有給インターンとは、学生が企業でビジネススキルを学びながら実務経験を積めるインターンを指します。
有給インターンでは、学生も社員と同様の仕事を任され、その仕事が労働とみなされます。
その結果、学生も企業から給料をもらうことができます。
一方で、実務を任されないインターンでは給料が発生しないため、無給インターンとなります。
営業職では、顧客の課題を解決するために、自社の商品やサービスを提案することが主な仕事になります。
しかし、社会に出た経験のない学生がいきなり自社の商品の魅力を伝えることは難しいため、インターンではまず社員に動向して仕事を覚えていきます。
また、営業にはいくつか種類があり、大きく新規営業とルート営業に分けられます。
新規営業はその名の通り、過去に取引をしたことのない新規の顧客への営業活動です。そのため、契約を結ぶ難易度は高く、レベルの高い営業スキルが必要になります。
さらに、営業には個人営業と法人営業という営業する相手の違いもあります。
有給インターンで営業職に就きたい学生がいると思います。
インターンでどのような仕事を任されるのか気になりますよね。
そこで、ここでは営業インターンで担当するメインの業務を紹介します。
ただし、業界や営業の種類、各会社によって異なる点がありますので、詳しくはインターンの求人情報を確認してくださいね。
営業をするには、まず自社の商品やサービスを提供する相手を探す必要があります。
自社の商品やサービスによって解決できる課題がないか見ていくのです。
このリサーチをしないと、営業リストが作れないため、リサーチ業務は営業のスタートとも言えます。
営業戦略に沿って、市場調査やターゲットの動向調査などを進めましょう。
営業リストに沿って営業活動をしていきます。
アプローチの結果、アポイントが取れたら、商談を実施します。
営業の仕事は、商談を勝ち取ったら終わりではありません。
顧客からの信頼を高め、次回以降の営業に活かすためも、アフターフォローが必要です。
電話やメールでの連絡も可能ですが、訪問し顔を合わせることで、顧客の課題に寄り添うことができますよ。
営業に出向くときには、自社の商品やサービスを説明する資料が必要になります。
また、顧客一人ひとりの課題に合ったアイデアを提案する書類も欠かせません。
課題を解決するための方法をいくつか提示し、それを実践するスケジュールも記載しましょう。
提案書にはお客様の協力が必要なことや事前に相談が必要なものなど、留意事項も書きます。
営業インターンでは、契約や請求に関する業務も担当します。
具体的には、見積もりや契約書の作成、請求書の発行などです。
これらの事務的な業務も、セールスをサポートするために欠かせない重要業務です。
営業職に限らず、どの企業・職種に就いたとしても覚えておいて損のない基本常務なので、インターンで実務経験が積めるといいですね。
どこに営業に行ったのかがわかるように、営業報告書やレポートを作成します。
提案事項や顧客の反応を詳細に残しておくことで、次回の営業に活かせるものとなりますよ。
また、より良い営業をおこなうために、データ分析もおこないます。
過去の営業を分析し、効率アップを図れるようにしましょう。
営業職ならではの業務がどのようなものかイメージできましたか。
他の職種では体験できなさそうなこともたくさんありますよね。
そこで、ここでは営業インターンに参加して得られるものを見ていきます。
どうして営業インターンに参加したいのか、その理由を明確にするためにもおさえておきましょう。
営業では顧客に課題解決の提案をすることで、コミュニケーションスキルを身に付けることができます。
顧客一人ひとりに見合った提案の仕方も大事ですが、顧客と良好な関係を築くには、わかりやすく伝える技術も大切です。
積極的に話すコミュニケーションスキルだけでなく、相手の考えていることを引き出し、食い違いなく話を伝えるスキルを身に着けられるといいですね。
営業の仕事は、自社の商品やサービスを売り込む営業活動だと思いがちです。
しかし、それらの業務の根本は、顧客の課題を解決することです。
そのため、どのような商品やサービスを使えば解決に導けるのか、商品やサービスを提供したのちにどんな改善が見られるかを考えなくてはなりません。
このように顧客一人ひとりに寄り添った営業活動からは、問題解決力を養うことができます。
問題解決力を持っていると、困難な場面であっても、小さなことから取り組める課題を見つけ、よい方向に進められるようになりますよ。
営業にはさまざまな種類がありますが、特に新規営業と法人営業では市場に対する理解を深められます。
営業先企業の業界の動向を追ったり、会社のつながりを調べたりすることで、社会構造が見えてくるのです。
また、商品やサービスのターゲット調査をすることで、今後の社会の流れを捉えることもできますよ。
せっかく営業インターンに参加したなら、身に着けた営業スキルや課題解決力を今後に活かしたいですよね。
そこで、最後に営業インターンを経験した人のキャリアパスを見ていきましょう。
しかし、これは一例ですので、営業インターンに参加したからといって必ずしも以下のキャリアに進むべきというわけではありません。
営業インターンに参加し、コミュニケーションスキルや課題解決力などの営業スキルを身に着けた人は、以下のような職種に就いています。
営業スキルはすぐに身に付くものではないので、社会人になってから同期と差を付けて活躍のチャンスをたくさん得たい人には、これらの職種にもぜひ目を向けてみてください。
ただし、営業インターンの経験があったら簡単になれるという職でもないことを理解しておきましょう。
今回は、営業インターンシップについて解説しました。
営業インターンでは、提案書の作成やデータ分析、営業リスト作成など幅広い業務に携われます。
そして、お客様の課題を解決することを通じて、提案力やコミュニケーションスキルを養うことができますよ。
営業インターンに興味を持った方は、ぜひvoilで求人を探してみましょう。