大学1年は何する?|正解探しより「試して、向き不向きを知る」1年の過ごし方
大学生活には慣れてきた。でも「このままでいいのかな」「1年のうちにやっておくべきことがあるのでは」と気になり始めた1年生に向けた記事です。1年生だからこそできることと、後悔しない過ごし方をまとめました。
大学1年でやるべきことは、正解を1つ見つけることではありません。足元を固めたうえで、気になることをいくつか試し、自分の向き不向きの手がかりを集めることです。
- 足元を固める必修の単位を落とさない、成績を崩さない。あとの学年の自由な時間を守ることにつながります
- 小さく試して、合わなければ変える時間割が軽く、やり直す時間がたっぷりあるのは1年生だけの強みです
- 「合わなかった」も手がかりになる何が合わなかったかを言葉にしておくと、次の選択がぐっと楽になります
何もしていない1年生がダメなわけではありません。この記事は、気になり始めた「今」を動き出すきっかけにしたい人のためのものです。
目次
「何もしてない気がする」の正体
授業にもバイトにも慣れて、毎日はそれなりに楽しい。それなのに、ふとした瞬間に「このままでいいのかな」と不安になる。SNSで、留学やインターンを始めた同級生を見かけたときは、なおさらです。
「大学1年 何する」と調べると、資格、留学、サークル、旅行など、やることの一覧がたくさん出てきます。けれど一覧を読んでも、不安はあまり消えません。本当に知りたいのは「自分は何をすればいいのか」だからです。
Voilに相談に来る学生からも、「1年を振り返ったとき、頑張ったと言えることがなかった」という声をよく聞きます。
1年生の不安の多くは、「正解の過ごし方」がどこかにあって、自分だけそれを外している気がすることから来ています。でも、1年生の時点で、正解の過ごし方が決まっているわけではありません。1年生にとって大事なのは、正解を当てることより、自分について分かることを増やすことです。
1年生の1年間、気持ちはこう動く
入学してからの1年は、気持ちが大きく動く1年です。今の自分がどのあたりにいるかを見てみましょう。
- 4〜5月:入学したばかり「何もかも新しい。友達できるかな」
履修登録、サークルの新歓、バイト探しで手いっぱい。まずは慣れることが最優先です
- 6〜7月:前期のテスト「大学のテストって、こんな感じなんだ」
初めての期末試験やレポート。単位の取り方が少しずつ分かってきます
- 夏休み「長い休みだったのに、気づいたら終わってた」
予定のない日が続き、遊びとバイトで過ぎていきやすい時期です
- 10月〜冬:後期「慣れたけど、このままでいいのかな」
生活が回り始めたからこそ、物足りなさや焦りが出てきます。動き出すのにちょうどいいタイミングです
- 春休み〜2年生「2年生になったら、何か変えたい」
2年生の時間割が見え始めます。後期のうちに試したことがあると、春からの計画が立てやすくなります
後期に焦りが出てくるのは、生活に余裕ができた証拠です。焦りを感じたときが、始めどきだと考えましょう。春休みの使い方は大学生の春休みは何する?にまとめています。
まず固めたい足元:単位と成績
何かを試す前に、1年生のうちに押さえておきたいのが単位と成績です。地味に見えますが、ここが崩れると、2年生以降に使える時間そのものが減ってしまいます。
- 必修の単位を落とさない落とした必修は、次の年に取り直すことになります。空くはずだった曜日が埋まり、試したいことに使える時間が減ります
- 成績(GPA)を崩さないGPAは入学からの成績が積み重なって決まるので、1年生の成績はあとまで残ります。ゼミや留学の選考、奨学金などで見られることがあります
- 自分の時間割の「型」を知るどの曜日が重く、どの曜日が空きやすいか。1年を通して見えてきた型が、何かを始めるときの土台になります
