良い点だけじゃない！長期インターンで知っておくべき【不利な点】

長期インターンの不利な点

長期インターンが気になっている学生がいると思います。

長期インターンはその名のとおり、長期間継続するインターンなので、参加する際はじっくり検討する人が多いはずです。

そこで、今回は参加を決めるにあたって考えておいてほしい長期インターンの不利な点について見ていきます。

①授業やアルバイトとの両立が厳しい

長期インターンに参加すると学業の次に長期インターンを優先することになるため、参加前と比べるとプライベートな時間が減ってしまいます。

そのため、アルバイトやサークルなどとの両立は簡単ではありません。

シフト制の長期インターンが多いですが、勤務日数や時間の最低条件は定められているため、大学1・2年生など平日の日中に授業が多い人は両立が厳しい場合があります。

授業を優先して、長期インターンが続けられるかスケジュール調整のシミュレーションをすることをおすすめします。

②学生にも責任やノルマが求められる

長期インターンでは、学生も社員と同様の仕事を任されます。

そのため、アルバイトとは違い責任のある仕事を担当したり、職種によってはノルマが課せられたりする場合があります。

想像以上に業務がきつい場合、長期インターンの継続が厳しくなってしまうため、担当する業務内容は事前によく確認しておきましょう。

また、責任の重さやノルマなどがプレッシャーとなり、長期インターンの退職などを視野に入れている時は1人で抱え込まず、相談できる人に話を聞いてもらうことが大切です。

③そもそも選考倍率が高い

長期インターンを始める際は、選考を受けなければなりません。

しかし、その選考はほかのインターン選考と比べて倍率が高く、難しいものとなっています。

そのため、選考難易度が高い点が、長期インターンの最も不利な点と言えるかもしれませんね。

参加したい気持ちはあっても、選考を突破できないと参加できないため、最初の関門と言えるでしょう。

長期インターンは就活に不利になる？

結論、長期インターンは就活に不利になるよりも、有利になることの方が多いです。

もちろん、授業やサークルとの両立が大変であったり、プレッシャーがあったりするため、デメリットがないわけではありません。

しかし、長期インターン経験者は大学生全体で見て数％しかいないため、周りと差別化できる経験と言えます。

また、学生のうちに社会人として必要となる基礎的なビジネススキルを身に着けていたり、実務経験を積んでいたりすることはむしろ就活に有利に働きます。

ただし、就活に有利な経験がしたいと思って長期インターンにただ参加するだけでは就活で活かせる経験は得られないため、目的や目標を持って自主的に行動することが重要です。

参考記事：https://www.newamerica.org/education-policy/edcentral/is-internship-a-bad-word/

長期インターンに参加する時は不利な点の理解も必要

長期インターンに参加するかどうか悩んでいる人は、長期インターンで得られるメリットのみならずデメリット（不利な点）も理解しておきましょう。

デメリットも踏まえたうえで長期インターンで次につながる経験を得ようと決心することは後から後悔しない選択になりますよ。

長期インターン参加を決める際に理解しておくべき不利な点は以下のとおりです。

①サークルやアルバイトなどプライベートな時間が減る

長期インターンを始めると学業の次に長期インターンが優先となります。

そのため、サークルやアルバイトの予定は長期インターンよりも優先度が下がってしまいます。

もちろん、最低条件の勤務日数や時間を守れていれば、サークルやアルバイトを続けることはできますが、今までどおりのスケジュールでは厳しい場合があることを理解しておきましょう。

長期インターン以外に優先したいことがある場合は、事前に長期インターン先に相談しておいたり、勤務時間などの融通が効きやすいリモートワークなどを検討してみるといいでしょう。

②ほかのインターンに参加する機会が限られる

長期インターンは最低でも3ヶ月以上の継続が求められています。

専門的なスキルを身に付けたい場合や、即戦力となって長期インターン先での就職を考えている場合は半年～1年以上の継続が必要です。

このように長期インターンは長い期間継続することになるため、ほかのインターンに参加するチャンスが限られてしまうのは不利な点と言えるかもしれませんね。

複数の長期インターンを経験したい場合は、1・2年生の低学年のうちから長期インターンを始めることもおすすめです。

また、長期インターン中に短期インターンや2週間ほどの中期インターンに参加したい場合は、早めにメンターや上司に相談し、勤務日を調整してみましょう。

参考記事：https://platformmagazine.org/2017/01/10/pros-and-cons-of-interning-during-a-semester/

長期インターンにおける著作者の経験

私は、大学3年生の夏から海外で長期インターンを始めました。

解説でも述べましたが、長期インターンを始めると学業の次に長期インターンの予定が優先されるため、アルバイトやプライベートな時間が減ってしまったことは不利な点（デメリット）だったなと感じています。

しかし、スケジュール以外の点で不利に感じたことはありません。

もちろん任される仕事の大きさや目標達成などプレッシャーを感じるときはありましたが、それ以上に成長を実感できていたので半年ほど続けることができました。

プライベートな時間は減ってしまいますが、ビジネススキルを習得できたり、実務経験を積めたりと長期インターンには就活で有利になる経験がたくさんあります。

また、就活のみならず入社後の長期インターンの経験が活かせる場面は多々あるため、参加を迷っている人は学生ならではの貴重な機会だと思ってぜひ参加を決めてもらえたら嬉しいです。

まとめ

今回は、長期インターンにおける不利な点について解説しました。

長期インターン優先の予定になったり、社員と同様の責任やプレッシャーを持ったりすることはデメリットに当たるかもしれません。

しかし、長期インターンはそれ以上に得られることが多く、就活だけでなく社会人になってからも活かせる経験となります。

参加を悩んでいる方は、メリットとデメリットどちらも踏まえたうえで長期インターンを通してどんな自分になりたいかを考えてみましょう。