住み込みの長期インターンはどんな仕事をするの？寮や食事の提供あり？

長期インターンとは

長期インターンとは、学生が企業で働き、実務経験が積めるインターンシップのことを指します。

長期インターンでは、学生でも社員と同様の仕事を任されます。

そして、その仕事が労働とみなされることにより、学生にも給与が支払われます。

長期インターンの給与形態は、主に時給制、日給制、成果報酬制の3つです。

長期インターンの参加期間は3ヶ月以上が一般的であり、専門的なスキルを身に着けるには半年〜1年以上の継続が求められています。

長期インターンを実施している会社はベンチャー企業が多く、また首都圏の求人数が多いため、1ヵ月以上の長期インターンを経験している学生は東京圏に集中している傾向があります。

また、長期インターンの期間が長くなるほど、理系学生の参加割合が高いです。

参考記事：https://careers.umbc.edu/employers/internships/what-is-an-internship/

なぜ住み込みの長期インターンがあるの？

長期インターンは出社型のタイプが多いですが、中には住み込みで働く長期インターンも存在します。

住み込みで働くことで、新しい環境に適応する力が身に着いたり、より深い業務を経験することができたりするため、住み込みの長期インターンが増加中です。

住み込みを受け入れてくれた先では仕事だけでなく日常生活も通じて、関係が深まったり、親元を離れた暮らしで自己成長もできます。

また、住み込みの長期インターンは経済的なメリットも多いです。

多くの場合、住居や食事が用意されるため、生活費の負担が減ります。

どんな種類の住み込み長期インターンがある？

住み込み長期インターンの開催地は地方が多く、地方ならではの業種を経験できることが特徴です。

ここでは、実際にどんな種類の住み込み長期インターンがあるのか解説していきます。

①観光

住み込み長期インターンの中でも多いのが観光関係です。

たとえば、ホテルやロッジ、ビラなど宿泊施設であったり、テーマパークなどの観光地での業務があります。

これらの住み込み長期インターンでは寮やアパートなどの住居が用意されており、経済的な負担が少ない中でサービス業の運営や接客について学ぶことができます。

②農業

住み込み長期インターンでは農業関係も多いです。

地方の農家に住み込み、農業の現場で作業します。

単に農作業をするだけでなく、地方復興や町おこしなど地方創生に携わることができるため、フィールドワークなども充実しているという特徴があります。

③異文化交流

住み込み長期インターンには海外関連のものもあります。

特に、海外学生向けの教育プログラムや異文化交流プログラムが多く、語学力を磨ける長期インターンです。

中には、海外で働くインターンもあるため、全く違う価値観を経験するきっかけにもなります。

住み込み長期インターンの探し方と注意点

住み込み長期インターンが気になるけど、どんなインターンなのかもっと詳しく知りたいなと思っている人がいると思います。

実際の求人内容を見てみないと業務がイメージしづらいですよね。

そこで、ここでは住み込み長期インターンの探し方と注意点をお伝えしていきます。

住み込み長期インターンの探し方は以下のとおりです。

①求人サイト

インターンの求人サイトには、短期インターンのみならず長期インターンの求人も掲載されています。

複数業種の求人が掲載されているサイトは条件検索ができる場合がほとんどなので、業界や勤務地を絞って気になる求人を見つけてみてください。

求人サイトを使うと複数の求人を見比べることができるので、初めて求人を見る方におすすめの方法です。

②知人からの紹介

すでに住み込み長期インターンを経験した友人や知人がいる場合は、その方から紹介してもらうことができます。

経験者からの紹介では、実際にどんなインターンだったのかリアルな話が聞けるのがメリットです。

また、知人からの紹介だと選考の特別ルートが存在する場合もあります。

③NPOやNGOの活用

住み込み長期インターンをやっている業界は農業や地方創生などが多いため、NGOやNPOの活用もおすすめです。

気になる地域のNGOやNPOを調べてみて、長期インターン情報が掲載されていないか見てみましょう。

学生向けのインターンを開催している団体であれば、住み込み長期インターンを紹介してもらえる可能性が高いです。

参考記事：https://ccwt.wisc.edu/wp-content/uploads/2022/04/Final_CCWT_report_LR-What-can-we-learn-from-longitudinal-studies-on-the-impacts-of-college-internships.pdf

著者の体験

私は大学3年生のときに長期インターンを始めました。

地方での住み込み長期インターンではなかったですが、海外でホームステイをしながら長期インターンをしていました。

周りで海外長期インターンをしている友人はいましたが、地方で住み込み長期インターンをしている友人はいなかったと思います。

住み込み長期インターンというよりはリゾートバイトの方が多いので、住み込み長期インターンがあることを知らない学生も多いでしょう。

長期休暇などまとまった休みを利用して、地方で働いてみたい人はリゾートバイトだけでなく住み込み長期インターンも選択肢に入れてみてください。

まとめ

今回は、住み込み長期インターンについて解説しました。

住み込み長期インターンでは住居や食事が提供されることが多く、生活費を押さえて、スキルを身に着けつつ、働くことができます。

住み込み長期インターンは、観光や農業、地方創生関連の業種が多いため、これらの業界に関心がある人におすすめです。