4月から大学3年生になり、就活について考え始めた方がいると思います。
大学でもキャリア講座や説明会などの予定が知らされる頃ですよね。
しかし、中には大学2年生のうちに就活スタートしている友人もいたりして焦っている方もいるのではないでしょうか。
今回は、大学3年生から就活を始めるのは手遅れなのかどうかについて解説していきます。
まず、結論ですが大学3年の4月時点で就活について何もしていないのは手遅れではありません。
しかし、手遅れと感じていることには何かしら理由があるはずで、周りの就活状況との差やこれまでの経験で不安に感じていることがあるのでしょう。
大学3年の4月であればこれから就活をスタートしてもまだまだ時間的には間に合うため、何が手遅れだと思っているのかを明確にしてから動き出すことが大切です。
焦ったり、不安に思っていたりするままだと大切なことを見逃してしまう恐れがあるため、就活をスタートする際は一旦落ち着いて何からすべきか整理してみてください。
就活が早期化されていることもあり、「早くから始めなきゃ」と慌てている学生もいることかと思います。
しかし、業界や会社の規模によってある程度選考時期は決まっているので、自分自身の志望に合わせて準備していくことが大切です。
ここでは、大学3年生の就活スケジュールについて月別で解説していきます。
大学3年生になったら、夏休みに開催されるサマーインターンシップに向けての準備をはじめましょう。
具体的にやることは、自己分析や業界・企業研究、ES準備です。
自己分析は幼少期から振り返る必要があるため、時間をかけて何回もやる必要があります。
また、業界研究については最初は絞り過ぎずに、興味を持った複数の業界を見比べていくことがポイントです。
大学3年生の春だとまだ授業数も多いかと思いますので、サマーインターンシップの締切に焦らなくていいように準備は余裕を持って進めましょう。
夏休みにはサマーインターンシップと呼ばれる短期インターンシップが開催されます。
サマーインターンシップを開催する会社の多くは大手企業であり、1〜7日程度の短期間での参加になります。
申し込みは6・7月までの企業が多く、8・9月での参加がメインです。
気になる企業について社員の説明を聞いたり、グループワークをしたりして理解を深める機会になるため、積極的に参加しましょう。
会社によっては本社や工場見学に参加できる場合があるため、実際の現場を知れる貴重な機会になりますよ。
12・1月の冬休みにはウィンターインターンシップという短期インターンが開催されます。
こちらは1月以降の早期選考につながるインターンになることが多く、企業によってはインターンの参加が選考の一部に組みこまれている場合があります。
そのため、これまでの準備・分析やサマーインターンシップを通して気になる企業を見つけ、選考を受けたい企業のウィンターインターンシップにぜひ参加しておきましょう。
ウィンターインターンシップもサマーインターンシップ同様に短期インターンではありますが、より企業のことを深く理解するために業界の動向や企業の弱みなどの課題を解決する参加型のグループワークが実施されることが多いです。
本選考につながるインターンの場合、サマーインターンシップよりも倍率が高くなるため、ES添削や面接練習といった対策もきちんとおこないましょう。
1月以降は早期選考が始まるため、いよいよ選考を受けていく時期になります。
また、3月からは日系大手企業の本選考が解禁されるため、より一層就活市場が本格化します。
25卒から就活の早期化が露出していることから、夏の時点で内定を獲得する場合もありますが、業界や会社の規模感によって選考スケジュールがある程度定められているため、自身の志望に合わせて動いていくことが1番重要です。
参考記事:https://job.rikunabi.com/contents/schedule/22061/
大学3年生の4月時点で出遅れた感覚を持っている方は、何かできることをやっていない状況を感じているのかなと思います。
たとえば、就活で話せる経験をまだ積めていないことや将来何したいかわからないことなどです。
就活に漠然とした不安はあるけど、何をしていいかわからない方におすすめなのが長期インターンです。
長期インターンは大学3年生の4月から始めたとしても、後2年ほど継続できる期間があるため、全然手遅れではありません。
むしろ就活が本格的にスタートする前に経験しておくべきインターンシップです。
大学3年生の4月以降に長期インターンを探す場合は、以下がポイントになります。
長期インターン探しをする際に、まずやるべきことは自己分析です。
幼少期から今までを振り返り、大切にしている価値観や影響を与えられた出来事を整理しましょう。
その中で、モチベーションの源泉やこれからも大切にしたいものを理解していきます。
また、それらをもとに将来どんな人間になりたいのか、何をしていたいのか、将来を描いていきましょう。
自己理解を深めることで、長期インターンで経験したいことや適性を確かめたいことが見えてきます。
自己分析は長期インターンに参加するためだけでなく、参加後や就活でも活かせるものなので、早い段階でやっても無駄にはなりませんし、定期的におこなうことでより理解を深められますよ。
興味を持つ長期インターンを探すには、社会全体の構造を把握することが第1ステップです。
アルバイト以外で働いたことがない学生は、消費者向けではない会社のことはあまり知らないと思います。
そのため、世の中ではどのような業界がどんな仕事をしているのかを調べましょう。
その中で、過去の経験や好きなことを紐づく仕事を見つけ、興味が湧けばそれらの長期インターンを探していきます。
やりたいことが決まっている人は、その適性があるか長期インターンで実体験を通して判断できるといいですね。
特に、興味がなく長期インターン先が探しにくい人は、未経験でも参加できるせっかくの機会なので、大学で学んでいないことや社会人になったら活かせそうなスキルが得られる企業を見つけてみてください。
参考記事:https://job.rikunabi.com/contents/schedule/22061/
私は大学3年生の夏から長期インターンをスタートしました。
大学3年生になってから、大学でキャリア講座や説明会が開かれていましたが、あまり焦りを感じていなかったので、ほとんど参加していません。
また、長期インターンも長期インターンをやろうと思っていたわけではなく、活動を続けていくうちに自然と長期インターンになっていたものなので、「長期インターンしなきゃ」という気持ちも特になかったです。
私が就活をしていたときより最近は就活が早期化していますが、それでも大学3年生の4月から就活や長期インターンを始めるのはまったく手遅れではないので、気になるインターンがある人は時期に関わらず積極的に参加してみてください。
今回は、大学3年生の4月から就活や長期インターンを始めるのは手遅れなのかについて解説しました。
就活が早期化しているとは言え、大学3年生の4月であればまだまだ時間的余裕はあります。
サマーインターンシップの応募にも間に合いますし、選考が早い外資企業も準備ができます。
志望業界の選考スケジュールを調べて、焦ることなく1つ1つ準備をこなしていきましょう。