです。
また、同じ質問を繰り返さないように一度聞いたことはノートなどにまとめて後から見直せるようにしておくことをおすすめします。
今回は、長期インターンで守るべきマナーについて解説しました。
まず、初めて出勤するときは相手の目を見てハキハキとした声で自分から挨拶しましょう。
初出勤日にしっかり挨拶ができれば、自信が付き、それ以降もきちんと挨拶ができるようになりますよ。
また、初出勤日は自己紹介するため、簡潔に要点をまとめた自己紹介ができるよう伝えるべきことをまとめておきましょう。
長期インターン中は私用携帯の使用は控え、わからないことは勝手な判断をせずに質問することが大切です。