新しいことを始めて、単位を落としてしまっては元も子もありません。逆に、足元を固めることだけで1年が終わると、「何もしていない」焦りは残ったままです。テスト期間は減らせる形で、試すことを足していきましょう。
今のあなたはどれ?4つのタイプ
同じ1年生でも、今いる場所は人によって違います。心の声がいちばん近いものを選んでみてください。
「毎日楽しい。でも1年を振り返ると、何をしてきたか言えない」
やること気になることを1つ、期限を決めて試す
避けたい「まだ1年生だし」と、次の長期休みに先送りする
「単位を取るだけで精いっぱい。ほかのことを考える余裕がない」
やることまず単位と生活リズムを整える。試すのは春休みからでも大丈夫
避けたい焦って予定を詰め込み、単位を落とす
「やってみたいことはある。でも、自分にできるか不安」
やること話を聞きに行く、見学するなど、申し込むだけで進む一歩を入れる
避けたい自信がつくまで待つ
「始めてみたけど続かなかった。自分には向いてないのかも」
やること何が合わなかったのかを言葉にして、次を選ぶ
避けたい1回合わなかっただけで「自分はダメだ」と決めつける
Bの人は、焦らなくて大丈夫です。足元が整えば、試す時間は1年生のうちならまだ十分にあります。ここからは、A・C・Dの人に向けて「試す」をくわしく見ていきます。
1年生の「試す」は、向き不向きの手がかり集め
1年生がいろいろ試すことの価値は、成果を出すことではありません。「これは好きだった」「これはしんどかった」という、自分についての手がかりが増えることです。
この手がかりは、ゼミ選び、学部の専門の選び方、そして就活で「どんな仕事がしたいか」を考えるときに効いてきます。手がかりが少ないまま3年生になると、想像だけで選ぶことになります。
3つ目は、特に大事です。1年生で始めたインターンを不完全燃焼でやめた先輩は、その経験を次の会社選びに活かしています。
「大学1年次にも1度他のベンチャー企業でインターンシップを経験していましたが、まだ教育体制が整っていなかったり、自分がやりたい業務をできなかったりということが重なって、不完全燃焼のままやめてしまいました。
安心感があり、インターンを決める前と後でのミスマッチができるだけ起きないような会社を選びたいという思いの中で、エイアイエスに決めました。」
エイアイエスで長期インターンをした学生の体験談
試すときは、次の3つを意識すると、合っても合わなくても手がかりが残ります。
- 期限を決めて始める始める前「後期が終わるまで」「春休みが終わるまで」など、区切りを先に決めます。やめどきが見えると、始めるハードルが下がります
- そのときの気持ちをメモする続けている間楽しかった瞬間、しんどかった瞬間を短く書いておきます。あとで振り返るときの材料になります
- 合わなかった理由を「自分」と「場所」に分ける区切りの日仕事そのものが合わないのか、教えてくれる人や環境が合わないのか。分けて考えると、次に何を選べばいいかが見えてきます
「何に挑戦するか」を選ぶ基準をもっとくわしく知りたい人は、大学生のうちに挑戦すべきことは?も読んでみてください。
1年生が試せることを比べる
1年生がよく選ぶことを、「向き不向きが分かる」「今すぐ始められる」「大学の外の人と出会う」の3つで比べました。どれか1つに決めるためではなく、自分が今ほしいものに合わせて選ぶための目安です。
分かる今すぐ
始められる大学の外の
人と出会う
大学の中に、新しい居場所や仲間がほしい人に
目指す試験や、使いたい場面が決まっている人に
まずは1日だけ、気軽に外の世界に触れたい人に
今のバイトに慣れて、別の仕事も見てみたい人に
会社の仕事を通して、自分の向き不向きを知りたい人に
よく当てはまるある程度当てはまりにくい
すぐに動きたいならサークルや勉強、1日だけ外に出てみたいならボランティアが手軽です。いくつかを組み合わせても大丈夫です。
長期インターンは、選考があるぶん「今すぐ始められる」は低めです。その代わり、社会人と同じ場で実際の仕事をするので、仕事の向き不向きがいちばんはっきり見えます。
