働く自信がない大学生へ|「会社で通用する気がしない」のは、まだ比べる材料がないから
就活が近づいて、あるいは内定をもらって、「自分が会社でやっていける気がしない」と感じている大学生に向けた記事です。自信がない理由と、自信がどうやってつくのかを、無理のない順番でまとめました。
働く自信がないのは、能力が足りないからではありません。働いた経験がなく、自分を比べる材料がまだないからです。自信は考えて生まれるものではなく、小さく「できた」を重ねてつきます。
- 比べている相手は、想像の中の社会人ドラマやSNSで見る、慣れきった姿と比べれば、誰でも勝てる気がしません
- 自信は「できた」の記録でつく考えたり調べたりしても、安心は増えても自信は増えにくいです
- 自信がないまま始めていい自信は、始めたあとについてくるものです。失敗しても立て直せるうちに、小さく試しましょう
眠れない、何も手につかない日が続いているなら、自信の話より先に、休むことと相談することを優先してください(下で書いています)。
自信がないのは、比べる材料がないから
「社会人としてやっていける自信がない」と感じるとき、頭の中では、自分と「働いている誰か」を比べています。ただ、その誰かは、実際に見たことのある人ではないことがほとんどです。
ドラマの中の社員、SNSで見る若手、説明会で話す先輩。どれも、慣れたあとの姿です。働いたことのない自分と、慣れきった人を比べれば、差しか見えません。
「それまではドラマやニュースなどの情報でしか得られなかった社会人というイメージが、実際に働くことでより身近に、明確になったと思っています。」
TOKIUMで長期インターンをした学生の体験談
自信がないのは、低い点数がついたからではありません。まだ点数をつける材料がない状態です。材料がないと、人は不安なほうに想像します。だから、考え込むより、小さく働いて材料を手に入れるほうが早く楽になります。
「通用する気がしない」が強くなる瞬間
自信のなさは、ふだんは忘れていても、ある場面で急に大きくなります。思い当たるものはありませんか。
- ESのガクチカ欄を前にしたとき「書けることが、何もない気がする」
バイトやサークルの話が、仕事の役に立つと思えない
- 面接で「入社後どう活躍したいか」と聞かれたとき「働いたことがないのに、分かるわけない」
答えを用意しても、言っている自分が信じられない
- 内定者の集まりで、同期と話したとき「みんな、もう仕事ができそうに見える」
話がうまい人、インターン経験がある人がまぶしく見える
- 入社前の案内や課題が届いたとき「春から本当に、毎日働けるのかな」
何が求められるのか分からず、準備のしようもない
- アルバイトで注意されたとき「こんなことで怒られる自分が、会社でやれるはずがない」
1つの失敗が、自分全体の評価に思えてしまう
Voilに相談に来る学生からも、同じ不安をよく聞きます。どの瞬間にも共通しているのは、まだやっていないことを、想像だけで比べていることです。
あなたの「自信がない」はどれ?
同じ「自信がない」でも、中身は人によって違います。いちばん近いものを選んでみてください。
「会社で何をするのかも分からないのに、できる気がしない」
やること働く現場を、小さくでも自分の目で見る
避けたい情報を集め続けて、想像だけで不安を大きくする
「同期や友達が、自分よりずっとできそうに見える」
やること比べる相手を「他人」から「少し前の自分」に変える
避けたい相手のいちばん良いところと、自分のいちばん弱いところを比べる
「怒られたり、迷惑をかけたりするのが怖い」
やること失敗しても取り返せる場で、先に小さく失敗しておく
避けたい失敗しないように、何も始めない
「何をする気力もない。考えるだけでしんどい」
やることまず休む。ひとりで抱えず、誰かに話す
避けたいしんどいまま、無理に何かを始める
AからCは、どれも「まだ働いた材料がない」ことから来ています。Dに近い人は、次の章を先に読んでください。
自信のなさより、しんどさが大きいとき
眠れない、何も手につかない、気分の落ち込みが何日も続いている。そんなときは、自信をつける方法を考えるより、心と体を休ませることが先です。
大学の学生相談室や保健センターは、こうした悩みを話せる場所です。就活や将来の不安を相談しに行く学生もいます。つらさが強いときや長く続くときは、医療機関に相談してください。
