長期インターンとは、学生が企業で実務経験を積むために働く、いわば職場体験を指します。
長期インターンでは、学生も社員と同様の仕事を任されます。
そして、その仕事が労働とみなされることから、学生も給与がもらえます。
長期インターンの期間は1ヶ月以上となっており、3ヶ月以上の求人が多い傾向です。
ここからは大手企業の長期インターンについて解説していきます。
大手企業は基本的に短期インターンがメインであるため、長期インターンの求人はあまり多くありません。
大手企業を志望している人は、大手企業の長期インターンの傾向をおさえておきましょう。
営業やマーケティング職など一般的な職種ではなく、専門職での募集が多い傾向になります。
専門職の長期インターンの場合、スキルの有無が問われることがあります。
エンジニアやデザイン関係ではこれまでの実績が求められることもあるため、求人情報をよく確認しましょう。
長期インターンは全体的に倍率が高いですが、中でも大手企業の長期インターンはより倍率が高くなっています。
なぜかというと、大手企業は学生の認知度が高く、人気企業に応募が集中しやすいからです。
そのため、狙っている長期インターンがある場合は、早めから準備し、倍率の高い選考を勝ち抜く対策をしておきましょう。
長期インターンは年中募集している企業もありますが、大手企業では募集時期が決まっていることが多いです。
特に、年度の節目である春や長期休暇である夏に多くみられます。
企業によって異なることもありますが、大手企業の長期インターンを考えている人は、早めから情報収集しておきましょう。
ここからはベンチャー企業の長期インターンについて見ていきます。
長期インターンを実施している会社はベンチャー企業が多いので、大手と比較して求人数は多くなります。
ベンチャー企業を目指している人は、低学年のうちから長期インターンを始めるのがおすすめです。
ベンチャー企業の長期インターンでは、経営陣と近い距離で働くことができる点が特徴です。
ベンチャーは社員数が少ないところが多いため、社員の顔が見えやすく、経営陣ともコミュニケーションが取りやすいです。
また、社長や役職陣の隣で仕事ができるチャンスも多くなります。
ベンチャー企業では、即戦力となる人材を求めているため、多くの職種で長期インターンの募集があります。
大手企業では専門職がメインですが、ベンチャー企業では営業やマーケティング、企画、広報など一般的な職種の求人が幅広く出ています。
そのため、求人の比較検討がしやすく、経験できる業務内容も多岐に渡っています。
ベンチャー企業の長期インターンのもう1つの特徴は、一定の裁量を持ちながら働けることです。
長期インターンでは、指示されたことをやる受け身体勢ではなく、主体的な行動が求められます。
なぜなら、社員と同等の仕事を任せ、会社の即戦力として活躍してほしいからです。
したがって、学生であっても一定の裁量権が与えられている場合が多いです。
大手とベンチャー企業両方の長期インターンについて解説しました。
どちらの長期インターンに行くか迷っている学生がいると思います。
ここでは、大手とベンチャー、どちらを選べばいいのか解説していきます。
長期インターンを決める時は、まず目的を定めることが大切です。
目的によって選ぶべきインターン先が変わるので、目的を決めましょう。
裁量を持って果敢に挑戦したい、スピード感のある成長がしたいという人にはベンチャーが向いています。
反対に、エンジニアやデザイナーなど専門職としての価値を高めたい人は、大手企業の方が合っているかもしれません。
長期インターンを決める時は、志望の業界や職種から探してみましょう。
なぜなら、業界や職種によっては、大手企業での募集がないこともあるからです。
業種を決めておくことで、求人が探しやすくなりますよ。
長期インターンの求人は圧倒的にベンチャーが多いです。
したがって、最初はベンチャーで経験を積むのがいいかもしれません。
そして、スキルを身に着けたうえで大手の長期インターンに挑戦してみる選択肢もあります。
大手の長期インターンはスキルや実績が求められる専門職が多いので、どこかでスキル習得ができるといいですね。
今回は、大手とベンチャーの長期インターンの違いについて解説しました。
大手とベンチャーでは、長期インターンで募集している職種や働く環境が異なります。
どちらがいいかは一概には言えず、目的に合わせて選ぶことが大切です。