長期インターンも「試すこと」の1つ
長期インターンは、会社で社員と一緒に実際の仕事をする働き方です。多くはアルバイト契約(雇用契約)で、給料も出ます。1年生にとっては、「働く」がどういうことかを、就活の前に体で知れる機会になります。
「まず、社会に出るということはどういう事なのかをより身をもって体験することができました!働くということについてあまり具体的なイメージを持てていなかったので、そこはすごく大きな成長だと思います!」
大学1年生でTOKIUMで長期インターンをした学生の体験談
働いてみると、仕事の中身だけでなく、自分がどんな環境で力を出せるかも見えてきます。これも、1年生のうちに集めておきたい手がかりの1つです。
「自分が成果を出せる環境や、自分の管理方法に気づけたことです。半年〜1年の短い期間で様々な環境で働くことで、自分が最もパフォーマンスが高くなる環境が分かります。」
プログリットで長期インターンをした学生の体験談
1年生で始めるなら、知っておきたいことが3つあります。
- 足元を優先して、働く日を決めるまず時間割とテスト期間を確かめ、無理なく働ける曜日を決めます。テスト前に出勤を減らせるかも、面接で聞いておきましょう
- 会社によって、中身の差が大きい教えてくれる人がいて考える仕事まで任せる会社もあれば、同じ作業だけで時間が過ぎる会社もあります。求人票では、この差はほとんど見えません
- 良い会社ほど、受かるのは実は難しい学生に本気で向き合い、良質な仕事を任せる会社には応募が集まり、求められるレベルも高くなります。1年生でも、意欲と続けられる時間ははっきり見られます
合わない会社を選ぶと、試すつもりが時間を失うだけになってしまいます。1年生は、合わなくても選び直す時間があります。それでも、最初の1社を丁寧に選ぶほど、得られる手がかりは多くなります。
1年生からのインターンの始め方は大学1年生のインターン|早すぎない?、学年ごとの考え方は長期インターンは何年生から?にまとめています。
よくある質問
大学1年で何もしていないのは、やばい?
大学1年生のうちに、後悔しないためにやっておくべきことは?
やりたいことが何もない1年生は、どうすればいい?
1年生の後期や冬から何かを始めても、遅くない?
長期インターン選びも相談できます
Voil(ボイル)は、プロのキャリアアドバイザーが、理想のファーストキャリアに繋がる長期インターン先を紹介する、長期インターン専門のエージェントサービスです。
Voilについて詳しく見る関連するコラム

大学院に進学するか迷う人へ|院進か就職か、決める前に「両方を少し試す」
大学院に行くか就職するか決められない大学生へ。迷いが終わらないのは、研究も仕事も中身を知らずに想像で比べているから。研究は研究室で、仕事は実際に働いて少しずつ試し、後悔しにくく決める方法をタイプ別にまとめました。

大学2年は何する?|就活に焦る前に「話せる経験」を1つつくる1年
先輩の就活や友達のインターンを見て「2年生のうちに何をすれば?」と焦る大学生へ。2年生が4年間のどこにいるか、今やることと3年生からで間に合うこと、焦ったときの遠回り、続ける1つの選び方と1年の使い方をまとめました。

大学生の自己分析のやり方|過去を掘っても強みが分からないときの、もう1つの方法
診断ツールや自分史を試しても強みが分からない大学生へ。自己分析が止まるのは、やり方ではなく振り返れる経験が少ないから。楽しかった・しんどかった・褒められたを書き留めて「これから材料を作る」自己分析のやり方と、就活での使い方をまとめました。

就活は何から始める?|情報集めで止まらないための、準備の順番
就活は何から始めればいい?準備を「情報を集める」「自分を知る」「話せる経験を作る」の3つに分け、どこで止まりやすいかと、時間がかかる準備から逆算した手をつける順番を、まだ本格的に始めていない大学2〜3年生向けにまとめました。