元気が戻ってから動いても、遅すぎることはありません。この記事の続きは、少し楽になってから読めば大丈夫です。
自信は「小さくできた」の積み重ねでつく
自信は、ある日まとめて手に入るものではありません。分からなかったことが分かる、直されていたことが一人でできる。その小さな記録が重なって、「次もたぶんできる」と思えるようになります。
- 分からないことだらけで始まるはじめ言葉も段取りも分からないのが普通です。ここで「向いていない」と決めなくて大丈夫です
- 直されながら覚える慣れるまで何度も直されるのは、教えてもらえている証拠です。同じ指摘をくり返さないことだけ意識します
- 一人でできることが増える続けるうちに前は聞いていたことを、自分で進められるようになります。これが自信の材料になります
- 少し大きな仕事を任されるその先「できた」が増えると、任される範囲が広がります。そこでまた小さく失敗して、また覚えます
「最初は上司から頻繁に訂正が入っていたが、今では一人で考えて業務を進めることができるようになり、一回のチェックで済むようになった。」
FUNDiTで長期インターンをした学生の体験談
「しかし、何度も失敗しながら経験を積む中で実りのある話し合いになるような質問の仕方ができるようになってきています。」
シアンで長期インターンをした学生の体験談
「小さくできた」を積める場所を比べる
働く自信につながる「できた」は、どこで積んでも構いません。大学生がよく選ぶ場所を、3つの見方で比べました。
仕事に近い失敗を
取り返せるできたが
積み上がる
働くこと自体に慣れたい人に。慣れると変化は少なくなる
人と何かを進める経験から始めたい人に
会社の雰囲気を、まず短く見てみたい人に
会社で通用するかを、学生のうちに確かめたい人に
よく当てはまるある程度当てはまりにくい
アルバイトやゼミでの「できた」も、立派な自信の材料です。働くこと自体に慣れたい人は、そこから始めて構いません。
「会社の仕事で通用するか」が不安の中心なら、会社の仕事に近い場所で試すのが近道です。長期インターンは、社員と一緒に会社の仕事を数か月以上続けます。うまくいかなくても、学生のうちなので、次の週に取り返せます。
自信がないまま、長期インターンを始めていい
長期インターンを始めた先輩にも、最初から自信があったわけではない人がいます。不安を抱えたまま、まず行ってみた先輩の言葉です。
「元々ぶっつけ本番で何かをするのは得意ではなく、近年厳しさを増している就活市場で、周りにいる優秀な人達に勝てる自信は全くありませんでした。口先だけ、あるいは付け焼き刃ではなく、自身の成長につながる実践的な経験を得たかったため、長期インターンという選択を取りました。」
シアンで長期インターンをした学生の体験談
「勤務先で直接コミュニケーションを取るために東京に出てきたのですが、組織での動き方や、業界、業務上の専門性についていけるかも不安でした。でも、わからないことがあるなら、何がわからないのか知りに行こうと思って行ってみたら、非常に充実して過ごすことができました。」
TechDoctorとLayerXで長期インターンをした学生の体験談
自信がない人が始めるなら、会社選びで次の3つを確かめておきましょう。
- 基本の仕事から始められるか最初から大きな成果だけを求める会社より、基本から教えてもらえる会社のほうが、「できた」を積みやすいです
- 聞ける人が近くにいるか分からないときに相談できる社員がいると、失敗してもその場で立て直せます
- 決まった曜日に通えるか続けて通うほど、前の自分と比べられる材料が増えます。授業と両立できるかを先に考えておきます
こうした中身は、会社によって大きく違い、求人票ではほとんど見えません。始めること自体が怖い人は、長期インターンが怖い・不安なときに、不安の種類ごとの対処をまとめています。
よくある質問
社会人になる自信がないのは、自分だけ?
内定をもらったけれど、会社で通用する気がしない。入社までに何をすればいい?
自信もスキルもないけれど、長期インターンに応募していい?
就職が不安で、眠れない日が続いている
長期インターン選びも相談できます
Voil(ボイル)は、プロのキャリアアドバイザーが、理想のファーストキャリアに繋がる長期インターン先を紹介する、長期インターン専門のエージェントサービスです。
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